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森山大道さんの「ON THE ROAD」展~大阪国立国際美術館

大阪歩きの日記が続きます。
この前に大阪中崎町の日記を書きましたが、その前に大阪の中ノ島と堀江に寄っていました。

大阪中ノ島にある国立国際美術館の森山大道さんの「ON THE ROAD」展を見にいきました。
肥後橋駅で降りて美術館に行く途中にあるお昼に寄りたいと思っていたお店が定休日。
国立国際美術館へ歩く途中にあるお店にはいろうか迷いましたが、そのまま美術館へ。

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初めて国立国際美術館には訪れました。
地上の概観は鉄骨の無機的な感じですが、展示スペースはすべて地階にあります。
地下3階が今回の展示場でした。

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森山大道さんの書籍はいろいろな書店で特集されているのを見ていたのですが、詳しく知ったのが東京阿佐ヶ谷の古本の「銀星舎」さん。そのとき森山大道さんの本も買ったのですが、大阪で展示会をしていることを教えてもらって是非見にいきたいと思っていました。

「大好きな本屋さん(其の四)~東京阿佐ヶ谷」~2011年8月12日の日記
http://momokoros.exblog.jp/15268568/

陰影がとっても強いモノクロの写真。
街の情景の一部を形づくりながら、目をそらすか見ようとしていない光景も撮られているのですが、どこかで見た感じの光景が焼きつけられています。あからさまにできない願望を表現しているかのような写真もあります。見る側と、そこにいやおうなしに存在しているモノやキモチが表現されているような気がします。
初めてみた森山大道さんの展示会の写真を見たときの素直な感想です。

好き嫌いがあるかなって思いますが、私は嫌いではありません。
都会の中に混在する洗練されたものと猥雑なもの、積み重ねられてきた時代の遺産、そして人々の想いが聞こえてきそうです。
by momokororos | 2011-08-29 23:12 | 展示会 | Trackback | Comments(0)

「古今東西をあそぶ 川上澄生 木版画の世界」~世田谷美術館

先日の日記に載せた「ゑげれすいろは人物」。
この本を見て川上澄生さんの版画が好きになってしまったのですが、
東京砧公園の世田谷美術館で、ちょうど川上澄生さんの展示会が開催されていました。

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「川上澄生:木版画の世界」
■ 会期: 2010年3月13日(土)~2010年5月9日(日)
  前期: 3月13日(土)~4月11日(日)
  後期: 4月14日(水)~5月9日(日)
■ 世田谷美術館1階企画展示室
■ 休館日: 毎週月曜日、3月23日(火)
  (ただし3月22日(月・祝)と5月3日(月・祝)は開館)
  休室日: 4月13日(火) ※展示替のため
■ 開館時間: 午前10時-午後6時(入場は閉館の30分前まで)
■ 会場: 世田谷美術館 1階企画展示室
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/

偶然ってあるものですね。早速、出かけてみました。

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連休中の砧公園は、お天気もよくてかなりの人です。家族連れや犬のお散歩など、おもいおもいのスタイルでくつろいでいます。そんな緑の砧公園の奥に世田谷美術館はあります。

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公園の人出に比べて美術館はガラガラでしたが、ゆっくりと見ることができてよかったです。

展示はイソップの物語の版画から展示されていました。
タイトルと3つの絵からなるいわゆる4コマ漫画的な版画です。

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「北風と太陽」なのですが、3コマの絵だけで内容が伝わるのがすごいです。
他にも、肉をくわえた犬が自分の姿が水に映るのを見て思わず肉を落としてしまう物語や、
ウサギとカメの物語などユーモラスなイソップの作品が展示されていました。

東京や横浜、アラスカ、北海道、宇都宮の街の風景の版画も展示されています。

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川上澄生さんは、横浜に生まれ、宇都宮で中学の先生をしていたそうです。
だから、自分のことを「へっぽこ先生」と称していたのですね。
この展示会は、栃木県立美術館所蔵の作品と鹿沼市立川上澄生美術館所蔵の作品の展示です。いつか両方の美術館に行ってみたいものです。


「初夏の風」

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色が抑えられた版画に美しい愛の詩が綴られています。

かぜとなりたや はつなつのかぜとなりたや 
かのひとのまへにはだかり かのひとのうしろよりふく 
はつなつのはつなつの かぜとなりたや

さりげないながらも想いの強さを感じる素敵な版画でした。
棟方志功さんが版画の制作へ転向されたきっかけとなった川上澄生さんの作品です。


「ゑげれすいろは」― 明治調・面白英語読本

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『英国を「ゑげれす」と呼んでいた時代の、少々滑稽な英語教則本にならって、川上もわざとスペルを間違えた英単語を並べたり、少々的はずれの古文調の和訳を付けたりなどして、まさに英語版・明治調といった世界を作り上げた。』(「古今東西をあそぶ 川上澄生 木版画の世界」より)

「ゑげれすいろは人物」は、「人物」以外にも「詩集」「詩畫集」「静物」などがあるみたいです。

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こちらは図録ですが、とっても素敵な展示会でした。

前半の会期が4月11日(日)まで、後半の会期が4月14日(水)から5月9日(日)までで、
後期には大幅な展示入替えがあるみたいで、また後期に見にいきたいと思っています。
by momokororos | 2010-03-22 11:03 | 展示会 | Trackback | Comments(0)