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映画の中に出てくる本の魅力

映画の中に出てくる本にとても魅力を感じます。

「イコライザー」。
何度も見ているのですが、昨晩も見ていました。
悪に立ち向かうバイオレンスもので、主人公の冷静で沈着なまでの心理行動に興味を惹かれます。

つつましい日常の生活の繰り返しをする主人公。夜中に本を読み、そして深夜にいつものカフェで続きを読みます。テーブルに置く本も手順もいつもと同じ。読んでいる本は、マーク・トゥエインの『老人と海』。いつもお店にくる客から「もう釣り上げた?」と聞かれます。

高校生のときに読んだ 『老人と海』を再読しようと、今朝探してみました。おおがかりな捜索になりましたが、見つかりました。

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「ディープインパクト」。
目を負傷した乗組員に話す『白鯨』の出だしのシーン。このシーンに惹かれ、挫折した『白鯨』をまた読んでみようと思いました。

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メルヴィルの白鯨〜『MOBY-DICK IN PICTURES』
2016年8月13日の日記




「ヒューゴの不思議な発明」。
この映画の中にも詩人の名前が出てきます。
駅の時計守の主人公の男の子ヒューゴが、駅の保安官に問いつめられたときに、知りあいの女の子の機転で助けられるシーンです。

「クリスティーナ・ロセッティ。詩人と同じ名前よ。」

映画の中のセリフなので、訳者はわかりませんが、クリスティーナ・ロセッティさんは好きな詩人で、前の日記で詩を紹介したことがあります。

「ヒューゴの不思議な発明」〜素敵な映画と詩
2017年4月28日の日記

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「ローマの休日」。
オードリー・ヘップバーンさんが演じるアン王女が、コロッセオを抜けだし広場で寝ているところを新聞記者のジョーに起こされ、酔っているかのようなアン王女は、ジョーの部屋に。長椅子で寝るように言われたアン王女がつぶやいた詩です。

“Arethusa arose
From her couch of snows
In the Acroceraunian mountains”

「アレトウサーはアクロシローニアの山々の、雪の長椅子から立ち上がらん…。」

アン王女はキーツの詩と主張し、ジョーはシェリーの詩だと主張します。はたして。。
手にいれた『キーツ詩集』には載っていませんでした。あとで調べてみたら、シェリーが正しいそうです。

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「万引き家族」。
先日紹介しましたが、『スイミー』を朗読するシーンがでてきます。

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『スイミー』を読むシーン〜「万引き家族」の映画
2019年7月16日の日記


すぐには思いだせないのですが、映画の中にいろんな本が出ているはずです。
他にもどんな本が映画の中に出ているのか知りたいです。






by momokororos | 2019-07-20 20:55 | | Trackback | Comments(0)

『スイミー』を読むシーン〜「万引き家族」の映画に出てくる絵本

「万引き家族」の映画を見ていたら、スイミーの話しを声に出して読むシーンがあり、ハッとしました。
目で読むのと耳で聞くの大きな違いがあることに気づきました。

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スイミーはおしえた。 けっして はなればなれに ならない こと。みんな もちばを まもる こと。
[レオ・レオニ、『スイミー』より]

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スイミーは、小学2年生のこくごの教科書に載っています。

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絵本のページが忠実にそのまま載っているのではないこと、いま気づきました。それもそうで、海外の絵本は横書き、国語の教科書は縦書きですものね。




by momokororos | 2019-07-16 22:26 | 絵本 | Trackback | Comments(0)

相手の嫌がっていることをキャッチできない鈍感さ〜上野千鶴子さん

先日、上野千鶴子さんが「情熱大陸」に出ているのを見ました。

ずっと前ですが、上野千鶴子さんの本は読んだことがあって、もっと過激な人を想像していたのですが、情熱大陸で見た上野千鶴子さんは温和で格好いいおばあちゃんという感じでした。
信念を持ち、言いたいことをしっかりと言いながら、かつ温和な感じをかもしだす上野千鶴子さんに好印象をいだきました。上野千鶴子さんが自分自身のことを、「いちいち目くじらをたてて、面倒くさい女になっていく」とも言っていたのですが、むしろ微笑ましく思えました。

番組の中で、上野千鶴子さんが

「相手が嫌がっていることをキャッチできないほど鈍感なのが問題」

と、言っていたのが印象的でした。

わたしも鈍感になっていることが多いかもなので気をつけたいと思います。

上野千鶴子さんは、ウィメンズアクションネットワークという組織の理事長をしており、「怒る訓練の場」と言っていたのも気になりました。「怒る」という言葉からイメージされるものはいろいろですが、「正当な権利を言うこと」「不当なことに対して物言いすること」と捉えると納得できます。

少し前に、東大の入学式で、上野千鶴子さんが祝辞を述べているのを見ました。
その全文は、東京大学のWEBページに載っています。

平成31年度東京大学学部入学式 祝辞


お部屋の本を探したら、2冊の上野千鶴子さんの本が出てきました。1988年と1990年に出版された本でした。『女遊び』の本は過激ともいえる内容かもしれません。最近の上野千鶴子さんの著作はまったく読んでいないので、読んでみようかなと思いました。

『女遊び』。

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『ミッドナイトコール』。

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by momokororos | 2019-07-15 22:05 | 気持ち | Trackback | Comments(0)

自分と街のシンクロ〜清水アリカさんの『昆虫の記憶による網膜貯蔵シェルター、及びアンテナ』

清水アリカさんの『昆虫の記憶による網膜貯蔵シェルター、及びアンテナ』。

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学芸大学の流浪堂さんに先日寄ったときに、店長さんから、好きかもしれないと進められた本です。

端的に説明できる本ではないのですが、そこに書かれている断片的な情景に深く共感しました。

流浪堂さんのお店で勧められたあと、店内でパラパラとページをめくり共感したくだりです。

夜の路地をひとり歩いている。少し離れた大通りからひっきりなしに聞こえていたクルマの音がふいに途切れ、入れかわりに路地の植え込みに響く虫の音の高周波がフェイドインし、ふと顔を上げると青白くチラチラ光る螢光灯の向こうにせり出している銀色の満月に遠近感を狂わされ、足もとを確かめようとして目を落とすと、街灯に照らされた影が幾重にも分裂して伸び縮みしながら交錯するのが目にはいり、路地の塀にぶつかって少し遅れて返ってくる自分の足音に気をとられてつまずきよろめくとき、もはや自分がどこにいてどこに行こうとしているのかまったくわからなってしまう、そんな瞬間。
[清水アリカ、『昆虫の記憶による網膜貯蔵シェルター、及びアンテナ』より]



この清水アリカさんの文章を読んで、自分の中に鼓舞されるものを感じます。
都会を歩くのが好きで、意味もなく都会の夜の街を流していることも多々あります。
青山や渋谷あたりで遊び、三宿や西麻布、赤坂に憧れ、神楽坂や自由が丘にはまり、いまだに東京の都心に憧れ、用もないのに都心にでたりすることが多々あります。
大阪では、西梅田、大阪駅前第一ビルから第四ビル、ディアモール、阪神百貨店、お初天神、兎我野町、太融寺町、阪急東通り、阪急百貨店、茶屋町、中崎町あたりの街が、上品さと猥雑さ、洗練と粗野、新しいものと古いものが混在していて、好きでよく界隈を歩いていました。必ずしも上品洗練新しいものがいいとは限らない魅力をかかえています。

チープで猥雑なものから、高級で洗練されたものまであらゆるものが混在する都会。風景は意味のつながりの文脈もなく、切れ切れの風景が視覚を横ぎります。刹那的な視覚の交錯と、さまざまなモノやヒトから発せられる不協和音、ときに魅惑な音楽にも聴こえます、予測できるストーリーもなく、たまたま集まった断片的な風景と喧騒から偶発的なことが起きる可能性をはらんでいます。
そしてそれぞれの、無目的を含んだ多目的、他への関心と無関心、さらにその場にいながら他の場所の誰かとつながり、目的の不明確さに加えて、その場所性の意味すら不確かなものになっています。

自分のココロや気持ちは、内発的なものから真面目なものから雑駁で猥雑なものまで脈絡なく湧きおこっており、そのそれぞれが五感で感じられる外部の世界や風景と部分的刹那的にシンクロ(もしくは拒絶)をしている感じがします。
自分の意識と呼応する風景を再構成した世界が、現実の世界といかに違うか、また自分の風景と人の意識で再構成される風景がいかに違うか面白いかもしれません。


清水アリカさんの文章は他にも興味深いくだりがたくさんで、また話題にしたいと思います、。





by momokororos | 2019-07-14 22:31 | | Trackback | Comments(0)

宇和島の鯛めし〜虎ノ門美味しいもの

このあいだ、愛媛の宇和島を訪れていましたが、鯛めしを出すお店がたくさんありました。
その中の1つに、かどやさんというお店があったのですが、支店が東京虎ノ門にあり、前に食べたことがあったので、宇和島のお店には入りませんでした。

東京に戻ってきてから、虎ノ門のかどやさんで鯛めしをいただきました。

ご飯の上に鯛のお刺身を載せて、その上から卵入りの出汁をかけていただくて味はとっても美味しいです。

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さざえのつぼ焼き。

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お刺身の盛り合わせ。

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亀の手がなかったのが残念でしたが、お店はとても落ちついた雰囲気で、静かに味を堪能できます。また食べたいです。


虎ノ門ヒルズと、新橋から晴海に向かうオリンピックのための広い道路ができたせいで、付近の雰囲気は変わってしまい、むかし行ったお店がどこにあるかがわからなくなっていましたが、大好きな天ぷら屋さんはすぐそばでした。お昼はやめてしまったみたいですが、また食べたいです。

その天ぷら屋さんのことを書いた日記です。

2013年3月1日
東京虎ノ門。東京の天ぷら屋の中でも好きなお店に久しぶりに来てみました。1つ1つ揚げてくれる至福の味わい。職場が近かったときは通っていたのだけどな。といっても歩いて20分でしたが。えび、あなご、おいも、きす、再びえび、芝えびとホタテと百合根とインゲンのかき揚げ。美味しかったです!


やっぱり、新橋より虎ノ門の方が美味しくて落ちついたところが多いような気がします。官公庁が近いせいかなとも思います。虎ノ門ヒルズのあたりに地下鉄の虎ノ門ヒルズ駅が来年できるし、いま東京で一番注目されているエリアかもしれません。


鯛めし〜宇和島美味しいもの
2019年6月5日の日記

美味しい宇和島の鯛めし〜虎ノ門
2017年7月3日の日記



by momokororos | 2019-07-13 22:33 | グルメ | Trackback | Comments(0)

小川洋子さんの『アンネ・フランクの記憶』

小川洋子さんの『アンネ・フランクの記憶』。

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先日読んだ、小川洋子さんと堀江敏幸さんの『あとは切手を、一枚貼るだけ』の本の中に、アンネ・フランクさんのことがたくさんでてきます。

『アンネ・フランクの記憶』は、小川洋子さんが、オランダのアムステルダムにあるアンネ・フランクさんの隠れ家や、学校や、アンネさんを知る人を訪ねたり、アンネさんの生まれたドイツのフランクフルトを訪ねるエッセイです。アンネさんの一家は、フランクフルトからアーヘン、そしてアムステルダムに移っています。



二十六歳の時に小説の新人賞をもらって以来、わたしは幾度も同じ質問を受けるようになった。
「どうして小説を書くようになったのですか」
(中略)
改めて、じっくり考えてみて行き着いたのが、『アンネの日記』だった。わたしが最初に自分を言葉で表現したのは、日記だった。その方法を教えてくれたのが『アンネの日記』なのだ。
[小川洋子、『アンネ・フランクの記憶』より]


小川洋子は、アンネ・フランクさんがお友達に書いた架空の文通のところを注目していて、この『アンネ・フランクの世界』の本の中にも、『あとは切手を、一枚貼るだけ』の本の中にも書いています。


一通目の手紙。

これはかねてからお約束していたお別れの手紙です。
[アンネ・フランク、『アンネの日記』より]

アンネさんが書いた一通目の手紙をジャクリーヌさんが受け取っていないのに、ジャクリーヌさんから返事が来たことして書いた、架空の二通目の手紙です。

お返事たしかに受け取りました。ありがとう。すごくうれしかったわ。
[アンネ・フランク、『アンネの日記』より]

小川洋子さんは、この二通目の手紙を出して空想の世界に遊んでいるアンネさんの想像力にいたく感動をしています。


小川洋子さんの視点で、再び『アンネの日記』を読むと、前に読んで気がつかなかったところや読み飛ばしいたところが見えてきて新鮮です。

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『アンネの日記』を巡る本たち
2016年7月20日の日記



by momokororos | 2019-07-11 22:29 | | Trackback | Comments(0)

手伝うことと時間をあげること〜仲良しさんとのお昼

きのうは仲良しさんとお昼しました。

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仲良しさんは忙しくて、なかなかご飯を食べにいけないのですが、忙しい合間をぬって、近くのお店まで出てきてくれます。いきおい同じお店になること多いのですが。。

思いやりにたけていて控えめな人なので、してほしいことを言えない、全部自分でやってしまう、などが心配です。
わたしが時間を使わせているのでは?と思うこともしばしです。
手伝うこと、そしてそれ以外にも、時間をあげることができないかな、とも思っています。



by momokororos | 2019-07-09 22:43 | 気持ち | Trackback | Comments(0)

神秘的で静謐な圧倒的情景〜スーパーカミオカンデ

小川洋子さんと堀江敏幸さんの『あとは切手を、一枚貼るだけ』を読みおわりました。

手探りで読んでいるという感覚に近い読み方なのですが、主人公の2人の想いと重なるものを感じます。まとまった感想は、まだ自分の中に定着していないので書けないのですが、興味深い話しがたくさんでてきます。

その中の1つが、宇宙素粒子観測施設の見学の話しです。

本の中では、具体的な名前は出てきませんが、岐阜飛騨の神岡町にある世界最大のニュートリノ観測装置のスーパーカミオカンデです。

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[アンドレアス・グルスキー、『Andreas Gursky』より]



わたしは、スーパーカミオカンデは写真でしか見たことがないのですが、1000mもの地底深くのスーパーカミオカンデの内部は、壁には無数の金色の光センサーのガラス菅で覆われ、床は水がたたえられていて、スケールが大きく圧倒的であり、そして神秘的です。写真をよく見ると、水面には人が乗った小舟が浮かんでいます。

『あとは切手を、一枚貼るだけ』には、このスーパーカミオカンデの見学や小舟の話しが出てくるのですが、神秘的なほど静謐に満ちたスーパーカミオカンデの情景と同じように、思索的で深い物語です。私たちの感覚では測れないことに敏感な感覚を持つ2人が主人公で、共通した知識や体験、そしてそのことに対する想いがないと読みすすめるのがむずかしい小説かもしれません。


スーパーカミオカンデの写真が載った写真集の日記を、前に書いています。

マクロ的パターン〜アンドレアス・グルスキーさんの写真集
2017年8月27日の日記

『あとは切手を、一枚貼るだけ』〜小川洋子さんと堀江敏幸さん
2019年7月6日の日記



by momokororos | 2019-07-08 22:41 | | Trackback | Comments(0)

ナイフ投げの真実〜志賀直哉さんの『范の犯罪』と、スティーヴン・ミルハウザーさんの『ナイフ投げ師』

先日、本屋さんで、スティーヴン・ミルハウザーさんの新刊を見つけて手にいれました。
この本はまだ読んでいないので、読んでから紹介したいと思いますが、少し前に尾道の志賀直哉旧居で話していたことを思いだしました。

林芙美子さんの過ごした尾道
2019年6月14日の日記


志賀直哉旧居で館長さん?と話していたときに、志賀直哉さんの『清兵衛と瓢箪・網走まで』の中に収められている「范の犯罪」の短編の小説のことを教えてもらいました。

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奇術師のナイフ投げで、妻である相手にナイフが刺さり死んでしまうのですが、それが故意か過失かの話しが書かれていると教えてもらい、読んでみました。

その話しを読んで、思いだした小説があります。
スティーヴン・ミルハウザーさんの『ナイフ投げ師』。

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『ナイフ投げ師』は大好きな小説で、『范の犯罪』の話しが似ているのでびっくりしました。

『ナイフ投げ師』は、観客から自主的にナイフ投げの標的になる人を募り、ナイフ投げを行うショーの話しです。

ナイフを投げた。ある者は娘が叫び声を上げるのを聞き、ある者は娘の沈黙にはっとしたが、私たちみんなの胸にとどまったのは、ナイフが板に刺さる音が聞こえなかったという点だった。
[スティーヴン・ミルハウザー、『ナイフ投げ師』より]


スティーヴン・ミルハウザーさんはそれを見ていた観客の視点心理で、志賀直哉さんの方はナイフ投げをした奇術師の視点心理で書かれているのが違います。

同じような話しが書かれている、ということを志賀直哉旧居の館長さんに話したら、ぜひ読んでみたいと言っていました。


スティーブン・ミルハウザーさんの『ナイフ投げ師』のことを書いた日記です。2008年に読んだ本のベストに入っていて、好きな本で29位でした。

2008年に読んだ本はベスト
2009年2月21日の日記

わたしの好きな本〜ベスト26位から30位
2018年4月19日の日記



by momokororos | 2019-07-07 22:21 | | Trackback(9) | Comments(0)

『あとは切手を、一枚貼るだけ』〜小川洋子さんと堀江敏幸さん

小川洋子さんと堀江敏幸さんの『あとは切手を、一枚貼るだけ』。

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小川洋子さんが大好きなのですが、本屋さんで見かけて中身を見ずに手にいれた一冊です。

14通の手紙のやりとりですすむ物語。

出だしの1通目から、抽象度に観念性が高く、2通目に出てくる、作家のドナルド・エヴァンズさんとユジェン・バフチャルさんの2人とも知らず、書いてあることがイメージできません。

難解な文章?に想像のできない作家さん。そこで読むのを諦めるのもありでしたが、こんなくだりが書かれていました。

ぼくはその本の著者、ユジェン・バフチャル ー 片方ずつ視力を失い、ついに盲目となった写真家 ー の内側に入り込み、読めない言語で書かれている本を読めないままに読み返し、読者なのか作者なのかが不分明になるほどのめり込んでいきました。現実と夢想の入りまじったこの本との関係を、ぼくはきみと共有したかったのです。
[小川洋子、堀江敏幸、『あとは切手を、一枚貼るだけ』より]


このユジェン・バフチャルさんという写真家に興味を惹かれ、どんな作品を残したかをネットで少し調べてみました。ネットがなかった時代では、その場で調べようもなく、読むのを諦めていた本かもしれません。

2人の写真集を探しに、渋谷にある totodoさんへ。久しぶりの渋谷の桜丘あたりは再開中で何本か道がなくなっていて迷いました。
totodoさんの店長さんに聞いたら、ユジェン・バフチャルさんは、お店には今はない本だけど、以前は好きでお店に入れていたことを聞きました。店長さんには、是非手にいれてほしいと伝えました。
ユジェン・バフチャル さんについて書いてある展覧会の図録があることを教えてもらいれて手にいれました。 こちらにはユジャン・バフチャルと書いてあります。

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多重露光の幻想的な感じです。

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そして、中目黒のdessinさんに、ドナルド・エヴァンズさんの図録があるということを聞き、dessinさんに出向きました。エヴァンズさんは空想で絵を描いている切手の作品を残しています。エヴァンズさんはdessinさんのスタッフさんが好きと言っていました。

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サラ・ミッダさんがこんなテイストの絵を描いていますね。



『あとは切手を、一枚貼るだけ』の本は、2人の作家さんのことを知ったから先に進めるかもしれないので、先を読んでみようかなと思います。



by momokororos | 2019-07-06 11:54 | | Trackback | Comments(2)