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秋の夜気

秋の冷んやりした空気に、風がすこしあって木々がざわめくいい夜です。

ときおり風に吹かれ、秋の夜気を感じてわたしもいる、ことを思います。
星が輝く空と横たわる雲に悠久のときを感じます。

耳を澄ませ、夢を見るような。
こんな夜はずっと外にいて、想いをめぐらせたいです。
by momokororos | 2016-10-06 22:07 | 気持ち | Trackback | Comments(0)

『わたしの小さな古本屋』〜倉敷の蟲文庫さん

田中美穂さんの『わたしの小さな古本屋』。

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うまく撮れていませんが、表紙は平岡瞳さんの版画です。知らずに買っていましたが、教えてもらいました。

平岡瞳さんは素敵な版画を作られる方で、前に中目黒のdessinさんで展示を見たことがあります。10/7(金)から23(日)まで、中目黒のdessinさんで「海と街」の展示会がまたあるので楽しみにしていたところでした。

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『わたしの小さな古本屋』の著者の田中美穂さんは、倉敷にある古本屋さん。
一度訪れたことがあります。

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とっても風情ある通り沿いの日本家屋の一軒家です。

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『わたしの小さな古本屋』には、小山清さんの『落穂拾い・雪の宿』の話しが出てきます。小山清さんは姫路のおひさまゆうびん舎さんからおすすめしてもらった本で、私はちくま文庫の版で読んでいます。

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この小説は、売れない作家である「僕」と緑陰書房という小さな古本屋を営む少女との淡い交流が描かれた、端正で味わいの深い作品なのですが、(後略)
[田中美穂、『わたしの小さな古本屋』より]

また再読してみたくなりました。


リチャード・ブローディガンさんの『アメリカの鱒釣り』のことも載っています。

ブローディガンの、なんだかわかったような、よくわからないような、詩的で浮遊感のある世界が、そのまま、わかったような、わからないような詩的な浮遊感でもって書かれてあって、「なるほど、そうか」と、それまでつかみかねていたブローディガンの世界は、「何もつかむ必要などはない」ということに、ぼんやり気がついたのでした。
[田中美穂、『わたしの小さな古本屋』より]

かなり前に『アメリカの鱒釣り』を読んでみましたが、わからないと思った1人です。「何もつかむ必要などはない」とはどうゆうことなのか気になります。

この前に手にいれた、小林健二さんの『ぼくらの鉱石ラジオ』を蟲文庫さんのお店で扱ったことがある話しも載っていて、かなり楽しく読みました。

こんな文章も載っていました。

蟲文庫は、お客さんから買い取った古本が大半を占めているため、いわゆるセレクトショップ的な品揃えではなく、むしろ雑多と言えるほど。ただ、喫茶店などでもそうですが、お店に集まるお客さんというのは、みんなどこか似たところがあって、そんな人たちが醸し出す空気のようなもので店の雰囲気が出来上がっていくようなところがあります。
それは古本屋も同じで、いつのまにか、趣味の似た人が本を売りに来てくれたり、買いに来てくれたりするようになるのです。
ときどき、何気なく入って来られたようなかたからも「なんだかうちの本棚を見ているみたいですよ」と言われることがありますが、たぶんそういうことなのだと思います。
店というのは、時間とともに、店主の気配が丸く広がり、良い意味で薄まって、いろんな人のそれとなじんでくるのではないでしょうか。
[田中美穂、『わたしの小さな古本屋』より]

1つ前の日記の「美味しい料理のこと〜『みをつくし料理帖』」の日記の中で、主人(招く側)とお客(招かれる側)が対等になって、共にその「空間」と「時間」を楽しむことを意味する「主客一体」のことを書いたのですが、「集まるお客さんが醸し出す空気のようなもので店の雰囲気が出来上がっていく」と同じようなことが書かれているのでうれしくなりました。

また倉敷の蟲文庫さんに行ってみたくなりました。

by momokororos | 2016-10-05 23:56 | | Trackback | Comments(0)

美味しい料理のこと〜『みをつくし料理帖』

高田郁さんの、みをつくし料理帖シリーズの『心星ひとつ』のくだり。

つる家は本当に良い常客に恵まれた、と澪はつくづく思う。昔、天満一兆庵の嘉兵衛から教わったことだが、何かを美味しい、と思うのは、ただ料理の味のみで決まるものではない。どんな場所で誰と食べるか、というのも大いに味を左右する。見知らぬ者同士が料理をきっかけに話したり、ほかのお客の会話に相槌を打ったりして、和やかな雰囲気の中で食べるものは、いずれも美味しく感じるものだ。
つる家の料理を美味しくするのお客さんたちだわ、と思った途端、澪のまゆは曇った。
[高田郁、『心星ひとつ』より]

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高田郁さんのみをつくし料理帖シリーズは、大好きな本の1つです。

『心星ひとつ』を読みながら思いが巡ります。

そのむかし料理は、味・雰囲気・人、と思っていたのが、いつしか、人・味・雰囲気、と思うようになっていました。さらに美味しいねって言える相手がいるなら、なお美味しくいただけるような気がします。

高田郁さんの『心星ひとつ』を読んでいて、他のお客さんの存在も大きいなって思いました。
初めてお店で出会った お客さんと会話をしたり、お店の主人と他のお客さんとの会話をすることもさることながら、美味しいと会話が弾んでいるお客の楽しげな様子や、そのお客の食べているものも気になり同じものを頼んでみたくなったりすることもあります。

禅の言葉に、「主客一体」という言葉があるのですが、主人(招く側)とお客(招かれる側)が対等になって、共にその「空間」と「時間」を楽しむことを意味します。
主人の一方的な気配りではなく、お客の方も気配りやその場にみあう品格やたしなみをされる考え方だと思っています。
茶道では、「一座建立」という言葉で表します。

サービスをする側とサービスを受ける側という区分けではない、その場の空気感、雰囲気をお客である私も意識して振る舞うし、振る舞いたいです。

高田郁さんの本を読みながら、ここ最近美味しくいただいてきた金沢、岡山、札幌、富山のお店を思いだし、また行きたいなって思ってしまいます。

by momokororos | 2016-10-04 23:12 | 料理 | Trackback | Comments(0)

北欧の可愛い絵本〜アニカ・ベスコフさん

アニカ・ベスコフさんの『Mick och Mette』の絵本。

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可愛いイラストです。

表紙に書いてある”och”はスウェーデン語で、”and”の意味です。

ストックホルムの出版社から1949年に出版された絵本で、京都西陣のマヤルカ古書店さんで手にいれた絵本です。

最初は、エルサ・ベスコフさんの絵本かなって思っていたのですが、アニカ・ベスコフさんでした。

見開きの左のページと右のページです。

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幼い感じのながら上手なモノクロの絵と、色の載った可愛らしい絵が対になっています。

いろんな動物が出てきます。

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ヘビで縄跳びです(笑)

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ヘビで木登りもしちゃってます。

動物たちとさよならです。

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エルサ・ベスコフさんの絵本に、『おりこうなアニカ』という絵本があるのですが、エルサさんの娘さんがアニカさんかなとも思いました。
アニカさんのことを絵本屋さんに聞いてみて調べてくれたのですがわかりませんでした。

エルサ・ベスコフさんの絵本は2冊くらい持っているはずなのですが、見つかりませんでした。今度しっかり探したいと思います。

by momokororos | 2016-10-03 22:14 | 絵本 | Trackback | Comments(0)