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今日の午前中は雨でしたが、午後からお天気が急に回復してお出かけ日和でした。
東京青山にある雑貨屋の「「Arrivee et Depart(アリヴェデパール)」さんと「prickle(プリックル)」さんが閉店する日だったのですが、いい日和になってよかったって思いました。 お店に訪れたとき、prickleさんのオーナーさんとまつどあけみさんがいらしていて少しお話し、お店から出るときもArrivee et Departさんのスタッフの方とお話しして、すっかりお店の写真を撮るのを忘れてしまいました。こちらは2月半ばに訪れたときの写真です。 ![]() やっぱり今日は大混雑でした。 prickleさんの青山店のスタッフの方やオーナーさん、Arrivee et Departさんのスタッフの方とお話しをしながらゆっくり雑貨を見させてもらいました。 prickleさんから「Robin」ちゃんの雑貨のプレゼントをもらいました。 ![]() 素敵なモノを見させていただいいるだけでも幸せなのですが、うれしかったです。 Robinちゃんはprickleさんの看板ウサギさんで、おっきなものからちっさいものまでいろいろあります。最近そのかわいらしさに目覚めました。絵本も雑貨もそうなんですが、じわじわってわかってくる魅力のモノがあります。 前からかわいいなって思っていたこんな作品も買いました。 ![]() 雑貨屋さんや本屋さんなどお店に何度も訪れているにもかかわらず見逃しているモノ多いことを感じます。お店の人とお話しさせていただいて魅力に気づかされ、魅力を感じてくる作品があります。作家さんの作品の魅力に加えて、作家さんの姿や工夫が見えると輝いてみえるモノもありますね。やっぱり人の語る言葉ってすごいなって思います。 Arrivee et Departさんは東京都内と兵庫西宮に、prickleさんは大阪堀江にお店があるものの、 雑貨の魅力やお店共通のコンセプトとは別に、街の雰囲気と来るお客さんとお店のスタッフが一体となってその場所のお店の魅力を作りだしているものがあって、その街からお店がなくなってしまうのはとってもさみしいものを感じます。 ▲
by momokororos
| 2010-02-28 22:47
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先日、久しぶりに高円寺の絵本の「Salon au ciel blue」さんに寄ってみました。
![]() http://www.skyfish.gr.jp/ Salon au ciel blueさんは、出版の「skyfish graphix(スカイフィッシュ・グラフィックス)」さんが手がけるお店で、JR高円寺駅の南口を少し下ったところのビルの5階にあります。 去年、「ecute立川」で、「skyfish graphix」さんと「vanilla chair (バニラ・チェア)」さんと「るすばんばんするかいしゃ」さんの3つのお店が共同で、「秋の夜長を楽しむ絵本と雑貨」展という展示会を開催していたのですが、残念ながら見にいくことができませんでした。 お店の方といろいろお話しさせてもらって店内を見ていました。 出版されている絵本に海外の絵本、そして絵本にまつわる雑貨が店内に置いてありますが、どちらかというと雑貨の方が多いかなって感じです。出版されている絵本は、雑貨屋さんに置いてあることが多くて、その絵本の小さなパンフレットを1つ1つ作っています。形が違うかわいらしいパンフレットなんです。 ![]() お店に並んでいる絵本で目にとまったのが、フランスの絵本とデンマークの絵本でした。 どちらも素敵で迷ったのですが、デンマークの絵本の色がとってもきれいだったので手にいれました。 ![]() フランス語で太陽がソレイユなので、タイトルの「Solen」が連想できる他は、 書かれている言葉はわかりませんが、絵だけでストーリーが追える絵本です。 太陽が病気になりモノクロの街になってしまいました。太陽の子どもたち?が 虹から色を取り、街のいろんなものに色を塗っていく話しです。 天使爛漫に色を塗ってしまうので、街の人々は大混乱です。 ![]() ![]() ![]() 1965年の絵本なのですが、色がとっても素晴らしいです。 Salon au ciel blueさんのあとに同じく高円寺の絵本屋の「るすばんばんするかいしゃ」さんに寄って店長さんとこの絵本を見ていたのですが昔翻訳されていたそうです。残念ながら絶版なのですがこんなタイトルです。 「おひさまがかぜをひいたら」アーネ・オンガーマン 作、木村由利子 訳、文化出版局 家の近くの図書館で探してみたのですが、残念ながらありませんでした。 またどこかで見つけてみてみたいと思っています。 世界に色を塗る話しは、アーノルド・ローベルさんの絵本にもあります。 ![]() こちらは魔法使いが世界に色を塗って、人々が混乱します。 ![]() エリサ・クレヴェンさんの「おひさまパン」もお日様のことを描いた絵本です。 ![]() おひさまが出なくてみんなイライラ陰気になっているのですが、 パン屋さんがおひさまパンを作ることを提案してみんなで手伝います。 とっても明るい気持ちになる絵本で大好きなんです。 ユッタ・バウアーさんの色の絵本も素敵です。 ![]() いろんな色を家来に持つ女王さま、色の家来と遊びますがところが... こちらも色の持つ力を素敵に表現した絵本です。 ドン・フリーマンさんの虹の絵本も色がきれいです。 ![]() 虹と遊ぶ男の子、遊んでいるうちに虹はどこかに隠れてしまいますが、はたしてどこへ? まだまだ素敵な色の絵本がたくさんありそうです。 絵本の魅力は果てしないです。そんな魅力を伝えていければいいなって思っています。 ▲
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| 2010-02-26 21:42
| 絵本
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世田谷巡りの続きです。
静嘉堂文庫美術館を訪れたあとに成城学園前にでました。 小田急線の成城学園前はいわずと知れた高級住宅地なんですが、 駅ビルの「成城コルティ」に、寄ってみたかった雑貨屋さんがあります。 「HANSEL&GRETEL(ヘンゼル&グレーテル)」さん。 ![]() 落ち着いた感じのお店で広いです。 正面奥には本の棚。ゆったりと本が置かれていて個性的な品揃えでした。 京都河原町三条、大阪梅田、東京新宿の「Anger(アンジェ)」さんに似た感じです。 成城学園前から千歳船橋に移り、バスで芦花公園にある世田谷文学館へ。 「石井桃子展」が開催されています。 ![]() 「石井桃子展」 ■ 2010年2月6日(土)~4月11日(日) ■ 世田谷文学館 ■ 10:00~18:00(ミュージアムショップは17時まで。展覧会入場は17時30分まで。) ■ 休館日:毎週月曜日(ただし、3月22日は開館、翌日休館) ■ 〒157-0062 世田谷区南鳥山1-10-10 ■ TEL 03-5374-9111 ■ http://www.setabun.or.jp/ 石井桃子さんが手がけられた翻訳絵本や草稿原稿、ご自身の著書など、作品別に展示されており、内容の一部と石井桃子さんの想いが大きくパネルで展示されています。 一番奥のビデオ映像の音楽が館内に流れていて、石井桃子さんの生涯に思いを馳せて思わず涙があふれてきてしまいました。石井桃子さんは101歳まで生きられたんですね。 パンフレットも絵本の表紙を切手のシート風に仕上げていて素敵です。 ![]() 展示会場では、「クマのプーさん」をはじめ、石井桃子さんが手がけた古い版の絵本や本が展示されていています。「クマのプーさん」の80年記念のアニバーサリー・エディションの本を持っていますが、古い版の本は味わいがあります。むしろモノクロのさし絵の方がいいかもです。 今日、表参道の「COW BOOKS」さんに寄ってみたら、ほしいなって思ってた「クマのプーさん」の箱入りの本を見つけました。クマのプーさんの本がお店にあったのは前から気づいていたのですが、興味の持ち方次第で見えてくるもの違うなってあらためて思いました。 ![]() ![]() アニバーサリー・エディションの方はこんな感じの本です。 ![]() ![]() 1階の常設展は、前に2階にあった「文学に描かれた世田谷100年の物語」の展示です。 ![]() 世田谷ゆかりの文学の作家さんの本の中の世田谷の風景のくだりを紹介しています。 林芙美子さんの「放浪記」、萩原朔太郎さんの「猫町」、宇野千代さん、三好達治さん、 坂口安吾さん、森茉莉など、文学世田谷散歩が楽しめてとっても楽しいです。 こんなパンフレットをもらってきました。 ![]() 萩原朔太郎さんの「猫町」は大好きな本なんです。 下北沢の街が猫町の舞台かどうかわかりませんが、下北沢の街はかなり迷宮です。 同じような街だと感じているのが自由が丘の街です。 下北沢も自由が丘も、2つの電車が斜めに交差していて、土地にアップダウンがあるために踏み切りを横切っていた電車が高架を走っていたり、住宅地とお店が混在していたりと、街を捉えるのがとってもむずかしい街ですが、そこが魅力的だったりします。 ▲
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| 2010-02-14 22:23
| 絵本
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寒い日が続きますが、いろいろとお出かけしています。
久しぶりに東京世田谷の二子玉川に降りました。 二子玉川にある「玉川高島屋」はお洒落な百貨店で、お洋服のお店やおいしいお店もたくさん入っていて一目おかれる百貨店です。高島屋とは駅の逆側にある南側も大規模な再開発中でかなり魅力的な街になりそうです。 高島屋南館の裏のエリアは昔からおいしい飲食店がたくさんあるエリアなのですが、柳小路と呼ばれる場所に、1、2年前からおいしい飲食店ビルがぞくぞくと建ってきています。情緒を感じさせる雰囲気の小路になってきていて、今も新しい建物が工事中で一層素敵なエリアになりそうです。 飲食店だけでなく、道をはさんだ一画に、カフェに器にリネンに花屋のお店があって素敵です。 ![]() ![]() ![]() あまりに寒くて温かいものを食べて元気になろうと思い、ユッケジャンクッパを食べました。 体は温かくなったのですが、食べただけで疲れてしまい本末転倒です。 駅前からバスに乗り、「静嘉堂文庫美術館」へ。 ![]() 何年も前から見たいと思い続けていた、国宝の「曜変天目茶碗」の展示が開催されています。 「国宝・曜変天目と付藻茄子 ―茶道具名品展―」 ■ 2010年 2月6日(土)~3月22日(月・振替休日) ■ 静嘉堂文庫美術館 ■ 開館時間 午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで) ■ 休 館 日 毎週月曜日(3月22日は開館) ■ 〒157-0076 東京都世田谷区岡本2-23-1 TEL. 03-3700-0007 ■ http://www.seikado.or.jp/ 門を入ってから深い木立の中をかなり歩いて、美術館の建物に到着します。 お隣りには、静嘉堂文庫の建物があります。 ![]() 国宝の「曜変天目茶碗」は、瑠璃色の光彩をはなつ美しい茶碗で、 「茶碗の中に満天の星を見るかのような神秘的な美しさをもつ。」と言われています。 ![]() 静嘉堂文庫美術館で購入した「静嘉堂茶道具鑑賞の手引き」に載っている写真です。 曜変天目茶碗は、大阪の藤田美術館や京都の大徳寺龍光院にもあっていずれも国宝です。 展示品の中には、徳川家康が大阪夏の陣の大阪城の焼け跡から欠片を集めさせて復元させたという、「唐物茄子茶入れ 付藻茄子(松永茄子)」「唐物茄子茶入れ 松本茄子(紹鴎茄子)」の展示もあり、形は茄子の形でとってもかわいらしいです。さらに漆の塗りが美しいんです。この茶入れのX線写真を見ると破片をついだ姿が浮かびあがってきていて、ほんとうに割れてしまった破片をついで作り直したんだなって感慨深かったです。 野々村仁清作の「数茶入」の18点も展示されていて、形の妙を楽しめます。 お茶にかかわらない人でも、形の美しさを堪能できる展示会だと思いました。 静嘉堂文庫美術館をあとにして、成城学園までバスで出て世田谷巡りを続けます。 ▲
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| 2010-02-13 22:43
| 展示会
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先週末の金曜日、仕事を終えたあとに中目黒へ。
しばらくぶりで「COW BOOKS」さんの中目黒のお店へ寄りました。 ![]() http://www.cowbooks.jp/ すらりと並んだ本棚が壮観です。素敵に見えるのは本棚のせいだけではなく、昔の箱入りの装丁の本が並んでいるからかなって思いました。ちょっとだけ寄るつもりが素敵な本がたくさんなので長居してしまいました。ほしい本があまりに多くて危険なので?お店の方と少しだけお話ししてお店をあとにしました。 表参道に移り、「Arrivee et Depart 」さんに少しだけ寄って、青山の「COW BOOKS」さんへ。 ![]() http://www.cowbooks.jp/ こちらのお店でも前からほしい本が何冊もあるのですが、またほしいなって思う本を見つけました。今度あったら買いたいなって思っていたのですが、昨日お店に寄って買ってしまいました。また読んだら紹介したいって思っています。 次の日の土曜日は、図書館で絵本を読んだあとに、渋谷の「flying books」さんへ。 ![]() http://www.flying-books.com/ いい絵本と堀口大學さんの詩集と全集があって心が騒ぎました。 堀口大學さんの詩集は表参道の日月堂さんでも見つけていて悩ましいです。 井の頭線で三鷹台に移り、絵本の「B/RABBITS」さんへ。 ![]() 絵本を見ながら店長さんとお話しして3時間も過ごしてしまいました。 自分の好みの絵本だけでなく、いろんな絵本を紹介してもらえてとっても楽しいです。 丸木俊さんの「うさぎのいえ」が素敵でした。 ![]() 大胆な絵です。 ![]() ![]() ![]() このキツネのぞんざいな態度や表情の表現がとっても素晴らしいです。 実は、キツネやオオカミの絵本が大好きで、今度紹介できたらって思っています。 もう1つ丸木俊さんの絵本「うみのがくたい」を買いました。 ![]() こちらもクジラをはじめとする海の魚たちが魅力的に描かれています。 アーノルド・ローベルさんの絵本です。 ![]() 昔の映画館が舞台なのですが、その描き方もとってもいい感じです。 この絵本は図書館で見ていたのですが、改めて素敵な絵本だと思いました。 吉祥寺に寄るか寄らないかで迷ったのですが、 しばらく訪れていない本屋の「百年」さんだけ寄ろうと思いお店に向かいます。 ![]() http://100hyakunen.com/ 入って右横が絵本の棚です。スペースはそんなにとられていないのですが、絵本結構あります。1つ1つ取りだして見ていました。flying booksさんもそうなんのですが、百年さんでもときどき素敵な絵本が見つかるので見逃せません。 百年さんのお隣りは、「にじ画廊」さんで、やっぱり寄ってしまいました。 ![]() http://www12.ocn.ne.jp/~niji/index.htm ここまで来たのだからと思い、絵本の「TOMS BOXS(トムズボックス)」さんへ。 ![]() http://www.tomsbox.co.jp/ かなり個性的な絵本屋さんで絵本の原画展が常に開催されています。 TOMS BOXSさんは、「Karl Capek(カレルチャペック)」さんの店内の中にあるので、 Karl Capekさんの店内もつい見てしまいました。 http://karel-capek.cocolog-nifty.com/ カレルチャペックさんの地下にある韓国料理屋さんは閉店したみたいです。 地下に降りる階段の壁に荒井良二さんの絵が描かれていて素敵な感じだったのですが。 吉祥寺の駅ビルの「ロンロン」は2月末、伊勢丹吉祥寺店も3月半ばで閉店するそうで、 吉祥寺は変わってしまうのかなっと思ってしまいます。 阿佐ヶ谷の古本の「銀星舎」さんは芸術関連の本が充実していて(絵本もあります)、 ほしいなって思っていた本もあって寄りたかったのですが、時間がなくなりそうだったので寄りませんでした。もう少し駅から近ければなあっと思ったりします。 高円寺に移り、絵本の「るすばんばんするかいしゃ」さんへ。 http://blog.goo.ne.jp/nabusuraynohe RosaLind Welcher (ロザリンド・ウェルチャー)さんの1944年のクリスマスの絵本が入ったことを教えてもらいました。ロザリンド・ウェルチャーさんは大好きな絵本作家さんの1人なんです。 ![]() シンプルな線画で子供たちを描いたロザリンド・ウェルチャーさんの絵本が大好きなんですが、 この絵本は、違ったテイストで描かれています。 ![]() ![]() ![]() ![]() 色遣いといい動物の描き方といい、かわいいんです。 お店で見たときは、初めて見たような気がしましたが、去年の12月に神戸の絵本の「Fabulous OLD BOOK(ファビラス・オールド・ブック)」さんで見ていたことを思いだしました。 もう1つ、マーシャ・ブラウンさんの「あおいやまいぬ」という素敵な絵本を見つけました。 ![]() この絵本のことを先程のB/RABBITSさんで話していたのですが、こちらにあるとはびっくりです。 版画だと思うのですが、東洋的なイメージと色が素敵な絵本です。 ![]() ![]() 絵本のことを話しながら2時間半くらいいてしまい、気がついたら8時半を過ぎていました。 中央線沿線は結構遠くて家に戻ると10時半でした。 いいと思う本や絵本を持ち帰れていないのも多いのですが、本屋巡りは楽しいです。 ▲
by momokororos
| 2010-02-11 20:48
| 絵本
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梅のお花がちらほら咲いてきているのに気づきました。
桜のお花は、咲く前からちまたで盛りあがっているのでわかるのですが、 梅のお花は、ふと気がついたときには咲いてきていて驚かされます。 いつのまにかもう春が近くなっているんですね。 お花が大好きなのですが、ここ最近話題にしていないなって思います。 明日はとっても暖かいそうです。 ▲
by momokororos
| 2010-02-08 22:34
| お花
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久しぶりに、お部屋のかわいいものの紹介です。
今回はオーディオラックの上に並べている好きなモノです。 ![]() 左端のカバくんは「Bruno」さんのお人形さん、真ん中のマトリョーシカは「kana」さんのお人形で3セット持っているのですが組みあわせがわからなくなってしまっていて、kanaさんに今度お会いしたときに確かめなくてはって思っています。その横で寝転がっているコブタくんは「坂口知香」さんのお人形です。 右側のウサギさんの丸い箱も「kana」さんの作品です。かわいさだけではないウサギさんは大好きで、ウサギさんのマトリョーシカがあったり、ウサギさんのラッピングペーパーも素敵で壁に貼っていたりします。 後ろの真ん中の女の子とトラのイラストの缶は山田詩子さんの紅茶缶です。 左の絵と奥の絵はフランスで昔使われていたビュバー(インク吸い取り紙)です。こんな素敵なデザインの紙にインクを吸わせていたなんてびっくりですね。 奥の絵はフランスの「ルフォール・オプノ」さんのイラストで、「机周りのかわいいモノ~お部屋の雑貨(其の三)」で紹介した机の後ろの壁にかかっているポスターと同じ作家さんです。サヴィニャックさんと同じ時代に活躍した方です。 右の絵はチェコの「ヨゼフ・パレチェク」さんの絵です。パレチェクさんの絵本は色遣いと細かな描きこみでとっても素敵です。日本語訳の絵本もたくさん出ています。 この次はお部屋の中にいろいろとあるかわいい雑貨を紹介できれば、と思います。 ▲
by momokororos
| 2010-02-07 22:46
| 雑貨
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同じ食べるならおいしいものを食べたい!と思っています。探検してお昼にはいろいろ食べていたりもしながらグルメな話題を最近書いていません。おいしいものを想いおこすかのように食の本をいろいろ読んでいるのですが、最近読んだ本の紹介です。
小島政二郎さんの「吟味手帳」(日本経済新聞社) ![]() COW BOOKさんで「京都なるかな」と「熊本城の美しさ」の章を見て買いました。 京都も好きですが、熊本城は全国で一番好きなお城で共感しました。 熊本城が出てくるくだりは、ほんのわずかなんですけどね。 東京、京都、大阪、神戸、名古屋、長崎、福岡など全国のおいしいところが満載です。 おいしいものはとことんまで褒め、そうは感じられないものは辛口になります。 昭和46年の本なのですが、今でも残っているお店がいろいろと出てきます。 中でも京都のおいしいお店の話題が一番多いです。京都のことを贔屓にしすぎたと言っていながら、また京都の味の話になっています。堺萬、鍵善、鳥弥三、大市、辻留、麩嘉、湯葉半、河繁、京味、神馬堂、松屋常磐など、お料理から甘いものまで、旅や料理を囲む文人たちの交遊も含めて描かれています。 行ったことのあるお店に共感し、行ったことのないお店に憧れながら読み進めていました。 これをきっかけに自分の舌で確かめてみたいって思っています。 京都国立博物館近くにある鰻雑炊の「わらじや」、昔は「わらんぢや」で、今のお店と別物のお店だったそうです。蝋燭の火を照明として使っていた頃もあったとのこと。谷崎潤一郎さんが訪れたときの話しや「陰翳礼讃」の文章のくだりも引用されています。陰翳礼讃は好きな本なのですが、あらためて読んでみたいなって思いました。 鳥料理の話題が後半に書かれていて、鳥好きの私にはたまらない文章で、お店が今でもあるかな、という期待感も持ちながら読み進めていました。久しぶりに行きたいなって思うところがたくさんでした。その中でも東京の薬研堀の「鳥安」さんは、値段はかなりはりますが行ってみたいなって思う筆頭です。 「今も繁昌している鳥屋は十軒近くあるだろうが、昔馴染の第一は、薬研堀の鳥安を挙げなければなるまい。鳥と言っても、ここは相鴨だ。相鴨とは、よくは知らないが、鴨とあひるの合の子だそうだ。これが存外うまい。私なんかには、本当の鴨よりも癖がなくってうまい。こんなことを言うと、本当の食通には笑われるだろう。この店は、古くは谷崎潤一郎の御贔屓の店だった。初めはジュージュー焼いて食べる。谷崎好みのしつッこい味で、しつッこい物の好きな私には幾らでも食べられる。」 (小島政二郎「吟味手帳」より) 天麩羅のうまいお店もでてきます。 料理の中で天麩羅が一番好きなのですが、今でもあるお店が載っていてうっとりです。 少し前に神戸元町の「ハニカムブックス」さんで買った「あまカラ」にも、 小島政二郎さんが「食ひしん坊」というタイトルで連載を載せていました。 ![]() 1960年7月の「あまカラ」の中の連載は、「食ひしん坊(102)」が載っています。 連載が102とはすごいです。どこまで続いていたのでしょうか。 ![]() ![]() 昔の作家さんは、うまいものを食べているような気がするのは気のせいでしょうか。 今のお店からすると、かなり高いと思うお店に訪れていていて憧れます。 嵐山光三郎さんの「文人悪食」を読むと、借金をしていた輩も多かったみたいです。 前に日記に書いた山内金三郎さんの「甘辛画譜」に出逢ってから沸きおこるグルメ心。 グルメ巡りが再燃してしまいそうです。 ▲
by momokororos
| 2010-02-04 22:58
| 読書
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横浜は、夜になって降りしきる雪の景色になっています。
こんな夜は雪降る夜に思いを馳せつつ本を読むのが素敵かなって思います。 東京青山の「COW BOOKS」さんはよく寄らせてもらう本屋さん。 お店で見つけた本や読んだ本のことや、素敵なところや展示会などの話しをしています。 お話しをすることができる本屋さんって素敵です。 2ヵ月くらい前からずっ気になっていた武田百合子さんの「富士日記(上)(下)」(中央公論社)を手にいれて読んでいます。お店でこの本を初めて手にして内容に触れたとき、林芙美子さんを思いだしました。林芙美子さんのほどの気持ちの浮き沈みはないのですが、素直に心を表現している感じがしました。 見つけた本は初版で少し高めなこともあって、安い本が出てくるのを待っていましたが、版が変わると装丁が変わりさらに3冊になると聞いたので、先日買ってしまいました。旦那さんの武田泰淳さんの「目まいのする散歩」(中公文庫)は以前読んだことがあるのですが、武田百合子さんの本は初めて読みます。 2段組みの上下冊で結構なボリュームですが、読むのが楽しみな本の1つです。 読み始めたばかりなのですが、きびしい富士山麓の暮らしが淡々と語られているなかに、家族のささやかなつながりを感じます。 ▲
by momokororos
| 2010-02-01 22:54
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