人気ブログランキング |

カテゴリ:本( 314 )

たくさんの贈り物〜マヒトゥ・ザ・ピーポーさんの『銀河で一番静かな革命』

マヒトゥ・ザ・ピーポーさんの『銀河で一番静かな革命』。

e0152493_00181155.jpg


先日、尾道の紙片さんで手にいれた本です。



世界の終わりを迎える街を舞台に、ミュージシャン、ライブに通う女性、おじいさん、子どもやその母親のそれぞれの思いをみつめていく物語です。
自分が何を求めているのか、自分らしさとは何なのかがわからない、先の見えない気持ちをかかえながらも、優しさや希望が見え隠れしていきます。


五感で感じられる情景表現が素敵です。

鶏ガラと大きめに切ったにんじんが、沸騰する鍋の中で小さく揺れ、ダンスをしている。
油をひいたフライパンで飴色になるまで玉ねぎを炒める。小粒の油が弾ける音、野菜の甘い匂いが部屋に立ちのぼり、台所の小窓が薄く結露している。
[マヒトゥ・ザ・ピーポー、『銀河で一番静かな革命』より]

音や匂い、そして視覚的な描写が加わり、その場の臨場感をうまく表現しています。


目の前を透明な風が吹く。ビルの隙間から這ってきた風は、意思を持っているかのような曲線で、赤い革靴の紐を揺らし、居酒屋の橙色の提灯を揺さぶっては、斜め上を走る井の頭線の線路をぐるりと一周して、道玄坂の方に向かって吹き抜けていった。
[マヒトゥ・ザ・ピーポー、『銀河で一番静かな革命』より]

靴紐や提灯のいろ、井の頭線の電車の音や道玄坂の喧騒をイメージさせるような表現で、ふと、泉鏡花さんを思いだしました。



『いろは、よく見てみな。この世界は、実は贈り物で溢れてる。その一つ一つを何て呼ぶかなんだ。』
[マヒトゥ・ザ・ピーポー、『銀河で一番静かな革命』より]


世界の最後の日、いろはという子どもとおかあさんの2人は、自分への贈り物がどんなものがあったかを挙げていきます。

次々とでてくる贈り物の断片的な情景。
当たり前の日常も贈り物になっていることに親しみとうれしさを覚えます。他人の体験に想いを重ねられることや、始まって終わりのある世界へのいつくしみに共感します。


贈り物のこと、今ならたくさんわかる。
(中略)
「いろは、歌いながら何で泣いているのよ。そんなにその歌好きだっけ?」
「ううん。ちょっとね。贈り物がいっぱいでさ。」
[マヒトゥ・ザ・ピーポー、『銀河で一番静かな革命』より]





by momokororos | 2019-06-17 21:41 | | Trackback | Comments(0)

『漱石全集を買った日』、そして漱石さんの再読

この前に訪れた姫路では、美味しいものの日記しか書いていませんが、おひさまゆうびん舎さんに寄っていました。

お店では、京都の善行堂さんの山本善行さんと、清水裕也さんの『漱石全集を買った日』を手にいれました。

e0152493_11293179.jpg

関西のたくさんの古本屋が出てきます。その古本屋や買った古本、そして出会った本への思いを、京都の古本の善行堂の店主さんとの対談という形で載っています。

私は古本屋には行きますが、古本屋巡りをするわけでもなく、掘り出し物を探しにいくこともなく、古本市もいかなくて、清水さんとは違うタイプですが、古本屋巡りが好きな人にはたまらない内容かもしれません。

この本に出ている、姫路のおひさまゆうびん舎さん、神戸のトンカ書店さん、ハニカムブックスさん、1003さん、エメラルドブックスさん、大阪の天牛書店さん、長谷川書店さん、京都の恵文舎さん、ガケ書房さん、三月書房さんなど訪れていますが、他にもたくさんの古本屋がでてきます。


タイトルにもあるように、夏目漱石さんの全集を買ったときの話しがでてきますが、むかし好きだった夏目漱石さんにまた触れるきっかけをもらいました。
夏目漱石さんは、高校のときにかなり読んでいましたが、それ以来ほとんど読んでいません。

この前、松山を訪れたときに、道後温泉に行く路面電車で蒸気機関車の坊ちゃん列車を見かけましたが、夏目漱石さんの『坊ちゃん』にもこの坊ちゃん列車が出てくるとのことで読んでみたくなっていたところです。


夏目漱石さんの文庫を奥から出してきました。

e0152493_14313461.jpg


1冊を除き高校生のときに手にいれたものです。そのときに一番好きだった『虞美人草』が見当たらず、読もうかなと思った『坊ちゃん』も持っていませんでした。

『夢十夜』と『文鳥』は、文庫ではないものも買っています。

e0152493_11295196.jpg
e0152493_14321422.jpg

e0152493_14322252.jpg

e0152493_14322935.jpg



『漱石全集を買った日』の中に、清水さんは漱石さんの『三四郎』がいいと書いてあり、善行さんは『門』がよいと書いてあります。『坊ちゃん』も読もうと思うけど、持っていてもう内容を忘れている『三四郎』や『門』あたりから読んでみようかなと思っています。



by momokororos | 2019-06-15 22:25 | | Trackback | Comments(0)

林芙美子さんの過ごした尾道

林芙美子さんが住んでいた尾道。ずっと憧れていました。

林芙美子さんにまつわるところを2つ巡っていて、まず尾道駅から近い尾道本通りのアーケードにある芙美子記念館に寄りました。


記念館の裏にある、旧林芙美子居宅。

e0152493_16321907.jpg

大正6年頃にこの2階に住み、女学校に通っていたそうです。

外のアーケードはたくさんの人が歩いているのですが、記念館に入る人はほとんどいません。わたしが入ったときの2人の夫婦だけでした。

e0152493_19195854.jpg


この記念館にも展示されているですが、林芙美子さんの『放浪記』にこんなくだりがあります。


海が見えた。海が見える。五年振りに見る、尾道の海はなつかしい。汽車が尾道の海へさしかかると、煤けた小さい町の屋根が提灯のように拡がって来る。赤い千光寺の塔が見える、山は爽やかな若葉だ。緑色の海向うにドックの赤い船が、帆柱を突きさしている。私は涙があふれていた。(中略) 私はうらぶれた体で、再び旅の古里である尾道へ逆もどりしているのだ。気の弱い両親をかかえた私は、当てもなく、あの雑音のはげしい東京を放浪していたのだけれど、ああ今は旅の古里である尾道の海辺だ。海添いの遊女屋の行燈が、椿のように白く点々と見えている。見覚えのある屋根、見覚えのある倉庫、かつて自分の住居だった海辺の朽ちた昔の家が、五年前の平和な姿のままだ。何もかも懐しい姿である。少女の頃に吸った空気、泳いだ海、恋をした山の寺、何もかも、逆もどりしているような気がしてならない。
[林芙美子、『放浪記』より]



「海が見えた。海が見える。」といううれしさは、海のそばに住んだことあるかないかは別にして万人に共通する思いではないでしょうか。

『放浪記』は小説ですが、林芙美子さんの私小説といっていい作品。尾道のくだりは数ページしかでてきませんが、林芙美子さんの尾道への想い、尾道の風景に想いを寄せます。


林芙美子記念館を出たあと、本屋の紙片さんとカフェのアルトさんに寄っていたのですが、千光寺へ登る坂の中腹にある、おのみち文学の館に行きたいと思っていて、アルトさんでお昼を食べたあとに向かいました。

坂道や階段を下まで降りてまた登るのは嫌なので、行けるかどうかわかりませんでしたが、坂を降りずに横に向かうことにしました。少し降りたり登ったり、坂の途中からは海が見えたりします。

e0152493_15394874.jpg

光明寺を通ります。

e0152493_15395854.jpg


ネコノテパン工場。名前がいいです。

e0152493_15400669.jpg


千光寺登山道。。
こちらに行くか迷いましたが登ります。

e0152493_15403036.jpg


きびしい坂道です。
前の日に宇和島城に登り、腰や足など全身が痛い身にはこたえます。

e0152493_15413068.jpg


整備された辻に出ました。この先が文学の館です。

e0152493_15413712.jpg


放浪記の石碑がたっています。

e0152493_15414691.jpg

時間は3時過ぎ。
入館料を払うと、志賀直哉記念館も入れると聞きました。

林芙美子さんが好きで尾道に来たかったらことを館長さん?に話すと、ついてまわってくれて、林芙美子さんの展示を丁寧に解説してくれました。

林芙美子さんの書斎を再現した部屋、いい先生に出会い文学に目覚めた尾道、川端康成さんと親交があった芙美子さん、尾道の人への芙美子さんの感謝の思い、などを、熱く熱く説明してもらいました。

林芙美子さんの詩です。

巷に来れば憩ひあり
人間みな吾を慰めて
煩悩滅除を歌ふなり


今回訪れませんでしたが、尾道東高校には、川端康成さんが揮毫した、この詩歌の句碑があるそうです。その詩歌がおのみち文学の館に展示されていました。
「人間みな吾を慰めて」というのは、尾道の人の助けてくれたことだそうです。貧乏だった林芙美子さん。尾道の地でいい先生に出会い、文学に目覚めたそうです。


林芙美子さんの著書も展示してあり、『放浪記』は3冊持っているのですが、わたしの持っていない版がありました。手にいれたいです。

e0152493_19433558.jpg
e0152493_19435096.jpg
e0152493_19440689.jpg



志賀直哉旧居の拝観時間がすでに終わっていましたが、文学の館の方が電話をかけてくれました。


志賀直哉旧居の館長?も熱く語る方で、志賀直哉さんにも興味を惹かれました。
尾道にいた林芙美子さんとは2年違いで尾道にいたそうですが、その後東京で暮らすようになった両者に親交はなかったこと。志賀直哉さんと林芙美子さんの展示を同じ長屋の下で再現しようとしたらある人の猛反対されたこと、志賀直哉さんの書く写実の文章は、川端康成さん、芥川龍之介さんなどに絶賛されたことなどをお聞きしました。
志賀直哉さんの短編集を集めた『清兵衛と瓢箪・網走まで』の本も詳しく説明してくれて興味深く、購入しました。



林芙美子さんの尾道、林芙美子さんにまつわるところもまだ見ていないところたくさんですが、また訪れたいと思います。








by momokororos | 2019-06-14 21:44 | | Trackback | Comments(0)

『火を炊きなさい』〜山尾三省さんの本

少し前に、渋谷の FLYING BOOKSさんで、山尾三省さんの本がズラリと並んでいるのを見かけました。前にも見かけていたのですが、気になったのが『火を炊きなさい』という本です。

FLYING BOOKSさんで買おうと思っていたのですが、新刊書店で見かけて手にいれてしまいました。

e0152493_10255615.jpg


少し前に、焚き火の動画が人気ということで、試しにスマホにアプリをインストールしてみたのですが失望しました。
ひんやりした夜気や、夜空に舞う火の粉、吹き抜ける風、木々のざわめき、焚き火の火に映しだされる人々の豊かな表情など、現実の焚き火の素晴らしさとはほど遠いものでした。



山尾三省さんの文章を一部引用します。子供に焚き火のことを語りかけている文章です。

それは眠る前に母さんが読んでくれた本の中の物語じゃなく
父さんの自慢話のようじゃなく
テレビで見れるものでもない
お前達自身が お前達自身の裸の眼と耳と心で聴く
お前達自身のかも 不思議の物語なのだよ
[山尾三省、『火を焚きなさい』より]


主観でありながら、自然と同化して同じ目線ですべてと対等な感じがする、山尾三省さんの文章は素敵だなと思います。紡ぎだされる文章の1つ1つをゆっくりと味わいたいなって思います。


この本の解説は、早川ユミさん。
早川ユミさんも大好きです。しばらく早川ユミさんの本を読んでいないのですが、読んでみたくなりました。



同じ日に、学芸大学の流浪堂さんに寄ったら、山尾三省さんの別な本を見つけました。山尾三省さんの『祈り』。

e0152493_10381002.jpg


いいなって思う作家さんの本を手にいれたとき、その日に同じ作家さんの本に出会うことよくあります。引き寄せられるものですね。





by momokororos | 2019-06-04 22:29 | | Trackback | Comments(0)

生きてきた証、そして続いていく想い〜窪美澄さんの『トリニティ』

窪美澄さんの『トリニティ』。

e0152493_20121754.jpg


装画は、宇野亜喜良さんです。


時代は1960年代後半。
銀座の出版社で出会う3人の女性たちの物語です。

第一線で活躍する凄腕ライターの女性、東京に出てきてイラストレーターとして有名になる女性、寿退社をして専業主婦になりたいと思っている事務の女性の3人は、仕事は違うけど、それぞれの価値観をもった生き方をしています。

あるときその価値観が揺らぎます。

家庭をもちながら自分の好きな仕事をこなす女性ライターは、夫が家事をこなすが、男女が逆転した夫婦であるだけの旧態然とした関係であることに気づきます。結婚して寿退社する女性のことを古い考え方だとみなしていましたが、そうは言えない自分の状況に気づきます。
専業主婦になった女性は、妊娠して何もできず家に閉じこめられたような感じになり、昔の銀座での仕事を懐かしみます。

「家だけにいる君にはわからないことがたくさんあるんだよ」
「あなただって家のなかのことはなにもわからないじゃない」
すぐにそう言い返せばよかっだかもしれなかった。けれど、自分にはできない。
[窪美澄、『トリニティ』より]

いまの専業主婦の自分には何も言えず、仕事をこなしている2人の女性のようであれば、もの言いできたかもと思っている彼女がいます。


時代の中で、生き方を選び、または選ばざるを得なかった3人の女性たち。華やかなときは過ぎ、仕事の中心は若い世代に移っていきます。
三人三様の夢や憧れ。時代の変化や歳を重ねることで、変わる想いと変わらない想い。

いまは華やかな舞台にたつこともない3人の女性の生きてきた証や想いをみつめ、本を出版して残していきたいと思う、孫の女の子。世の中から離れ忘れられていく憂いを感じさせながらも、しっかりと生き方を残していきたいという女の子の思いにその先の希望をも予感させる物語でした。



読んでいて、ふと石井妙子さんの『おそめ』を思いだしました。

e0152493_20274282.jpg

著名人から愛され一世を風靡した京都木屋町と銀座のバー「おそめ」。そのお店を経営した一人の女性の上羽秀さんの一生を、石井妙子さんが描いています。

時代祭りの行列は、三条小橋から大橋に進む。この日、あたりは人で溢れていた。
私は柳の木を背に小橋の袂から、祭りを眺めた。
(中略)
水の流れのように続く女たちの列。その一人ひとりに、おそめがいた。巴の強さにも、和宮の才気にも、小町の優美さにも、私はおそめの面影を見た。
行列の先頭に、きっとおそめは連なっている。脈々と続く、女たちの流れ、その中に、上羽秀という女は生まれ、おそめとして生きたのである。
[石井妙子、『おそめ』より]

またじっくり読みたいなという気持ちになります。

2014年9月26日
石井妙子さんの『おそめ 』を読みおわる。再読でしたが、あらためて思いを深くしました。誰もが知っている文人や著名人に好かれた京都木屋町と東京銀座の『おそめ』。一世を風靡した華やかな時期と晩年のことが描かれています。そんなおそめさんの面影に、生きた時代に心を寄せます。



by momokororos | 2019-06-02 22:05 | | Trackback(292) | Comments(0)

『ちひろさん』〜いい人をやめること

安田弘之さんの『ちひろさん』。
全9巻をあっという間に読んでしまいました。

ちひろさんが好きなのは一人でいること。 3巻には、「一人でいるってけっこう大変なんだな」という気持ちが表現されています。
そして孤高な人を尊敬しています。
たくさんの人がちひろさんのことを気にいり、ちひろさんの周りに集まりますが、ちひろさん自身がまさに孤高な人です。

e0152493_19405064.jpg



特に7巻目はよかったです。

e0152493_19412282.jpg


子ども時代に得られなかった思い、女と男を超えた関係、かかわるべきこと、1人になりたい時間、憧れ尊敬できる人など、そのときの自分の気持ちと対峙しながら生きていくちひろさん。
価値観の違うことには迎合せず、いい人をやめたちひろさん。逆に強要することもない、押しつけることもない振る舞いが気持ちいいです。


e0152493_19373645.jpg

「私たちは皆 人間という箱に入った宇宙人なんだ」という言葉を、前職だったときにお客さんから聞いたちひろさん。だからわからなくて当然だと。わかろうとするということと、無理にわかろうとしなくていいということの両方があるかと思いますが、ちひろさんは後者かなと感じます。それはちひろさんがこれまでいろいろ経験してきたからこそかなと思います。


e0152493_19383041.jpg

ときどき理由もなく離れていったり、弱くなってしまうちひろさん。その理由がわからなくても、受けいれてくれる人たちの存在がちひろさんを支えてくれています。


『ちひろさん』〜多様な価値観の中での個性
2019年5月17日の日記



by momokororos | 2019-05-25 11:06 | | Trackback | Comments(0)

『ちひろさん』〜多様な価値観の中での個性

安田弘之さんの『ちひろさん』。

e0152493_20145153.jpg

登場人物は、いろいろな価値観を持っている人たちで、その中の1人がちひろさん。
ちひろさんという名前は、本名ではなくて過去に仕事をしていたときの名前。
昔のちひろさんの仕事を知ると、人によっていだく感情が異なります。これまで作られた固定観念で判断してしまう人がそこにはいます。
そんな周りの人たちが、ちひろさんと接して話していくうちに、ちひろさんの自分に素直な振る舞いや考え方、個性に巻きこまれていきます。
その個性を魅力的と感じるかは人それぞれですが、わたしはちひろさんに共感し憧れを感じました。


e0152493_20145303.jpg

好き嫌いがはっきりしていて、ときに相手に合わせ、ときには相手とは異なる解釈をするちひろさんの話しを聞いて、自分自身や他人に対してのこれまで気づいていない魅力に気づき、ちひろさんの周りに人が集まります。ちひろさん自身は、集まってくる人たちのちひろさんと一緒にいたいという気持ちにいつも迎合するのではなく、一人でいたいときがあるという自らの価値観を大切にしながら生活していきます。

e0152493_20145593.jpg

5巻目まで読んで、1巻と2巻は仲良しさんにあげました。

e0152493_20145856.jpg
e0152493_20150063.jpg

各巻の最後に作者のあとがきがあるのですが、とある巻に作者の過去について書いてあったのですが、なるほどだからこんな作品が書けるのかと合点がいくことがありました。

まだまだ巻は続きます。
ちひろさんがどんなシーンに出会い、どんな風に振る舞うのか楽しみです。


『ちひろさん』を読んで、思いだす日記があります。つい最近の日記からかなり前の日記の2つを紹介します。

LikeAGirl〜女の子らしさとは
2019年4月13日の日記
https://momokoros.exblog.jp/28194106/

「ピンクがすきってきめないで」〜さまざまな個性へのやさしさ
2010年8月4日の日記

by momokororos | 2019-05-17 22:30 | | Trackback | Comments(0)

こくごの教科書〜多様な表現を学ぶ小学校4年生

小学校4年生の国語の教科書を手にいれました。

e0152493_19202818.jpg


3年生くらいから俳句や短歌がでてきて、むずかしさが少し増してきている感じです。
4年生では、

君がため春の野に出でて若菜摘む
我が衣手に雪は降りつつ
光孝天皇

という短歌も載っていました。深いです。


好きな高田敏子さんの詩も載っていました。


e0152493_19202919.jpg

目が見えない人への点字の勉強も4年生なんですね。

e0152493_19203126.jpg
e0152493_19203289.jpg

お友達のお子さんが小学校3年生のときに点字に興味を持っているということを聞いて、『ぐりとぐら』の点字の絵本をあげたことを思いだしました。

e0152493_19425088.jpg

『ぐりとぐら』の点字付きの絵本
2018年6月25日の日記
https://momokoros.exblog.jp/27360136/

いま思うと、点字について先取りして興味をもっていたのですね。


こくごの教科書〜まだ魅力の小学校3年生
2018年4月21日の日記

by momokororos | 2019-05-15 22:25 | | Trackback | Comments(0)

ヴェルナー・クレムケさんのイラスト〜DAS magazinの表紙

ヴェルナー・クレムケさんが描いた DAS magazinの表紙の絵を紹介した小冊子です。

e0152493_12164727.jpg

学芸大学の流浪堂さんで見つけました。

クレムケさんは旧東ドイツのイラストレータです。

ときどき古本屋さんや雑貨のお店で見つけた DAS magazinは10冊くらい手にいれているのですが、この小冊子には時代別のクレムケさんイラストの表紙が紹介されていているのと、解説が載っているので理解が深まります。

e0152493_12165248.jpg


ウィットにとんだ絵が描かれています。

e0152493_12165771.jpg

e0152493_12170318.jpg


子どもにはこれ以上書かせたくない!?

e0152493_12172901.jpg


ヴェルナー・クレムケさんは、いろんな描きかたができる多彩な作家さん。一時期はまり、たくさんの絵本や図録を持っていて、ブログに書いているはずですが、ヒットしません。勘違いかな。。






by momokororos | 2019-05-14 22:41 | | Trackback(329) | Comments(0)

林芙美子さんの談話室〜筑豊直方

神戸元町の1003さんで、くどうれいんさんの本を手にいれたことは先日の日記に書きましたが、前にも紹介したことのある『1/f』の小冊子も最新号もあって手にいれました。

e0152493_20554869.jpg

すごくいい小冊子で、紹介されている本や作品、場所に興味を覚えます。

最新号には、筑豊の直方(のおがた)の画廊喫茶のカンヴァスさんに、林芙美子さんの「談話室」が設けられており、林芙美子さんの本や楽譜が飾られていることが紹介されていました。

e0152493_16073666.jpg

林芙美子記念さんの『放浪記』にも、直方が出てきます。

e0152493_16110580.jpg
e0152493_16110752.jpg


行ってみたいです。


神戸元町いつものお店巡り〜本にカフェに雑貨
2018年9月2日の日記


林芙美子さんに想いを寄せて〜『放浪記』
2016年10月29日の日記

『放浪記』の魅力〜林芙美子さん
2016年7月25日の日記



林芙美子さんの文章を改めて読んでみると、昨日日記に書いているくどうれいんさんは林芙美子さんに似ているところあるかもと思いました。

素敵な食のエッセイ〜くどうれいんさんの『わたしを空腹にしないほうがいい』
2019年4月18日の日記



by momokororos | 2019-04-19 22:25 | | Trackback | Comments(0)