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2019年 06月 04日 ( 1 )

『火を炊きなさい』〜山尾三省さんの本

少し前に、渋谷の FLYING BOOKSさんで、山尾三省さんの本がズラリと並んでいるのを見かけました。前にも見かけていたのですが、気になったのが『火を炊きなさい』という本です。

FLYING BOOKSさんで買おうと思っていたのですが、新刊書店で見かけて手にいれてしまいました。

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少し前に、焚き火の動画が人気ということで、試しにスマホにアプリをインストールしてみたのですが失望しました。
ひんやりした夜気や、夜空に舞う火の粉、吹き抜ける風、木々のざわめき、焚き火の火に映しだされる人々の豊かな表情など、現実の焚き火の素晴らしさとはほど遠いものでした。



山尾三省さんの文章を一部引用します。子供に焚き火のことを語りかけている文章です。

それは眠る前に母さんが読んでくれた本の中の物語じゃなく
父さんの自慢話のようじゃなく
テレビで見れるものでもない
お前達自身が お前達自身の裸の眼と耳と心で聴く
お前達自身のかも 不思議の物語なのだよ
[山尾三省、『火を焚きなさい』より]


主観でありながら、自然と同化して同じ目線ですべてと対等な感じがする、山尾三省さんの文章は素敵だなと思います。紡ぎだされる文章の1つ1つをゆっくりと味わいたいなって思います。


この本の解説は、早川ユミさん。
早川ユミさんも大好きです。しばらく早川ユミさんの本を読んでいないのですが、読んでみたくなりました。



同じ日に、学芸大学の流浪堂さんに寄ったら、山尾三省さんの別な本を見つけました。山尾三省さんの『祈り』。

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いいなって思う作家さんの本を手にいれたとき、その日に同じ作家さんの本に出会うことよくあります。引き寄せられるものですね。





by momokororos | 2019-06-04 22:29 | | Trackback | Comments(0)