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2019年 05月 19日 ( 1 )

ポーランドの絵本(其の三)〜アントニー・ボラチンスキーさん

ポーランドの絵本。

アントニー・ボラチンスキーさんの『うさぎくん はやく はやく!』。

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深い色遣いと、動物たちのユーモラスな表情がとてもいいです。

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日本でよく知られている、ウサギとカメの競争みたいな話しですが(イソップの話しかな?)、この絵本ではウサギとモグラです。

モグラが穴を掘って進むあいだ、ウサギは朝ごはんを食べたり、寝入ったり、口ひげを短くしてもらったり、遊園地に行ったりして、わずかの差でモグラに負けてしまいます。
そのときのウサギの一言。

「もちろん きみの かちさ。 でも きみは、ただ あなを ほっていただけじゃないか。その あいだに、ぼくは たくさんのことを したんだよ。」

ここで物語はおわりです。


負け惜しみとも思えるこの一言。
負けたから負け惜しみとも感じられますが、勝っていたらどうでしょうか。
この競争はモグラからウサギにもちかけているのですが、これはまたいかに。
いろいろ考えると深いです。


表紙はこんな感じです。

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ボラチンスキーさんの絵本に、有名な『お月さまのかお』があります。
わたしは持っていませんが、こちらも深い色合いで素敵な絵本です。
ときどき買おうかなと思うこともらあるのですが、なぜか手にいれていません。


持っているグリム童話集をみてみると、グリム童話では、ウサギとハリネズミの話しが載っていました。

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by momokororos | 2019-05-19 22:41 | 絵本 | Trackback | Comments(0)