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2018年 11月 23日 ( 1 )

忘れていること〜篠田桃紅さんの『墨いろ』

篠田桃紅さんの『墨いろ』を読んでいます。

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こちらの本は、かなり前ですが、中目黒のCOWBOOKSさんで手にいれたもので、初めて読んだ篠田桃紅さんの本です。

此頃は、都会では道を歩いても、水溜りていうものがなくなってしまった。
私達の子供の頃は、道端に水溜りが出来ていて、雨上りの弾んだ心でのぞくと、そこには逃げるように迅い雲が映り、自分の顔もさらわれそうに揺れて、水の面すれすれに燕さえ飛び交い、子供心にも季節のときめきを覚えるのであった。
[篠田桃紅、『墨いろ』より]

水溜りがなくなったということにハッとらさせられましたが、それよりも水溜りがあるかないか、それを覗くということをすっかり忘れてしまっている自分自身がいることに気づきました。

寒い冬の道から外れた土の霜柱をわざわざ踏みにいったり、水溜りに張った氷を割ったり、雪に踏み跡をつけたりしたこと忘れてしまっています。

寄り道はよくするのですが、しかも行こうかなと思っていたところに行けないことはありますが、普段気がつかなくなっていることたくさんです。

雨があがって水溜りに青い空が映って気持ちいいなって絵本をむかし見たことがあるのですが、なんの絵本なのかを忘れてしまいました。人に聞いたら、この絵本かもしれない、という情報をもらえたので、見てみるのが楽しみです。



by momokororos | 2018-11-23 22:13 | | Trackback | Comments(0)