金曜日は、図書館が夜遅くまでやっている日なので、
図書館に寄りゆっくりと本読んだり、絵本を見てました。 よく詩歌や美術、そして絵本コーナーを見ていることが多いのですが、 今日は洋書の絵本の棚もじっくり見てみました。 素敵な絵本を3冊ほど見つけたのですが、一番のお気にいりがこれです。 「VOYAGE DANS UNE BULLE」DIDIER BROUSSE (シャボン玉のたび、ディディエ・ブルス) フランスの絵本で、結局借りてきたのですが、 絵も美しくてちょっとせつない想いを感じさせるストーリーも素敵です。 ある惑星の環境が悪くなっていって最後に残った木から落ちてしまう葉っぱ。 その木を愛し優しく眺めていた男の子に拾われた葉っぱが色を取り戻し、 男の子が吹くシャボン玉に包まれて旅をする物語です。 シャボン玉に閉じこめられた、そして映りこんだ風景が素敵です。 こんなフランスの物語をすらすら読めるようになりたいなって切に思います。 大学のとき、フランス語勉強してたのに、部分的な単語しかわかりません。 久しぶりにフランス語を勉強したくなってしまうような絵本でした。 帰ってから絵本を眺めていて、さらに思いが高じて、この絵本を Amazon.fr(フランスのアマゾン)で見つけたので注文しちゃいましたが、 紀伊國屋WEBでも見つけたので、Amazon.frの注文はキャンセル。 送料かからないのでかなりお得になりました♪ 図書館からは限度いっぱいまで貸し出しの本を借りているので、 この絵本しか借りることができませんでしたが、 ブライアン・ワイルドスミスさんの「GOAT'S TRAIL」もかなり素敵でした。 山の上にいたヤギが山を降り、ひつじや牛、ぶた、ろばを連れて街に出て、街は大騒ぎの物語です。 ドイツの本だったと思うのですが、「PEGAS/DAS PFERD」という絵本もとってもよかったです。 また今度紹介できればと思っています。 そしてベネッテ・シュレーダーさんの絵の絵本も何冊か読んでみました。 同じ作家さんの絵本がたくさんあって見れるのが図書館の素晴らしいところですね~ ベネッテ・シュレーダーさんは、昨日読んだミヒャエル・エンデさんの「影の縫製機」の絵も描いていて、 「わにくん」の絵本を本屋で読んだりと、ちょっと気になっていた作家さんでした。 不思議な魅力の絵で、絵本の中に出てくるキャラクターはかなり個性的でありながら、 落ちついた色づかいで絵全体が静かさをたたえてるかのような感じがします。 かわいいところも不気味なところもありながら、全体の絵の印象がそれらをおさえているかのようです。 他にまだあったので、次回読んでみたいと思います。 ほんと図書館は魔法の宝庫ですね☆ ******************************************************* 今日読みおわった本 「みずうみ」よしもとばなな、新潮文庫」 「PEGAS/DAS PFERD」FRIEDERIKE MAYROCKER,ANGELIKA KAUFMANN 「VOYAGE DANS UNE BULLE」DIDIER BROUSSE(シャボン玉のたび、ディディエ・ブルス) 「GOAT'S TRAIL」Brian Wildsmith 「かえるの王さま」ベネッテ・シュレーダー 絵、矢川澄子 訳、岩波書店 「わにくん」ベネッテ・シュレーダー 絵、やがわすみこ 訳、偕成社 「おともだちのほしかったルピナスさん」ベネッテ・シュレーダー 絵、矢川澄子 訳、岩波書店 「ラ・タ・タ・タム -ちいさな機関車のふしぎな物語」ペーター・ニクル 文、ベネッテ・シュレーダー 絵、矢川澄子 訳、岩波書店 「こんにちは トラクター・マウスくん」シュレーダー 文・絵、矢川澄子 訳、岩波書店 「ラウラとふしぎのたまご」ベネッテ・シュレーダー 文/絵、ささきたづこ 訳、岩波書店 読んでいる本 「はてしない物語」ミヒャエル・エンデ、上田 真而子, 佐藤 真理子訳、岩波書店 「火車」宮部みゆき、新潮文庫
by momokororos
| 2008-12-05 23:54
| 絵本
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