西田幾多郎記念哲学館〜石川県かほく市

金沢片町伝馬の小料理屋さんの先代の大将が、かなり前に西田幾多郎さんを紹介してくれました。
西田幾多郎さんの『善の研究』と解説の本を数冊読んで(目を通して?)その魅力にはまったしまったので、大将と話しをするのが楽しみでした。

先日、金沢のお店に訪れていたときに、料理をおおかた食べおえた頃に、先代の大将が帰ってきて、西田幾多郎さんの話しになりました。良遍さんの『観心覚夢鈔(かんじんかくむしょう)』の、びっしりと書きこみのある本を持ちだして話しをしてくれましたが、ほとんどわかりませんでした。酔っているせいではなく、まだまだ勉強足りないことを痛感しました。23時半くらいまで話しをしてお店をあとにしました。


そしてあくる日、石川のかほく市にある西田幾多郎記念哲学館へ。

金沢駅から宇野気駅までは30分くらい、宇野気駅から哲学館まで歩くと20分くらいかかるので、タクシーを探したけど、影も形もない。タクシーの配車アプリで探してみたけどひっかからない。仕方なく歩きました。快晴の中で太陽に向かって歩く感じで日陰もなくつらかったです。

西田幾多郎記念哲学館。

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丘の上に建つ安藤忠雄さんの建築です。

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展示室を囲むようにグルグルとスロープをあがり、上の階に行けるように設計されています。

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別棟(無料の建物)には、見晴らしのいい展望スペースがあります。

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向こうには海が見えます。


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館内にこの建物のライトアップされたポスターが貼られていましたが、とてもきれいでした。夕暮れ刻に訪れたら、えも言われぬほど美しいんだろうなと思いました。


哲学館の企画展は、「京都大学の西田幾多郎」でした。

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常設展示の説明のパンフレットも手にいれたので、また勉強したいと思います。


哲学館をあとにしてまた駅まで歩いたのですが、帰りの電車はギリギリ。1時間に1本の電車で、すでにホームに電車が止まっていて、窓口で切符を買う時間もなく、電車の車内で買ってくださいと言われました。
1時間後の電車を待つのもつらいですが、あせることなく行動したいものです。

金沢駅まで出て、サンダーバードで京都方面へ向かいました。





by momokororos | 2019-11-25 12:07 | 芸術 | Trackback | Comments(0)


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