本屋さんとカフェ探訪〜尾道そぞろ歩き

愛媛松山から岡山に出て、あくる日に尾道へ。

尾道は、林芙美子さんが住んでいたところで記念館もあり、大林通監督の映画の舞台にもなったところで、何十年も憧れていました。
岡山や倉敷、広島にはたまに寄ることもあったのですが、尾道にはなかなか寄れませんてました。

岡山から尾道へは、思っていたよりも近いかもと思いました。

尾道の駅舎はとても素敵でした。

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3ヶ月くらい前に新しくなったみたいです。

駅から左手に歩き、信号を渡りしばらく歩くとアーケードの商店街です。

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林芙美子記念館に寄りましたが、また別途書きたいと思います。

尾道のアーケードはどこまでも続くかのように長いです。

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ずっとずっと歩いたところに、あなごのねどこ、という宿泊施設があります。
人が集まっているのは1階のカフェです。

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このカフェの左横の入口から細い路地に入ります。

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その先に、紙片さんという本屋さんがあります。

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紙片さんは、去年、東京高円寺の絵本のるすばんばんするかいしゃさんでイベントをされたお店です。
そのときに1度お店会いしたきりですが、覚えてくれていました。

店内は心地よい音楽が流れていて、お店は奥に広いです。

わたしの好きな、くどうれいんさんの『わたしを空腹にしないほうがいい』、前田昌良さんの『星を運ぶ舟』、斎藤陽動さんの『それでも それでも それでも』この前に手にいれたら山尾三省さんの『火を炊きなさい』、笹井宏之さんの『えーえんとくちから』、相沢さんの『melancoliastorytelling』などが置かれていてうれしく思いました。吉田篤弘さんの本はたくさんありました

マヒトゥ・ザ・ピーポーさんの『銀河で一番静かな革命』と、三角みず紀さんの『とりとめもなく庭が』の2冊を手にいれました。

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紙片さんに入る前に見たのですが、少し先の辻を曲がったところにある尾道ラーメンのお店に200人以上もの行列がついていました。こんなに長い行列は見たことがないのでびっくりです。
お昼のおすすめのお店を紙片さんに聞いたら、アルトさんをすすめられました。
アルトさんは、紙片さんがるすばんばんするかいしゃさんでイベントをされたときに、コーヒーなどの飲みものを提供していたお店です。

尾道の千光寺に行く坂道の途中にあるということで、紙片さんをあとにして行ってみることにしました。



海側からJRの線路の跨線橋を越えて、細い路地と階段が入り組んだ道を登ります。この路地入っていいだろうかと思いながら進みます。目印はお店の近くにある持光寺というお寺だったのですが、持光寺への案内の石碑を見つけました。

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目印を頼りに階段を登ります。

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まっすぐの階段を登りましたが、先は行き止まりな感じに見えるので、左に巻いていく道をいきます。

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目の前に緑、小道をはさんだ向こう側は竹林。笹が風に揺れる音、鳥の声、遠く電車の音が聞こえます。竹林の向こうにはちょっとだけ海がみえます。店内の音楽は、外の音なのか音楽のメロディかわからないくらい一体化しているようで素敵です。緑のそよぐ風景と音楽、その先の想いを確かめたくなります。

いただいた料理はこちらです。

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鶏肉に、セロリのサラダ。春雨とニンジン、キュウリ、春巻の皮を揚げたものの甘酢和え、カブのお味噌汁です。

一番感銘を受けたのがセロリ。
シャキシャキと美味しんです。
実はわたしはセロリが苦手。にもかかわらずおいしくてよく噛んで味わっていました。
聞いてみると、尾道のセロリでそんなに匂いのキツくないもので、ニンニクで炒めているので匂いが抑えられているとのことでした。美味しいのでまた食べたいくらいです。
鶏肉のソースもおいしいです。

甘夏ミントの飲みものもいただきました。

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こちらも甘みが絶妙で美味しかったです。

開けられた窓からの風、笹が風に揺れてサワサワする音、小鳥のさえずり、年代もの扇風機のゆるい回転、料理をゆっくりかみしめる音、室内の暗さと外の明るさのコントラスト。時間の歩みが遅くなっているような感じがしました。

帰りがけ、高円寺でお会いしたことあると伝えたら、覚えてくれていました。うれしいかぎりです。



by momokororos | 2019-06-12 22:20 | グルメ | Trackback | Comments(0)


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