金沢への想い

先日、金沢を訪れていますが、また行きたいという想いがこうじてきています。

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金沢を訪れたときには、いい天気にあたることが多いのですが、変わりやすい天気です。午前中晴れていても午後から雲が出始め雨が降ったりすることがありますが、ちょっとしたらやんだり、夕方や夜にはやんでいるというような感じを何度か経験しています。


金沢には今年は6日間訪れていますが、年内にもう1度訪れたいと思っています。
先日訪れたときは金沢の気温をあまくみていてかなり寒い思いをしました。今度行くときはあたたかくして行きたいと思います。

金沢は18年くらい前に訪れていて、新幹線が開通したあとに、年間10日から20日訪れていますが、むかし京都にはまっていた頃の感じと似ているかもしれません。

10月には札幌、11月は福岡を訪れていて、美味しいものをいただいていますが、札幌や福岡をおさえて、金沢の食が一番美味しいと思っています。


先日訪れた金沢では、そこかしこにクリスマスツリーが飾られていました。

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金沢に行きたい気持ちをおさえと、金沢について書かれた小説やエッセイがないかをお部屋の中で探してみました。
いままで、吉田健一さんや五木寛之さん、井上雪さんが金沢のことを書いている本を読んできていましたが、他の作家さんの文章に出てくる金沢の記述にあまり気にかけていませんでした。



伊藤まさこさんの『夕方5時からお酒とごはん』。

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金沢の酒蔵の福光屋さんがでてきて、加賀鳶、黒帯、福政宗の日本酒がでてきます。

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辻嘉一さんの『味覚三昧』には、金沢はないですが、香箱蟹のくだりがあります。

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寒風にさらされながら、茹であがった熱々のコウバコガニ(越前蟹の雌)を食べたおいしさが今だに忘れられません。
[辻嘉一、『味覚三昧』より]

辻嘉一さんは辻留さんの先代のご主人です。同じものをいただいて同じく美味しいと感じられてうれしいです。



山内金三郎さんの『甘辛画譜』には、森八さんの長生殿がでてきます。

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箱入りの本で箱をあけると装幀が素敵な本体があらわれます。

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わたしにはこの森八さんの長生殿は甘すぎるのですが、吉田健一さんの『舌鼓ところどころ』にも紹介されています。

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吉田さんは、長生殿だけでなく、森八さんの玉兎も紹介しています。

こちらの『舌鼓ところどころ』には、バイ貝のことや、ごりやさんのゴリや、福光屋さんの福政宗も美味しい日本酒として紹介しています。このくだりで山形酒田の日本酒の初孫の話しも出てくるのですが、また今度書きたいと思います。

ゴリの唐揚げは、金沢のせせらぎ通り沿いの高崎さんでいただいています。

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日記はこちらです。

冬の金沢散歩(其の六)〜せせらぎ通りの美味しいお店
2016年1月10日の日記


バイ貝は身も美味しいのですが、片町伝馬の山下さんでいただいたバイ貝のキモの石焼きがとても美味しかったです。

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写真だけからは美味しさが伝わりませんね。日記はこちらです。

美味しい北陸の海の幸〜金沢片町伝馬<
2018年9月2日の日記


吉田健一さんの『金沢』の本と『舌鼓ところどころ』についての日記です。

こちらには、金沢行きの列車の話し、金沢の蔵元の日榮さんや日本料理屋のつば甚さんがでてきます。

<金沢慕情(其の一)〜吉田健一さんの金沢
2016年1月2日の日記


<長谷川郁夫さんの『吉田健一』の本のことを書いた日記です。

こちらには、金沢に向かう寝台特急能登での旅がかかれています。

2015年6月16日の日記


金沢慕情(其の三)〜吉田健一さん
2015年5月17日の日記

すぐにでも金沢にいきたい気持ちになります。





by momokororos | 2018-12-10 22:31 | | Trackback | Comments(0)


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