再び触れたくなる言葉〜いわさきちひろさん

いわさきちひろさん。
ちひろさんの絵のシンプルな線や淡い色遣いが好きです。

東京の上井草にある、ちひろ美術館があってときどき行っているのですが、最近はご無沙汰気味です。

いまもあるのかわからないのですが、ちひろ美術館の1階にちひろさんの書斎を再現したコーナーがあって、その壁に書かれている、ちひろさんの言葉が好きです。

ときどきその言葉に触れたくなり、むかし日記に書いていたはずと、自分の日記を検索してみるのだけどいつも見当たらりません。特別なものとして、無意識にちひろ美術館でみることにしていたのかもしれません。

ふと昨日、ちひろさんの本を読んでいたら、過去に書いたちひろさんの日記の中にも紹介していた本の『ラブレター』のなかに、その好きな文章が載っていました。

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私が力がなくて無力なとき(いつもそうなのだろうけれど)、人の心のあたたかさに本当に涙ぐみたけなる。
この全く勇ましくも雄々しくもない私のもって生まれた仕事は絵を描くことなのだ。たくましい、人をふるいたたせるような油絵ではなくて、ささやかな絵本の絵描きなのである。
そのやさしい絵本を見たこどもが、大きくなってもわすれずに心のどこかにとどめておいてくれて、何か人生のかなしいときや、絶望的になったときに、その絵本のやさしい世界をちょっとでも思いだして心をなごませてくれたらと思う。
それが私のいろんな方々へのお礼であり、生きがいだと思っている。
[いわさきちひろ、『ラブレター』より]


絵本は子どもときにも読んでいましたが、子どものときに読んでいた絵本は、いとこにおさがりとしてあげていて手元には1冊も残っていません。
大人になってから再び好きになった絵本。その都度絵本に助けられてきたかもしれないと思っている自分にとっては、ちひろさんの言葉はココロに響きます。


ちひろさんの絵はとってもやさしいですが、そんなちひろさんが、好きな人に対して情熱的な気持ちを抱いていたことが、こちらの『ラブレター』を読むとわかります。


花の画集と架空の絵本展〜ちひろ美術館・東京
2009年4月16日の日記

by momokororos | 2018-11-26 22:27 | | Comments(0)
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