わたしの好きな本、ベスト26位から30位です。 26位は、高階杞一さんの『早く家に帰りたい』。 初めて読んだとき、涙があふれて読めなくなりました。そして先日再び読んでみて、また涙があふれて途中で本を閉じました。わたし、この本もしかしたら最後まで読めていないかもしれません。 2014年10月31日 の『早く家に帰りたい』。店長さんが望月通陽さんのイラストだと教えてくれました。望月さんの絵は素敵です。明日ゆっくり読んでみたいと思います。 2014年11月1日 高階杞一さんの『早く家に帰りたい』。途中で涙があふれて読めなくなりました。明日読もう。読めるかな。 27位は、平松洋子さんの『世の中で一番おいしいのはつまみ食いである』。 なんという魅力的なタイトルでしょうか。平松洋子さんの本は、20冊近く持っているのですが、最初の頃に手にいれたこの本が一番好きです。 この本にかかれている平松さんのやりかたで料理や味を五感で楽しむこと持っあります。 「世の中で一番おいしいのはつまみ食いである」 2009年10月4日の日記 28位は、 鴨居羊子さんの『女は下着でつくられる』。 鴨居羊子さんの大胆な、そして喜怒哀楽をあらわしているところが好きてす。 こちらは鴨居羊子全集の1冊目です。 いまだに本屋さんで全集3冊セットを見ると、もう1セット買いたくなります。 鴨居羊子さんの描くイラストも好きです。「こどものとも」の鴨居さんの『クレヨンサーカス』が絵本でている唯一の1冊です。 熱き情熱と葛藤 2016年11月9日の日記 29位は、スティーヴン・ミルハウザーさんの『ナイフ投げ師』。 現実か幻想かを深く考えさせる小説。 いまの世の中や人の気持ちも期待や幻想で成りたっている部分がありますが、さらに時代がすすむと、期待を満たす幻想を充足するサービスがあらわれ、現実なのか幻想なのかわからない時代が来るかめしれないと、この小説を読むと感じます。そんな世界がいまの現実でもありえるように描かれていて引きこまれます。少々読みにくいのですが、すごい小説だと思います。 昔に書いたブログです。 2008年4月25日 「ナイフ投げ師」スティーヴン・ミルハウザー、白水社 ちょっと前に買った本なのですが、読んでみました。 ものすごく面白い短編小説でワクワクしながら読みました。 人間の抑制の気持ちと、それとは相反する開放の気持ちがとてもうまく表現されています。 抑圧された気持ちを持ちながら、どこかでそれを期待している人間の気持ちに改めて気づかされます。 ココロの中に潜むそんなベールを剥いであらわにするような小説です。 それでいて嫌な気分にならなくて、むしろ共感を覚えてしまいます。 デパートでのサービスや、アミューズメントパークのサービスを通じて、 安全という囲いの中で、提供されるスリリングさに期待を抱きながらも、その刺激をつきつめていくことによる、幻想とも現実とも区別がつかない危うい一線の存在があるということ。 われわれの日常の現実と提供される幻想の世界の違いは何なんだろうって思うきっかけを与えてくれます。 読みすすめていくと、一番初めの載っている短編である「ナイフ投げ師」のことをまた思い浮かべます。 われわれが現実と幻想のあやういところを生きているってことを意識します。 読み終わったあとで、図書館から借りた本 「三つの小さな王国」スティーブン・ミルハウザー、白水社 さらに本屋で見つけて買ってしまった本 「マーティン・ドレスラーの夢」スティーヴン・ミルハウザー、白水社 「イン・ザ・ペニー・アーケード」スティーヴン・ミルハウザー、白水社 読むのが楽しみです♪ 30位は、白洲正子さんの『花日記』。 白洲正子さんの随筆が好きなのですが、こちらの『花日記』は、活けたお花の写真に、白洲正子さんの文章を添えたものです。白州さんの文章が好きでときどき見返しています。 『花日記』〜白洲正子さん 2017年2月17日の日記 早春の野草〜白洲正子さんの「花日記」 2014年2月27日の日記 2015年1月25日 お片づけ。大好きな白洲正子さんの本の棚。一番好きなのは『雨滴抄』。
by momokororos
| 2018-04-19 22:34
| 本
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