たけうちちひろさんの『ぼくのつくりかた』。
いま姫路のおひさまゆうびん舎さんで、たけうちちひろさんの「ぼくのさがしもの」の原画展が開催されていて、絵本も販売されています。 先日お店に寄ったときに、『ぼくのさがしもの』の日本語版と、英語版、フランス語版、イタリア語版を手にいれています。 女の子のページが日本語版にはなかったり、フラミンゴやワニのページが日本語版だけにあったり、おさかなのページが英語版だけにしかないことなど、買ってから気づきました。 楽しくて素敵な絵本なので、毎日のように見ていると、女の子の素材、女の子のレシピが、国によって違うことに気づきました。 英語版の女の子のレシピ。 フランス語版の女の子のレシピ。 レシピの素材が2種類違います。 今度は、この違いがお国柄を反映したものなのか気になります そして、それぞれできた女の子のページ。 できた女の子のページもよくみると、切り絵の部品や位置が違うのです。 「女の子の素材」という表現をしましたが、むしろ「女の子の気持ち」と言ったほうがいいかもしれませんね。 女の子ってなんでできているかは、江國香織さんの『ぼくの小鳥ちゃん』や、室生犀星さんの『蜜のあはれ』、森茉莉さんの『贅沢貧乏』あたりにでてきたかなと思ってみてみましたが、見つかりませんでした。二階堂奥歯さんの『八本脚の蝶』には書いてあるかもしれないと最初から見ていくと、やっぱり女の子、少女のことを書いたくだりがありました。 マザーグースの『What Are Little Boys Made of?』には、男の子と女の子が何でできているかの詩が載っています。 女の子って何でできてるの? 女の子って何でできてるの? 砂糖とスパイス そして素敵なものすべて そういうものでできてるよ [『マザーグース』より] ちなみに原文は、 What are little girls made of? What are little girls made of? Sugar and spice, And all that's nice, That's what little girls are made of. です。 鈴木康司さんの絵の『まざあ・ぐうす』の北原白秋さんの訳は、こうなっています。 かわいい女の子はなんでつくる、なんでつくる。かわいい女の子はなんでつくる。 おさとうに薬味に、あまいものずくめ。 それそれ、かわいい女の子がつくられた。 [北原白秋訳、鈴木康司絵、『まざあ・ぐうす』より] たけうちちひろさんの絵本の違いを、絵本を手にいれた姫路のおひさまゆうびん舎さんに、「たけうちちひろさんの絵本で、国が違うと作られかたが違うものがあるんです!さあそれは?」と聞いてみたら、おひさまさんからしばらくすると「ぼくですか?」という回答。 えっ?と思い、見てみると、男の子のレシピも違っていました。 日本語版と英語語版の「ぼく」のレシピ。 そしてできた「ぼく」のページ。 絵本にでてくるキリンも違っていたし、おさるは素材は同じだけど、できたページが微妙にちがっていて、見つけるのが楽しいです。 たけうちさんは、単に1つの国の絵本をそのまま翻訳版として出しているのではなく、国によっていれるページを変え、レシピを変えて、切り方を変えていました。 まだまだいろんな発見があるかもしれないたけうちさんの絵本、すごくてとっても楽しいです。 おひさまゆうびん舎さんには、日本語版はもちろん、各国語版もまだ少しあるみたいです。 可愛くて素敵な絵本〜たけうちちひろさんの絵本 2018年4月7日の日記
by momokororos
| 2018-04-14 20:27
| 絵本
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