わたしの好きな本、ベスト11位から20位です。 11位は、尾形亀之助さんの『色ガラスの街』。 尾形亀之助さんのことは、この前の日記に載せたばかりですが、読むごとに魅力の詩が出てきます。 夢と現実のあいだ〜尾形亀之助さんの『色ガラスの街』 2018年3月1日の日記 12位は、ロベール・ドアノーさんの『12345』。 子どもたちの生き生きとした姿が素敵な写真集です。 ドアノーさんは子どもたちだけでなく、素敵なパリの風景を切りとっている写真がたくさんです。 2014年6月25日 ロベール・ドアノーさん。「1,2,3,4,5」。とっても素敵でかわいらしい写真集です。中目黒の dessinさんで見つけました。 13位は、森見登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女』。 京都の街を舞台に繰り広げられる現実と幻想が入り混じった森見さんの小説は、この上もなく面白いです。むかしは、森見さんの小説にでてくる京都の場所を探したりなんかしていました。 15年6月10日 森見登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女』。2007年に読んだ本の中の、私のベスト本の1冊。久しぶりに読んでみます。 14位は、おーなり由子さんの『モモ』。 何度読んでも涙がでてくる話しです。 なので、しばらく読んでません。 15位は、萩原朔太郎さんの『猫町』。 不思議な街に迷いこむ話しなのですが、デジャブを感じます。わたしは夢を見るのが好きで、続きの夢とか入れ子の夢をみます。「夢で見たから現実にあるはずだ」ということを信じていたりもするので、猫町はそんな私の幻想を刺激する作品です。 『猫町』の初版復刻版の本も持っているのですが、どこにしまってあるのか見当たりません。 16位は、鴨居羊子さんの『午後の踊り子』。 鴨居羊子さんの喜怒哀楽、奔放な気持ちと行動力には目を瞠り、憧れます。鴨居羊子さん好きが高じて、鴨居羊子さんの著作は大方持っているのですが、展覧会の図録だけは手にいれられないでいます。 熱き情熱と葛藤〜鴨居羊子さん 2016年11月9日の日記 17位は、北園克衛さんの『火の菫』。 挿絵は、東郷青児さんでとっても素敵です。 京都木屋町の喫茶店ソワレさん、東京自由が丘の洋菓子のモンブランさん、かつて東京吉祥寺にあった喫茶店のボアさんに東郷青児さんの絵が飾られています。 先頃、新宿の東郷青児記念美術館で開催されていた東郷青児さんの展覧会は素敵でした。 東郷青児さんの展覧会 2017年10月11日の日記 「火の菫」〜北園克衛さんと東郷青児さんの本 2013年11月19日の日記 18位は、室生犀星さんの『蜜のあはれ』。 わがままな金魚の「あたい」がおじさまに甘えるくだりは、かなりなまめましい感じで描かれています。こうみると、わがままな「あたい」は、江國香織さんの『ぼくの小鳥ちゃん』の「小鳥ちゃん」と似ているかもしれません。『ぼくの小鳥ちゃん』は、「わたしの好きな本〜ベスト10」の2位に入っています。 わたしの好きな本〜ベスト10 2018年3月11日の日記 室生犀星さんの『蜜のあはれ』〜栃折久美子さんの金魚の魚拓 2016年10月26日の日記 2016年4月2日 金沢。室生犀星記念館。『蜜のあはれ』の展示。妖艶で奔放でわがままな主人公の金魚のあたい。『蜜のあはれ』の続編の『水の中』という小説や、『生きたものを』『或る少女の死まで』の中にも金魚のことが書かれていました。みんな読みたいです。 19位は、山名文夫さんの図録。 山名文夫さんの描く美しい線画に惚れました。 資生堂のイラストレーターだった、山名文夫さん。この図録に出会ってから、山名文夫さんの画集をいろいろ手にいれました。展示会があれば是非見にいきたいです。 20位は、石井好子さんの『想い出のサンフランシスコ 想い出のパリ』。 石井好子さんや朝吹登水子さんの巴里のことを書いた本に一時期はまりました。 巴里の風景や食事、交友関係に憧れます。 巴里への憧れ〜石井好子さんのこと 2015年1月3日の日記
by momokororos
| 2018-03-15 22:20
| 本
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