TERRI WEIFENBACH(テリー・ワイフェンバック)さんの写真集『LANA』。
![]() 渋谷の東塔堂さんで手にいれた写真集です。 テリー・ワイフェンバックさんの写真を見るのは初めてなのですが素敵です。 ![]() ![]() ピントの合っていない写真の中に一部分だけピントがあったところがあるなど、普通の写真のボケ味を楽しむのとは異なる感じがします。 ![]() ![]() ![]() 奥行き感をすごく感じます。 その向こうの朧げな世界に行ってみたい気持ちになります。 ![]() ハッと醒めるような色の散った花びらにその場にとどまりたい気持ちと、その向こうの抜けた先への誘惑にもかられます。 ![]() 光のきらめきもきれいで、昔の記憶を呼び起こされるようです。 少し前に読んだ二階堂奥歯さんの『八本脚の蝶』の中に、Terri Weifenbachさんの『Lana』のことが書かれていて、写真集をみてみたいと思っていました。 2002年11月3日(日) Terri Weifenbachの写真集”Lana”を買った。 ものごころのつきはじめた頃。 いろとりどりの光の揺らめきでしかなかった世界を分節しはじめた頃。 その頃見ていた景色はこんな感じではなかったか。 ちくちくする芝生の上をブランコに向かって歩く(まだ上手く歩けなかった)。 手をさしのべる母を見上げれば、その後ろには真っ青な空間が広がっていた。 はじめて空を見た頃。 はじめて水面に映る秋桜の影を見た頃。 その頃の景色はこんな感じではなかったか。 私は小さく、世界は広く広く、そしてそれはひたすら輝かしかった。 [二階堂奥歯、『八本脚の蝶』より] 人間の視覚はすべてが鮮明ではなくこの写真のような風景の見え方なのだと思う一方、朧げな未知のものへの憧れかのように、もしくはむかしの記憶を思いおこすかのようにも見えているのでしょうか、テリー・ワイフェンバックさんの写真は、ずっとみていても見飽きないです。
by momokororos
| 2016-09-27 22:39
| 写真
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