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マリー・アントワネット王妃~映画と小説

「マリー・アントワネットの懐中時計」の日記を書いてからしばらくたってしまいました。

「マリー・アントワネットの懐中時計~東京銀座」( 2009年5月18日の日記 )
http://momokoros.exblog.jp/10266321/

複製品とはいえ10億円をくだらないとされる懐中時計も素敵ですが、映画と小説も素敵です。
マリー・アントワネットの人生は「現実が創作よりも奇なり」って言葉があてはまるかもしれません。

「マリー・アントワネット」ソフィア・コッポラ 監督 、キルスティン・ダンスト 主演

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この映画は、フランス皇太子妃としてお興しいれからベルサイユ宮殿襲撃までを描いた作品です。
オーストリアからフランスへのお興しいれ道中のシーンと音楽からしてお気にいりのシーンです。
オーストリアとフランス国境での「すべてを捨てて」フランス入りをする儀式もさみしくもあるのですが、フランス入りをするマリーの衣装にはフランスの気高さを感じるものがあります。
目覚めた朝の、特権を持つ貴族のお着替えの儀式でのこっけいさも見どころです。
そして贅沢をつくすマリー。お洋服、お菓子がとってもかわいくて、髪型、仮面舞踏会は優雅であり、自然を模したお庭や池の光景が素敵です☆
マリーの無邪気な性格が押さえこまれる宮廷での生活と、皇太子との夜の不和を揶揄される生活からの反動からマリーの本来の性格が助長された贅沢ぶりが映像で伝わってきます。
歴史からしばらく秘密にされていたというフェルゼンとの燃えあがる恋心もみどころの1つです。
ベルサイユ宮殿襲撃で終わるこの映画、不思議と余韻を感じます。

この映画大好きで何度も何度も見てしまっています。
先日行った「マリー・アントワネットの懐中時計」を見にいってからも、再び見てしまいました。
中学高校のときに嫌いだった世界史...こんな入りかただと興味が持てたかもしれません。
ベルサイユ宮殿やフランス革命がより身近に感じ、そして真摯にせまります。


「王妃マリー・アントワネット」イヴ・シノモー/フランシス・ルクレール 監督 、カリーヌ・ヴァナッス 主演 

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マリー・アントワネットの処刑が決まったシーンから始まるこの映画。
さきの映画はマリー・アントワネットの苦悩と奔放な生き方と女の子としての楽しみに焦点をあてた映画でしたが、この映画は、フランス語のナレーションとともに淡々と語られている映画ですが、迫力と真実味を感じる映画です。
ベルサイユ宮殿襲撃以降の国王家族の逃亡と王政廃止、諸国のフランスへの圧力と国王への裁判に処刑と、マリーの処刑...マリーへの風刺の絵も流布する中で国家反逆罪に国庫横領の罪で、死刑を宣告される。
私はこの映画を見る前にマリー・アントワネットの生涯の本を読んでいたのですが、マリー・アントワネットのことを知っている人にとっては説得力あるものの、シーンが断片的なためにある程度歴史の経緯を知らないとわからないかもしれません。
映像の作り方語られ方が違うだけで、こんなにも違う印象を受けます。

「マリー・アントワネット 上、下」シュテファン・ツヴァイク、中野京子 訳、角川文庫

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オーストリアから皇太子妃として迎えられ、王妃となるマリー・アントワネット。
無邪気で遊びたがりの性格なマリー。
宮廷での儀礼儀式、皇太子との結婚生活の不具合とそれを嘲弄されてしまう。
結婚生活の不和やベルサイユでの言葉が、一国の崩壊の運命をさだめてしまう。
初めてパリを訪れてたときには圧倒的な歓迎ぶりを見せた市民が、次第にフランスの現状をかえりみず感覚のまま生き、お気にいりの貴族と贅沢のかぎりをつくした享楽にふけり、不誠実な人事を行うマリーに次第に憤懣が高まってしまいます。
そんな民衆にベルサイユ宮殿が襲撃されて、さらに首飾り事件に通じて、淫蕩な女性として汚名をかぶせられることになり、ルイ16世の処刑後、マリー・アントウネットも断首されてしまいます。
幽閉された場所や監獄の警備をつかさどる人たちが、マリーの自然で家庭的な人柄に接することで、
外部との接触や外部への脱出を助けてしまう場面が何度もあることが感動的です。

この本は、ソフィア・コッポラ監督の映画を見たあとに読んだ本なのですが、
とっても面白かったです。読んだあとで映画を見ると、見えなかったシーンが見えてきます。

ちなみにソフィア・コッポラの「マリー・アントワネット」の原作はアントニア・フレーザーの「マリー・アントワネット」(早川文庫)なのですが、今度読んでみたいなって思っています。

マリー・アントワネットの生涯を写真と一緒に語られたこんな本もわかりやすいです。

「王妃 マリー・アントワネット」エヴァリーヌ・ルヴェ 著、塚本哲也 監修、遠藤ゆかり 訳、創元社

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ちなみに、「マリー・アントワネットの懐中時計」の展示は、東京銀座で5月31日まです。

"Hommage a Marie-Antoinette"『マリー・アントワネットへのオマージュ』展
http://news.swatchgroup.jp/swatch/nghc_event/moreinfo/2009/05/hommage-a-marie-antoinette.html

もうすこしマリー・アントワネットのことやフランス革命のことを知りたいなって思っています。
by momokororos | 2009-05-29 23:29 | 読書 | Trackback | Comments(0)
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