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久しぶりに、白洲正子さんの『十一面観音巡礼』を本棚から取りだしてきて読んでいます。

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奈良の聖林寺のことが一番最初に書かれています。表紙の写真は聖林寺の十一面観音さまです。

姫路のおひさまゆうびん舎さんを訪れたときに、古本の販売をされるハレクモさんがお店にいらしていて、ハレクモさんと仏像のお話しをしていたのですが、奈良桜井の聖林寺の十一面観音さまが一番好きとのことでした。

姫路をあとにして、仏像談議にほだされて、行こうか迷っていた奈良の室生寺へ久しぶりに訪れてみました。
わたしは、室生寺の十一面観音さまが仏像の中では一番好きなんです。ふくよかな顔立ちが優しくて、金堂の中に並んだ仏像の中ではひときわ背が低いのもかわいい感じです。

持っている『国宝への旅12』の表紙の写真が、室生寺の十一面観音立像の写真なので載せておきます。

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室生寺の十一面観音立像の写真は、山形酒田にある土門拳記念館でみた写真が一番素敵でした。恋ゴコロに似た気持ちで眺めていたことを思いだします。
土門拳記念館、また行きたいです。

「土門拳記念館~山形酒田」〜2015年 4月 25日の日記
http://momokoros.exblog.jp/23006724/


室生口大野からしばらく大阪方面に向かうと桜井。先に話している十一面観音さまがここにいらっしゃいます。
この前は寄りませんでしたが、聖林寺の十一面観音さまはキリッとしたお顔立ちをしています。その一方、腰のくびれが妙になまめかしく人間的で官能をそそるところもあります。そのアンバランスなところも魅力です。

聖林寺の十一面観音さまの写真も『国宝への旅15』にあったので、こちらも載せておきます。

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聖林寺は昔一度訪れたことがあるのですが、自分のブログを調べてみるも出てきませんでした。ブログを書き始める前の2003年より前に訪れているようです。

そのあと、2013年にも見にいこうかなと思いながらも行くのを諦めています。

そのときはこう書いていました。

午前10:55 · 2013年5月3日
桜井。ここにも魅力的な十一面観音さまがいるのですがまた今度。


京都のお寺の仏像もいろいろ見てまわりましたが、今また見にいきたいと思うのは、奈良のお寺の仏像です。
新しさと古さ、街と自然が混在した京都の魅力はいまだに変わらないのですが、穏やかな表情の奈良の仏像はまた見たいと思わせる魅力があります。

また機会をみて、聖林寺をはじめとする奈良のお寺に行きたいと思います。


「シャクナゲ咲く室生寺〜奈良」〜2017年 5月 5日の日記
http://momokoros.exblog.jp/25749325/

「一番西のよく行く本屋さん〜姫路」〜2017年 5月 4日の日記
http://momokoros.exblog.jp/25745675/

by momokororos | 2017-05-17 22:12 | 古都 | Comments(0)
久しぶりに白洲正子さんの『花日記』を見ていました。

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白洲正子さんの凛とした文章と、鉢に活けられたお花が素敵です。

まんさくに水仙に梅のお花。

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外出から帰り、暗闇の中に梅が匂うとき、私は春の前触れを知る。そして同時に、王朝の人々の生活を思わせるような、春風駘蕩とした気分になる。思い浮かぶのは紀友則の、
君ならで誰に見せぬ梅の花
色をも香をもしる人ぞしる
[白洲正子、『花日記』より]

紀友則さんのこの歌は、
あなた以外の誰にこの梅の花を見せましょうか。このお花の色に香りの素敵なことはわかる人だけにわかります。
という意味で、昔の人の恋の想いを感じます。

by momokororos | 2017-02-17 23:58 | お花 | Comments(0)
白洲正子さんの『ほんもの』。

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持っている白洲正子さんの本に載っているのですが、好きな話しがいくつか載っていたので手にいれました。

特に
「銀座に生き銀座に死す」
「珍品堂主人 秦秀雄」
が好きです。

「銀座に生き銀座に死す」は、あまたの文人たちに愛されたむうちゃんという女性の話しです。他にもむうちゃんのことが書かれている本があるなら読んでみたいです。白洲正子さんの『行雲抄』にも収められています。

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「珍品堂主人 秦秀雄」は、井伏鱒二さんの小説の『珍品堂主人』のモデルになった秦秀雄さんの話しで、だましだまされる骨董の話しが面白いです。白洲正子さんの『遊鬼 わが師 わが友』にも収められています。

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『珍品堂主人』は文庫本で持っているのですが、どこにしまってあるのやら。単行本でもほしい1冊です。


by momokororos | 2016-10-19 23:35 | | Comments(0)
白洲正子さんは大好きな作家さん。
「韋駄天お正」の異名をもつ破天荒とも思えるかのような人生を歩んできた人であるのだけど、行動と深い洞察力をもち、作家だけにとどまらず、生き方、考え方に共感します。

少し前に読んだ白洲正子さんの「雨滴抄」。
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この中に、藤原家隆の歌が引用されています。

花をのみ待つらん人に山里の雪間の草の春を見せばや

「見せばや」は「見せたいものだ」の意味なのですが、いい歌です。

そして、今日。
家に帰ってからゆっくり本を読もうと思ったのですが、なかなか気持ちにしっくりする本がありません。
好きな作家さんの、林芙美子さん、武田百合子さん、白洲正子さん、志村ふくみさん、岡部伊都子さん、鴨居羊子さん、三岸節子さん、宇野千代さんなどのエッセイもココロに響かない。

自分は何を求めているのだろうと思いながら、探した本。
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この中に早春の武蔵野のくだりがでてきます。

寒い外気のなか、ときには薄雪が武蔵野の雑木林を覆うころ、風の匂いにも春のかすかな気配があって、気がついてみると、落ち葉の陰や残んの雪間に野草が小さな芽をのぞかせている。ー そんな光景にめぐりあうと、また春に出会えた、という喜びにひたれるからだ。
(「花日記」白洲正子、世界文化社 より)

武蔵野の雑木林が好きで、国立(くにたち)の一橋大学の構内の雑木林を見にいきたくなります。
もっといろんなところに素敵な雑木林があると思うのですが知らないので、今は一橋大学の雑木林を歩くだけで満足しています。

国木田独歩さんの「武蔵野」も好きな本で、渋谷に武蔵野の面影が残るくだりが書かれているところは大好きです。

白洲正子さんの「花日記」の先のくだりの続きです。

春「たけなわ」を過ぎて以降の旺盛な生命力には、圧倒されて憂鬱になるが、早春のみずみずしさには、いのちそのものを感じ、胸が痛くなるほどの感動をおぼえるのである。
その、小さな芽の代表が、ふきのとうだ。何といっても一番早く現れ、しめり気をふくんだ土の香にまじって、珠玉のような浅緑の頭をもたげる。

花をのみ待つらん人に山里の雪間の草の春を見せばや

(「花日記」白洲正子、世界文化社 より)

藤原家隆の歌が引用されています。

この本、文章だけでなく、花器に活けられたお花の写真が載っていて素敵な本です。しばらく、この本を楽しみたいと思います。
by momokororos | 2014-02-27 22:56 | | Comments(0)
先日、仕事を早めにおわらせて、世田谷美術館に行ってきました。
地震の影響で、閉館にしていたり企画展の時期をずらしている美術館があるなか、
世田谷美術館は開館していました。
東京世田谷の用賀駅が最寄り駅なのですが、近いようで遠い世田谷美術館。
用賀駅から美術館の近くまでは散歩道風に整備されているのですが結構歩きます。

環状8号線に隣接した砧公園という大きな公園の一番奥に美術館があります。
桜が少しだけほころんでいました。
昨日はとってもあったかかったので、さらに開花してきたかなって感じです。

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世田谷美術館では、「白洲正子 神と仏、自然への祈り」の展示が開催されています。

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「白洲正子 神と仏、自然への祈り 生誕100年特別展」
■ 世田谷美術館
■ 2011年3月19日(土)~2011年5月8日(日)  1階展示室
■ 午前10時-午後6時(入場は閉館の30分前まで)
■ 毎週月曜日 休館
■ 〒157-0075世田谷区砧公園1-2
■ 03-3415-6011
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html

展示エリアが、白洲正子さんの著作の本のタイトルごとにわかれています。
国宝や重要文化財なども含めて絵画や器、仏像などがたくさん展示されていてびっくりです。

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檜の木でつくられた扇、鳥獣人物戯画があることで有名な京都高山寺所蔵のかわいらしい犬、白洲正子さんの本に紹介されていた滋賀のお寺のかなりかわったお人形、白洲正子さんが自宅に置いていた十一面観音さまなど素敵ものたくさんでした。

展示物とセットで、白洲さんの文章のパネルが展示されていて、そのパネルもしっかりと読んでしまい、結局会場に2時間もいてしまいました。
平日の美術館、震災の影響もあるのでしょうが、人がまばらでゆっくり見ることができました。

図録も買ったのですが、この図録がとてもいい作りをしています。
箱入りで、分冊に分かれています。

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今日の日曜美術館が白洲正子さんの紹介をしていました。
もう1回訪れてみいいかなって思うような展示会です。
by momokororos | 2011-04-03 10:02 | 展示会 | Comments(0)

かわいいもの、ちいさなものが大好きです


by ももころろ