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2017年 07月 26日

先まわりした気持ち〜久坂葉子さん

久坂葉子さん。
少し前に『幾度目かの最期』の本を読んでから気になっている人です。
このあいだ、神戸元町の1003さんで久坂葉子さんのことを語る2冊を見つけました。

『久坂葉子研究』。

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このなかの、『幾度目かの最期』の原稿のことを書いた文章と、原稿書きあげたあとの久坂さんの思い出の文章など、久坂さんの思い出を語る寄稿がたくさんです。

『幾度目かの最期』の中では架空の名前で出てきた登場人物が実名ででてきたり、久坂さんの世界観のことを語っていたりして、久坂さんのことをより伺い知ることができます。

久坂さんのことを知れば知るほど、久坂さんの他人の前で振る舞う姿と内面の気持ちの葛藤を想います。他人の気持ちを感じて、さらには先まわりして感じて、自分の思い(想いでしょうか)に悩み、気持ちとは裏はらな言動を演じていたこともあったように感じてなりません。
私の好きな二階堂奥歯さんも同じような印象を感じます。

1003さんで手にいれたもう1冊。
富士正晴さんの『贋・久坂葉子伝 小ヴィヨン』。

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こちらは違う版で持っているのですが、小ヴィヨンが入っているので手にいれました。

この現代に書かれているのと遜色がない久坂さんの文体に、久坂さんが50年前以上の人だとは到底思えません。
神戸に住み、三宮で遊んでいた久坂さん。彼女が遊んでいた神戸を思い浮かべます。
いま一度、『幾度目かの最期』を読んでみようかなと思います。


「『幾度目かの最期』〜久坂葉子さん」〜2017年 7月 19日の日記
http://momokoros.exblog.jp/25924991/



by momokororos | 2017-07-26 22:40 | | Comments(0)
2017年 07月 20日

憧れの神戸の乙女な本屋さん

姫路から神戸にでていた話しは先日の日記に書きました。

きのう学芸大学の流浪堂さんを訪れていたのですが、姫路と神戸はセットですねって言われました。確かにここしばらく姫路と神戸の両方行っていること多いです。
その昔は、大阪と神戸がセットでした。

元町通5丁目でお蕎麦を食べたあとは、元町通4丁目のハニカムブックスさんへ。

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お店になにか変化があったということでしたが、なかなかわからないものです。棚が少し高くなって文庫本のコーナーが充実していました。

お店では、平松洋子さんの『ひさしぶりの海苔弁』を手にいれました。

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安西水丸さんの絵でした。

平松洋子さんの本は大好きで、部屋の本棚の一画には平松洋子さんの本のコーナーができています。ハニカムさんで見つけた本は、新刊で見かけていながら手にいれていなかった1冊です。

可愛いノートも見つけました。

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最近、古書組合にはいり楽しそうな店長さん。本の世界が広がっている感じです。
昔はハニカムさんのお店にくるお客さんの比率が、女性9に男性1くらいに感じていました。最近は男性のお客さんも少し見かけるようになって、女性8に男性2くらいでしょうか、と店長さんと話していました。男性2もいないと思いますが、それでも乙女なお店には違いないです。東京にはない本屋さんかなと思います。いや全国でもかもしれません。

ハニカムさんを後にして、元町の1003さんと栄町のlottaさんを廻り、神戸はおしまいにしました。今回は神戸の海側だけ巡りました。神戸で新しいところにはずっと行っていませんが、歩いているだけでも楽しくなる、いつまでも憧れの神戸です。

今日は、久しぶりに自由が丘を歩いていたのですが、こちらも神戸と同じように歩いているだけで楽しくなる街です。



by momokororos | 2017-07-20 22:56 | | Comments(0)
2017年 07月 19日

『幾度目かの最期』〜久坂葉子さん

先日、神戸元町に行っていたときに、1003さんで、久坂葉子さんの本を2冊見つけました。
久坂さんの本が2冊もすごいですね?と店長さんに話したら、久坂さんは神戸の人ですからと言われて、ああ、久坂さんは神戸だったと思いだしました。

久坂葉子さんの本は、2、3ヶ月前に『幾度目かの最期』を読んでいるのですが、この本のことを書いていながら投稿していなかったみたいなので、『幾度目かの最期』の日記を先にあげたいと思います。

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この中に収めれている一番最初の短編集の「四年のあいだのこと」を少し読んでみたら、素敵だったので手にいれました。
乙女の淡い恋ごころを描いた短編です。
淡い恋ごころが、だんだんと想いが高じていくところが少しこわいですが、そんなところも久坂葉子さんをよく表しているのかもしれません。

この本を読んでしばらくしてから、学芸大学の流浪堂さんで、久坂葉子さんのことを書いた本を2冊見つけています。

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『エッセンス・オブ・久坂葉子』の本の中にこんなくだりがありました。

私の生活、それは、決して順調ではなかった。短い短い期間ではあるけれど。
楽譜で云ったら、ところどころ、長調になったり、短調になったり、シャープがついたり、フラットがついたり、又、ナチュラルにもなったりした。
私の生活は感情生活だった。私は多く夢を見た。自分の生活、それを音楽の様にしたかった。美しいメロディーを、自分自身の生活に描いて行こうとした。然し、その夢は、いつもいつも破壊されて来た。感情生活は、時々危険な事もあった。口では、現実家だとか、理性に富んでるんだとか云ったが、実の私は非常に、ロマンチストでもあり、アイディアリストであった。
多くの人を愛した反面、多くの人を嫌った。すべて、物事を考える時、行う時、極端的であった。乱暴であった。その事が、如何に、近辺を荒した事か、私はタイレントだった可も知れない。
[久坂葉子、『エッセンス・オブ・久坂葉子』より]

自分の生活を音楽のようにしたかった、という気持ちには私にも通じるところあり、美しいメロディーに似た夢を描いているところも似ているかもしれないです。そんな似ているところやあやうさも含めて久坂さんに惹かれているのかもしれません。

久坂葉子さんが新宿ゴールデン街で飲んでいたくだりが出てきます。
少し前に新宿に行ったときに、昼間ですが、ゴールデン街の入口を覗いてみました。

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ゴールデン街は何度か歩いたことはあるのですが一度も遊んだことはないです。久坂さんが飲んだ街ということで再び興味をひかれます。


by momokororos | 2017-07-19 21:17 | | Comments(0)
2017年 07月 11日

情感あふれる恋〜中里恒子さん

少し前に金沢の石川近代文学館でみた「乙女の文学展」。
川端康成さんの本が展示されていたのですが、川端康成さんの『乙女の港』や『花日記』は、中里恒子さんが書いたものに川端康成さんが補筆したということを知りました。

「乙女の文学展」〜石川近代文学館
2017年 5月 27日の日記
http://momokoros.exblog.jp/25803438/

中里恒子さんは昔好きで読んでいた作家さん。本棚を探して中里さんの本を引っ張りだしてきました。

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『時雨の記』は、初めて読んだ中里さんの本です。再び読んでみました。

つつましく生きる女性と、家族がありながら女性に激しく惹かれる男性の物語。
相手に共感し、相手の振る舞いにこれまでの生き方に思いを馳せ、お互いにないものに惹かれあいます。
落ちついた描写でありながら、主人公の熱い情感が感じられます。

多江は、言われた通りに、壬生と別れて車内にはいり、きのうからのことを、蜃気楼のように、鮮明に泛べながら、揺られていました。
消えないように、そっと眼ぶたを閉じて、蜃気楼をうつつに見続けていました。
[中里恒子、『時雨の記』より]

この本を初めて読んだのが大学生くらいのとき。この小説の情感がわかっていたのかしらと思いましたが、好きな小説だったことを覚えています。内容はすっかり忘れてしまいましたが、やはり感じいるものがあったのだと思います。

先を急いで読みたくなるような本ではなく、ゆっくりと味わいたいです。


中里さんの本は、あわせて4冊が部屋から出てきました。

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まだ読みかえしていませんが、また読みたいと思います。

『往復書簡』を読んだときのつぶやきです。

2014年3月2日
宇野千代さんと中里恒子さんの「往復書簡」。途中まで読んでいたのですが、また読みはじめました。中里さんはかなり昔に「時雨の記」を読んで好きになりました。往復書簡の手紙の文章は、ゆっくりとした時を感じ、日常の話題の中に奥深さを感じます。

2014年1月1日
宇野千代さんと中里恒子さんの「往復書簡」。「ふるさとへまはる六部の気の弱り」がでてきます。長年諸国を旅する僧(六部)が気が弱るとふるさと近くを回る、の意味で、宇野さんの強さの中の弱さについて語るところから始まっていて興味深いです。



by momokororos | 2017-07-11 21:47 | | Comments(0)
2017年 07月 09日

久しぶりの南青山〜青山の街の魅力

昨日は夕方から青山へ。
久しぶりに土日に出歩いています。

表参道の交差点から根津美術館へ向かう通りはブランドのお店が多く華やかです。

ヨックモックさん。

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昔から変わらずお洒落な洋菓子屋さんです。昔も今も憧れのお店です。

プラダさんの建物。

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久しぶりに南青山を歩いたのですが、上質な散歩を楽しめた感じがしました。

南青山の根津美術館の近くの HADEN BOOKSさん。

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本と喫茶のコーナーがあります。
低く音楽が流れていて気持ちが深く落ちつくような空間です。

根津美術館横の交差点の坂をくだると、途中二股の道に分かれて西麻布の交差点近くにでます。この道が大好きでよく歩きました。西麻布も秘めたる雰囲気が大好きで、よく青山から西麻布に出ていました。

昨日は西麻布方面にはいかず、再び青山通りに戻り、北青山の doux dimancheさんへ。

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青山通りから少し入ったところに都営住宅があったのですが、その向かい側の花壇や空き地はお花がたくさんです。
今日は百合みたいなお花が咲いていました。

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いま工事中の都営住宅は、複合的な施設になるみたいで、素敵な場所になるといいなって思ってます。

青山通り沿いは歩道も広く、お洒落さんもたくさんで、歩いていてうれしくなります。

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夕方からは涼しげな風も吹いてきて、街歩きが気持ちいいです。

表参道のけやき並木もお洒落です。

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青山は、19歳のときから遊びに行っている街ですが、いまだに東京の中で大好きな街の1つで憧れつづけています。



by momokororos | 2017-07-09 21:57 | | Comments(0)
2017年 07月 01日

かの子さんへの想い〜岡本一平さん

岡本かの子さん。
かの子さんは岡本太郎さんのお母さん。
何年か前から、岡本かの子に興味を惹かれていました。

先日、会社をひけたあとに、学芸大学の流浪堂さんへ。3時間もお店にいたのですが、話しのあいまに、女流作家の棚に、小堀杏奴さん、矢田節子さん、岡本かの子さんなどの本がたくさん並んでいるのを見かけました。

気にかかる本はたくさんあったのですが、岡本一平さんが書いた岡本かの子さんの本の『かの子の記』、岡本かの子さんの『河明り』の本を2冊手にいれました。

岡本一平さんの『かの子の記』。

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岡本一平さんは岡本かの子さんの夫です。
この本は、かの子さんが亡くなられてからの、かの子さんを想う一平さんの気持ちを綴ったものです。

かの子がお花が好きだったことが書いてあるくだりです。

かの女は花が好きだつた。だが、それと関係なしとしても、かの女の性格には花が相應しいところがあると見える。かの女が眠つてから四十日近くになるのに、かの女の写真のまはりにはみなさんが持つて来て下さる花は絶えない。ときどき霊園へも持つて行つてやるのだが、まだそれでも、座敷の床と応接間な、花で賑かに咲き群れでゐる。庭の光景とは反対である。
牡丹、カーネーション、薔薇、スヰートピー、チューリップ、菜の花、春蘭、百合、アマリリス、フリージア、マーガレット、ーこの他、老齢の文豪からの贈りものに相應はしい、白の斑入り蘆の水鉢が、渋味を帯びて供へられてゐる。
[岡本一平、『かの子の記』より]


かの子さんの似顔絵も載っています。

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かの子さんが好きだった牡丹のお花の歌です。
この絵には、「一平」という文字が見えますが、そのあとの文字が読めません。一平さんの書いた絵なのでしょうか。
この本の「かの子の二度目のお盆」の中に、一平さんが牡丹の絵を描くくだりも出てきます。

牡丹の模様といへば、ちやうどその頃、女持の揮毫を頼まれてゐたが、他人に描いてやるなら、うちの者にもという気がするので、銀扇に牡丹の絵を描いて牌前に供へたものだが。かの子が牡丹が好きだつたことは人の知るところ。
[岡本一平、『かの子の記』より]


この本は箱入りの本ですが、本体の装幀にお花があしらわれています。

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箱入りで装幀も素敵なのですが、本の重さがかなり軽いです。発行を見てみると昭和17年。戦争中の刊行でした。

この本の中に、かの子さんの『老妓抄』のかの子さんの歌が引用されていて印象的です。

年々にわが悲みは深くしていよよ華やぐいのちなりけり

普通に読むと流して読んでしまうかもしれませんが、かの子さんの人生を知ると、感じいるものがあります。


もう1冊はまだ読んでいないのですが、岡本かの子さんの『河明り』。

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また今度読むのが楽しみです。


これまで読んだ岡本かの子さんの本です。

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もう1冊持っているはずの『芸術餓鬼 岡本かの子伝』はちょっと探しましたが見当たりませんでした。


昔の日記には、
岡本かの子さんの『女人ぼさつ』の詩を板画にした棟方志功さんの「女人観世音板画巻」のことを書いています。

棟方志功さんの板画~青森市民美術展示館・棟方志功記念館
2015年 08月 06日
http://momokoros.exblog.jp/23530315/


岡本かの子さんの『鮨』を手にいれたときの日記です。

京都散歩(其の六)~京都近辺本屋巡り
2015年 07月 26日
http://momokoros.exblog.jp/23470406/


こんなこともつぶやいていました。

2014年9月11日
岡本かの子さんの『食魔』の中の『家霊』。その冒頭に「山の手の高台で電車の交叉点になっている十字路がある。十字路の間からまた一筋細く岐れ出て下町への谷に向う坂道がある。坂道の途中に八幡宮の境内と向い合って名物のどじょう店がある。」。場所は違うけど駒形のうなぎ屋がモデルだと思います。

2014年8月21日
岡山県立美術館の「巨匠の眼 川端康成と東山魁夷」の展示会で、川端さんと岡本かの子さんの書簡が展示されていて興味をいだきました。東京中目黒のCOWBOOKSさんで手にいれた岩崎呉夫さんの『芸術餓鬼 岡本かの子伝』を読みはじめました。

2014年8月21日
明治から昭和を生きた岡本かの子さんは、岡本太郎さんのお母さん。少女時代を多摩川のほとりの二子や青山、京橋で過ごし、なかでもこよなく愛したのが青山だそう。晩年過ごしたのが青山高樹町。まだ読みはじめだけど、かの子さの生涯気になります。


by momokororos | 2017-07-01 22:25 | | Comments(0)
2017年 06月 29日

「恋ひ恋ふ君と我」~与謝野晶子さんの『みだれ髪』より

『春泥集』の詩集を手にいれてから、与謝野晶子さんのことが再び気にかかり、昔読んで大好きだった『みだれ髪』を久しぶりに読みかえしてみました。

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与謝野晶子さんの想いを感じられる詩集だと思いました。

『みだれ髪』の中の与謝野晶子さんの一句。

道は云はず後を思はず名を問はず
ここに恋ひ恋ふ君と我と見る

世の中のしきたりにとらわれません。これからのことはわかりません。後ろ指をさされてもかまいません。ここに私を恋してくれるあなたと、あなたを恋している私がいるだけです。

という意味なのですが、なんて素敵な歌なのでしょうか。

ここまで言いきれる女性の熱い想いと決意を感じます。女性的な情感溢れる歌の中に力強さがあり、そんな与謝野晶子さんに惹かれてやみません。

かなり前ですが、鎌倉文学館で開催されていた与謝野晶子さんと与謝野鉄幹さんの「恋ひ恋ふ君と」の展示会を思いだします。

昔書いた日記を引用します。

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「恋ひ恋ふ君と」~鎌倉
2006年7月8日の日記

今日は雨降る前にと思い、見たかった展示会へ出かけました。
最近、雨降らないうちにと行動すること多いのだけど、雨降られてないです。

鎌倉文学館「恋ひ恋ふ君と」展。

「与謝野晶子・与謝野寛」の展示会で、かねてから見たいと思ってました。またギリギリになってしまったけど行ってよかったなって思う展示会でした。展示会の名前は「みだれ髪」の詩の一節からとっています。

「道は云はず後を思はず名を問はずここに恋ひ恋ふ君と我と見る」

与謝野晶子「みだれ髪」

蛇足ながら道は「道徳」の意です。
その思いの深さが素敵です。

与謝野晶子さんの詩は大好きなんだけど、今回鎌倉の地を歌った詩に触れることができました。鎌倉を訪れたときに詠んだ歌だそうです。鎌倉はとっても海が近いんです。

「鎌倉は朝も恋しき思ひ出も海の方より寄り来るかな」 与謝野晶子

「行く春の鎌倉に来て君と見ぬ半日は書を半日は波」 与謝野寛

鎌倉文学館は、鎌倉に行ったらおすすめの美術館です。
最寄り駅は江の電「由比ガ浜」。鎌倉から2つ目。
エントランスの木立からして素敵。途中の門のところで入館料を払い深い緑の中を歩き、昔のトンネルをくぐると素敵な洋館。バラの季節はお庭からの建物も素敵です。加賀藩(石川県)の別荘だったところだそうです。2階やお庭からは遠くに海が見えます。

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東京谷中の朝倉朝塑館(彫刻)、東京御殿山(五反田)の原美術館(現代美術)と並ぶ好きな美術館かな。

写真は、
恋ひ恋ふ君と展
鎌倉文学館洋館とバラ
鎌倉の海(鎌倉材木座)

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この「恋ひ恋ふ君と」の展示会の図録を大事にとっておいたはずなのですがどこにあるかわからなくなりました。探してまた読んでみたいと思っています。

この前、久しぶりに鎌倉文学館を訪れていますが、やはり素敵だなって思いました。

与謝野晶子さんの歌は、じっくりと読みながら、与謝野晶子さんの想いに気持ち重ねたいと思います。


「素敵な洋館と薔薇の庭園〜鎌倉文学館」〜2017年 6月 6日の日記
http://momokoros.exblog.jp/25828739/

「自己賛美と自己解放〜与謝野晶子さん」〜2017年 5月 31日の日記
http://momokoros.exblog.jp/25814121/

「『春泥集』〜與謝野晶子さんの詩集」〜
2017年 5月 25日の日記
http://momokoros.exblog.jp/25799952/



by momokororos | 2017-06-29 22:47 | | Comments(0)
2017年 06月 28日

見え隠れするカラダ〜FRANCESCA WOODMANさんの写真集

おととい、霞ヶ関と中目黒で仕事をしたあと、久しぶりに中目黒のCOWBOOKSさんに寄ってみたのですが、残念ながら定休日。

代官山から渋谷に行く小さなバスに乗り、途中の鶯谷町の乗泉寺で降りて、近くにあるtotodoさんへ。totodoさんと中目黒のdessinさんは姉妹店です。

totodoの店長さんから久しぶりと言われました。半年くらい訪れていなかったみたいです。

お店では、
この前に手にいれた Andre Kertesz(アンドレ・ケルテス)さんの別の写真集を見せてもらったり、Terri Weifenbach(テリー・ワイフェンバック)さんの小さな写真集を見せてもらったりしました。ワイフェンバックさんの写真集は、プリントがついているのでかなり高かったです。
植田正治さんのカラーの写真集も見せてもらいました。ぼけた写真で、これまで植田正治さんの砂漠のモノクロのキリっとした写真を見てきているので、こんな写真も撮っていたのか驚きました。

FRANCESCA WOODMAN(フランチェスカ・ウッドマン)さんの写真集も2冊紹介してもらいました。

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日本では大々的な写真展をされていないそうですが、海外では注目されてきている女性の写真家だそうです。

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セルフポートレートの写真が多いです。

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モノや環境に融合するような、溶けこむような写真や、モノの部分を構成するような写真に興味を惹かれました。

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この日記では、少しおとなしめな写真を載せていますが、人間のカラダというものを見え隠れさせることによって、さらにカラダというか肉体というものを強く意識させられるような気がします。

FRANCESCA WOODMANさんは、若くして亡くなったとのことをtotodoさんの店長さんから聞いています。自殺ですか?と聞いてみると、そうでした。

展示会があれば、見てみたいなと思う人です。


by momokororos | 2017-06-28 22:50 | | Comments(0)
2017年 06月 26日

お部屋の机〜2017年6月26日

久しぶりに机の本です。

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部屋の本の中からセレクトしたいと思っている本があって、並べようかなと思っているのですが、魅力的な並べ方できないかなっと思ってます。


by momokororos | 2017-06-26 22:56 | | Comments(0)
2017年 06月 13日

盛岡素敵なところ〜本屋さんと雑貨屋さん

盛岡で朝テレビを見ていたら、個性的な本屋さんとして、盛岡のさわや書店さんのことが紹介されていました。

さわや書店さんは、特別のカバーをかけてタイトルも著者もわからなくした「文庫X」という文庫本をお店に並べていた本屋さんです。全国の書店に広まりましたね。

ニュースでは、さわや書店さんの上盛岡店が今年3月にお店を閉められたと言っていました。きびしい状況で頑張っているさわや書店さんの取り組みとして、地元の名産品とのコラボなどを紹介していました。わたしは本屋さんだけでも満足なのですが、本だけではなかなかむずかしい時代みたいです。

さわや書店さんは、盛岡のアーケードの繁華街や、駅ビルFESANの中にあります。こちらの写真はFESAN店。

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チャグチャグ馬コの休憩場所の材木町商店街。チャグチャグ馬コを見送ったあとに、光源社さんに寄っていました。素敵なうつわがたくさんです。
写真は奥にある喫茶店の可否館さんです。

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材木町商店街からチャグチャグ馬コを追いかけて、中津川で再び馬コを見てから、中津川沿いの散歩をはさみながら、深沢紅子 野の花美術館と雑貨のひめくりさんに寄っていました。

中津川から盛岡駅に戻る途中に、菜園と開運橋のあいだにある雑貨屋さんに寄りました。

雑貨のhanaさん。

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鎌倉にある葉っぱ小屋さんの店長さんから教えてもらいました。
盛岡駅から開運橋を渡りアーケードの繁華街にいたる道から、すこしずれた道沿いにあるのでいままで気づきませんでした。

西淑さんの商品や、中川政七商店さんの商品など、いい品揃えでした。

お店をでて、盛岡駅まで歩きます。
開運橋から見る北上川と岩手山です。

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岩手山の山頂は雲に隠れていましたが、素敵な川と山です。

盛岡から帰りたくない気持ちでいっぱいでしたが、帰路につきました。



by momokororos | 2017-06-13 22:18 | | Comments(0)