「ほっ」と。キャンペーン
今日のお部屋の机です。

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10冊くらいの複数の本を同時に読んでいることが多いのですが、読んでいる本に関連する本をみたくなって部屋の奥から本を探しだしてくるのとあわせて、そのときに目についた本も引っ張りだしてくるので、いたるところに本の山ができます。

図書館でも、周りが一心不乱に1冊の本を読んでいる中で、孫引きするわたしのそばにはだんだんと本が積み重なっでいきます。

せめて机の上だけはきれいに片づけようと思っているのですが、ほっておくとスペースがなくなってしまいます。
こんな状態が常にキープできるといいなと思っています。

by momokororos | 2017-02-22 22:45 | | Comments(0)
尾形亀之助さんの『美しい街』。

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話題にしている知り合いの古本屋さんも多く、古書組合でも話題になっているという話しを聞きました。

尾形亀之助さんは、「色ガラスの街」で初めて読んだ詩人です。

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前にTwitterで書いた文章があるのですが、少し舌足らずのところを直して引用します。

とってもやさしい詩集でココロにしみいります。尾形亀之助さんの「障子のある家」は辻まことさんがずっと肌身離さず持ち歩いていた本。辻さんに、草野心平さんが惹かれて復刻したいと思っていることを話したら、辻さんがポケットに持っていた本をさしだしたそうです。


尾形亀之助さんの全集も持っています。

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全集を持っているにもかかわらず、新刊を手にいれてしまう尾形亀之助さんの魅力。

いくつか好きな詩があります。
「十二月」と「天国は高い」の詩です。


十二月

紅を染めた夕やけ

風と


ガラスのよごれ



天国は高い

高い建物の上は夕陽をあびて
そこばかりが天国のつながりのように
金色に光っている

街は夕暮だ

妻よ—
私は満員電車に居る


尾形亀之助さんの詩は、夢のような光景と現実の風景を詠んでいて、現実から離れた夢みる感覚とふとわれにかえるような情景に気持ちが、どこか懐かしい感じがします。やはり尾形さんはやさしいんだなって思いました。

by momokororos | 2017-02-20 23:07 | | Comments(0)
今年になってから金沢に行きたいという想いをかかえながら3、4回行くのを諦めています。

先週は日本海側の大雪で断念。
先々週も悩んだ末に学芸大学へ。
その前の週は、高円寺に出ていたのですが、最近遠出していないのでは?と言われて金沢や京都への慕情がつのりました。

金沢や京都を訪れたのは、この前の年末なのでまだまだ日が浅いのですが、去年の1月2月に訪れた街を調べてみると、金沢9日、京都4日、神戸3日でした。去年に比べれば遠出していないのですが、1月2月に遠出していない年もちらほらあります。

去年の年末に金沢を訪れたときは、金沢の新刊本屋さんで平積みにされていた金沢を舞台にした小説を見かけていました。あとで買おうと思い東京に帰ってから探したのですが、タイトルも著者も忘れてしまい、平積みしている本屋さんも見かけず、ずっと買えずじまいでした。

やっと探していた本を見つけました。井上雪さんの『廓のおんな 金沢 名妓一代記』。

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まだ読み始めですが、この小説を読みながら、金沢に想いを馳せたいと思います。

by momokororos | 2017-02-15 22:59 | | Comments(0)
昨晩、渋谷に行ったとき、ブックファーストさんに寄って手にいれた加藤幸子さんの『尾崎翠の感覚世界』。

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尾崎翠さんの『第七官界彷徨』と、尾崎翠さんの全集を持っているのですが、惹かれるものを感じながらもうひとつ感覚的に受けいれられていませんでした。


ある時期、尾崎翠とほんとうに親しく交わっていたのは、林芙美子だったらしいのである。
[加藤幸子、『尾崎翠の感覚世界』より]

林芙美子さんは大好きな作家さん。
尾崎翠さんと仲良しとは知りませんでした。東京の落合では一緒に住んでいたこともあったそうです。

林芙美子の文体は、素直で人なつこく、欲望はげしい彼女自身である。すぐ裸の自分を見せるけれども、相手も裸にせねば気がすまない。彼女の強い意志は、たとい失恋の最中でも「シャンと首をあげ」させる。
尾崎翠のそれは、自己を含めてあらゆるものに公平な描写である。主人公の少女も、少女がしたう従兄も、彼のはき出す鼻息も、かち栗でさえも、平等の価値を与えら淡々と語られる。その結果「私はだんだん悲しみから遠のいてゆく心理」になるのである。自分が裸になって相手に迫るという光景は、けっして起こらない。
[加藤幸子、『尾崎翠の感覚世界』より]

林芙美子さんは自分の感情をさらけだして強さも弱さも素直に語っているのが私にとって魅力です。尾崎翠さんの本を読むときも、林芙美子さんみたいな感情の吐露を無意識的にですが期待していた自分がいて、そんな期待感で読んでも尾崎翠さんの本はわからないのは当たり前かもと感じました。
以前にも、どんな本を読むときもそれまでのスタイルで本を読み続けている自分自身を感じたことがあり、読み方を何度か変えてきたことがあります。また今度話せればと思います。


著者の加藤さんはさらに、尾崎翠さんの第七官界、第七の感覚についてこう書いています。

第七官界では何が起こるか。日ごろ見慣れていたものの形、音、大きさが変容するのである。
(中略)
もちろんそのものに魔法がかけられて、ほかのものに化けてしまったわけではない。変容は、それを見たり聞いたりしている「私」の感覚世界の中で生じたのだ。
(中略)
第七官界は、固定概念を排除したところに生じる純粋の感覚世界なのだ。
(中略)
現代の抽象絵画はどうだろうか。あのねじ曲がった人の顔やものの形や、形にならない線や点や現実にはない複雑な色のすべては、想像の産物か、それとも画家の環境世界にほんとうに現われたものなのか。私はやはり画家たちはほんとうに視ているのだと思う。
[加藤幸子、『尾崎翠の感覚世界』より]

まどろみのときなどで感じられる感覚が、第七官界の入り口と加藤さんは言っています。
寝ているときの夢や、夢と現実とのつながりに興味があるので、まどろみのときに感じられるモノの変容の感覚の話しにはかなり惹かれるものがあります。

先に書いた本を読むときにいままでの読み方にとらわれている自分もそうなのですが、固定観念にとらわれずにいたいなって思います。

まだ半分くらいまでしか読みすすめていませんが、後半も読むのが楽しみです。

by momokororos | 2017-02-11 23:28 | | Comments(0)
学芸大学の流浪堂さんにこの前に訪れたときに、レジ前に置かれていた安岡章太郎さんの『ヨーロッパやきもの旅行』。

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よくみると、挿絵が鴨居羊子さんと書いてありました。鴨居羊子さんは大好きな作家さんなんです。

見たことのない挿絵が載っていました。

ロバのイラストかわいいです。

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「ポルトガルの洗濯女」とは、本文も読んでみたくなります。

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パリの風景のイラストも載っていました。

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鴨居羊子さんの絵に久しぶりに出会えてうれしかったです。

by momokororos | 2017-02-07 23:26 | | Comments(0)
名前には聞いたことある『サロメ』。
目にしたことがあるビアズリーさんの挿絵。

聞いたことある、見たことあるというそんな状態が長く続いていましたが、少し前に、原田マホさんの『サロメ』を読みました。

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感想を書いてから日記にあげようと思っていたら、ずいぶん遅くなってしまいました。

面白くて2時間くらいで読みあげました。
原田マハさんは始まりの文章がうまいです。おごそかで浮ついた感じがない静謐さを感じる文章です。
原田マハさんは『カフーを待ちわびて』から読んでいるのですが、むかしの文体とはかなり変わってきているのではないかと感じます。

弟のオーブリー・ビアズリーさんのために身を売り、名声高いバーン・ジョーンズさんへ近づく姉。 そこで出会うオスカー・ワイルドさん。
オスカー・ワイルドさんが書いた戯曲をビアズリーに読んでほしいというくだりです。

ーその戯曲のタイトルは、〈サロメ〉。
哀しく、美しい恋の話だ。 ー破滅的なほどに。
[原田マハ、『サロメ』より]

このくだりを読んで、ビアズリーさんのことをもっと知りたくなりました。

オスカー・ワイルドさん作、オーブリー・ビアズリーさんの挿絵の岩波文庫版の『サロメ』。

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読みにくいかなという先入観をよそに、すんなりと読めました。
自らの踊りを披露することと引き換えに、宝石よりも珍しい孔雀よりも、恋してしまうも冷たくされる預言者ヨナカーンの首をほしがる王妃の娘サロメ。想いを果たしたサロメは王によって殺されます。
恋する気持ちが高じた悲劇でしょうか。
悲劇と書きながら、そうではないかなって気持ちも否めません。

わたしの好きな二階堂奥歯さんは、『サロメ』を恋愛ものベスト15の1つにあげています。

『サロメ』の文庫を手にいれた同じ日に、中目黒のdessinさんで見つけたビアズリーさんのイラスト集。

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岩波文庫に載っている挿絵ですが、「ヨナカーンとサロメ」の絵です。

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ヨナカーンを賛美するサロメの言葉は、格調高くありながらも退廃的です。


中目黒をあとにして、その足で学芸大学の流浪堂さんに寄ってみると、ビアズリーさんの展覧会の図録を見つけました。

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これらの3冊の本は同じ日に見つけています。関連する本を偶然に次々と見つけることが多々あります。不思議なものです。


『サロメ』を読むと、古今東西、恋する気持ちは同じだなって感じます。
少し前に紹介した島崎藤村さんの『若菜集』の「おきく」をまた読みたくなります。

「おきく」の清姫が出てくるくだりです。

かなしからずや
    清姫は
蛇へびとなれるも
    こひゆゑに

[島崎藤村、『若菜集』「おきく」より]


ビアズリーさんをめぐる話しも興味があるので、ビアズリーさんの図録の解説と絵を読みながら楽しみたいと思います。



by momokororos | 2017-02-06 22:38 | | Comments(0)
花と植物を中心とした写真で構成されていて、単にお花だけを紹介しているのではなく、アートな魅力的な雑誌を見つけました。

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フランスのBLOOMという雑誌です
中目黒のdessinさんで見かけていたのですが、あまりにも値段が高いために躊躇していたのですが、その素敵さにあらがえませんでした。

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透けているお花や葉っぱが美しいです。

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2冊のBLOOMがあって片方だけを買おうと思ったのですが、2冊とも素敵で選べず、結局両方とも手にいれました。

もう1冊のBLOOMです。

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食とエロティックを結びつける写真は時々見かけますが、植物とエロティックを結びつけているのは初めて見ました。
写真は一番控えめの1枚です。

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瞬間を捉えた写真。斬新です。

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BLOOMは年1回刊行されている雑誌でした。もともとの定価がびっくりするほど高いです。
とても魅力的な雑誌なので、他の号も見てみたいなって思います。

by momokororos | 2017-01-29 22:07 | | Comments(0)
今橋映子さんの『パリ・貧困と街路の詩学』を図書館で読んでいたら、ブラッサイさんの『1930年代秘密のパリ』のことが書かれていました。

ミラーとブラッサイ、驚くほど混沌する二人の感受性が、30年代のパリの形象として最も良くとどめたのが「公衆便所」であろう。『秘密のパリ』でブラッサイは、奇妙で上品でランプのように内部が明るいこの建造物に、まるまる一章を献じている。(中略)この奇異でひそやかな小建造物が、1930年代には1300もあり、この都市のなじみ深い風景であったのに、プルーストも描くようにホモセクシュアルたちの「友好の地点」になってしまったために行政側が憂慮し、急激に姿を消していくのを、ブラッサイは惜しむ。
[今橋映子、『パリ・貧困と街路の詩学』より]

そんな写真載っていたかしら思い、『1930年代秘密のパリ』の写真集を引っ張りだしてきました。

パリの公衆便所の写真が載っていました。

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何回か見ているはずなのに、見ているようで見ていない自分自身へのふがいなさを感じます。
しかし、こんな公衆便所がパリのいたるところにあったなんて驚きです。

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このブラッサイさんの『1930年代秘密のパリ』は奥が深いかもしれません。

この本の表紙の写真も何の写真かがわかると驚いてしまいます。


「ブラッサイさんの『夜のパリ』」〜2016年 12月 1日の日記
http://momokoros.exblog.jp/24998812/

by momokororos | 2017-01-27 22:10 | | Comments(0)
先日、久しぶりに『フレンチ・カンカン』の映画を見たのですが、その中でエディット・ピアフさん本人が歌声を披露するシーンがありました。名前は知っていたものの初めて歌声を聞き、素敵な歌と歌声に魅了されました。

映画を見てからそんなにたっていないのですが、本屋さんで山口路子さんの『エディット・ピアフという生き方』の本を見つけました。

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パラパラと見ていたのですが、エディット・ピアフさんとジャン・コクトーさんの親交について書かれていたところがあったので手にいれました。


そんな頃、ジャン・コクトーと出会った。ジャン・コクトーはピアフより26歳年上で詩・小説・脚本・絵画・映画、さまざまな分野でその才能を発揮した芸術家だ。
出会った頃は俳優のジャン・マレーと暮らしていた。50歳を過ぎていたコクトーは娘のようにピアフを愛した。
二人の交流はおよそ25年、ほぼ同時に亡くなるまで続いた。
コクトーはピアフの死の報せを受けた数時間後に亡くなったのだが、このことで二人の友情は歴史にくっきりと刻まれた。
[山口路子、『エディット・ピアフという生き方』より]


『評伝 ジャン・コクトー』の本にはこう書かれています。

やがてコクトーはベットから起きた。ここでまた電話が鳴った。そこで彼は自分ででに出た。彼はピアフの死を知った。レポーターたちは、電話で感想を求めていた。だが簡単な受け答えの後、次のような言葉を聞いた。
「エディット・ピアフの死で、また息をするのが苦しくなりました。午後にでもこちらにおいでください。」
中略
正午を少し回っていた。サロンでコクトーは気分が悪くなった。庭師夫婦がデルミを起こしに行く。医師がミィイに呼ばれ、コクトーに注射をした。デルミはコクトーを寝室まで運びあげた。
オルフェ[コクトー]が息を引き取ったのはその部屋で、時間は午後一時頃だった。
[ジャン=ジャック・キム、エリザベス・スプリッジ、アンリ・C・べアール、『評伝 ジャン・コクトー』より]


26歳年下のエディット・ピアフさんの知的感性を高く評価し愛したジャン・コクトーさん、そしてコクトーさんが大好きだったピアフさん。素敵だなって思いました。

by momokororos | 2017-01-26 22:52 | | Comments(0)
お部屋の机です。

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とりたてて大きな変化はありませんが、いろいろな本への興味はつのる一方です。

読みたいお話しがあったので、グリム童話の本を奥から引っ張りだしてきました。1巻目が見当たらなかったのですが、読みたかった物語は3巻目に載っていました。
読んだグリム童話のお話しはまた今度したいと思います。

原田マハさんの『サロメ』は、面白くて2時間くらいで読んでしまいました。
オスカー・ワイルドさんの『サロメ』や、サロメの挿絵のオーブリー・ビアズリーさんに関連する本を読んでから感想を書いてみたいです。

by momokororos | 2017-01-24 22:35 | お部屋 | Comments(0)

かわいいもの、ちいさなものが大好きです


by ももころろ