奈良高畑にある新薬師寺。

このあいだ奈良の室生寺に行ったときに、聖林寺か新薬師寺か迷いましたが、今回もどちらに行こうかと悩みました。
聖林寺への電車とバスの時間がかみあわず、奈良駅が最寄りの新薬師寺に行くことにしました。
奈良駅が最寄りといっても新薬師寺まで歩くと1時間はかかります。
近鉄奈良駅からタクシーを使おうかと思いましたか、市内循環バスを見かけたので、バスに乗り新薬師寺の近くまで行くことにしました。
高畑町というバス停で降りるつもりでしたが、前に来たときと雰囲気が違うと思い、その先の破石町のバス停まで乗ってみたら、正解でした。

バス停から新薬師寺までは坂道を登り15分くらい。日陰となるところがほとんどなく、暑い時期はちょっと遠いです。着いたら汗だくでした。

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大好きなお寺の1つで、格好いい十二神将の仏像があります。
本堂に入ると真っ暗な中に塑像の十二神将が白く浮かびます。お堂にはいったときは塑像以外は真っ暗なのですが、しばらくたつと目が慣れてきます。

ロウソクの光を背景に薬師如来さまを囲み十二神将が浮かびあがるといった雰囲気です。

新薬師寺のホームページ
http://www.shinyakushiji.or.jp/junisinsho/

十二神将の中で好きなのは、迷企羅大将と伐折羅大将。

迷企羅大将(新薬師寺での名前、文化庁では波夷羅)は、片足を台座に乗せて少し曲げて、腰に手をあてもう一方の手は高くかかげて、まさに決めのポーズをとっているような雰囲気で格好よすぎます。

前に新薬師寺に行ったときに迷企羅大将について書いていた文章と写真です。

午前10:59 · 2013年9月9日
十二神将は薬師如来を守るガードマン。その中の真達羅大将(しんだらたいしょう)だけ、唯一武器を持っていません。新薬師寺にも十二神将がいらっしゃいますが、迷企羅大将が武器を持ってませんでした。写真は毎日新聞社の『十二神将』より。

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伐折羅大将(新薬師寺での名前、文化庁では迷企羅)は、髪の毛を逆立て口を開けて忿怒の形相。剣をもち、手を下向きに何か押さえつけるような感じで立っていて迫力です。

十二神将の真ん中には、お目目ぱっちりの薬師如来さま。

龜井勝一郎さん著、入江泰吉さん写真の『写真版 大和古寺風物誌』。

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この本の中に、新薬師寺の薬師如来さまのことをこう書かかれています。

金堂の薬師如来は、前述のごとく弘仁時代の仏像であるが、眼病平癒を記念するため、とくにその眼は大きく創られている。まるで異人のようだ。
[龜井勝一郎著、入江泰吉写真、『写真版 大和古寺風物誌』より]

いままで、「お目目ぱっちり」だなと思っていただけでしたが、やっと意味がわかりました。

この本に、入江泰吉さんの新薬師寺の伐折羅大将の写真が載っていました。

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新薬師寺の十二神将は、あらがえない魅力を感じます。

新薬師寺は3年ぶりでした。
お堂の中は椅子も用意されていて、椅子に座り、汗がひいてきてココロおだやかになっていくのをゆっくり感じてゆくことができます。


「十年来の想いと千二百年の想い~奈良唐招提寺・新薬師寺」〜2014年 5月 5日の日記
http://momokoros.exblog.jp/21961698/

「かっこいい仏像~奈良そぞろ歩き(其の一)」〜2010年 12月 5日の日記
http://momokoros.exblog.jp/13762485/


by momokororos | 2017-06-09 20:25 | お寺 | Comments(0)
奈良の室生寺。
何回も訪れたことのあるお寺なのですが、また訪れたくなるお寺の1つです。
京都から1時間、大阪からも1時間電車に揺られ、バスに乗り山を登ること15分。
むかしの人が歩いて詣でていたことに想いを馳せます。

高野山は女人禁制でしたが、室生寺は女人高野といわれ、女性の参詣が認められていました。

バスを降りてゆるやかな坂をお土産物やお食事処を左右に見ながら進みます。

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赤い橋を渡ると室生寺の山門です。

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金堂までの石段の左右にはシャクナゲが咲いています。

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金堂の中には、大好きな十一面観音さま。
美しくてかわいいんです。金堂への石段の手前には弥勒堂があり、こちらには東洋一の美男子といわれる釈迦如来さまがいらっしゃいます。

前に山形の酒田の土門拳記念館に訪れたときに、土門拳さんが撮った室生寺の十一面観音さまが展示されていました。
それまでも好きだったのですが、その写真を見てまた見にいきたいと思っていました。それから2年、やっと再び見にくることができました。

金堂からもう少し登ると本堂。
さらに登りと五重塔です。

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一番小さな国宝の五重塔です。

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シャクナゲが咲くのは毎年ゴールデンウィークの季節。

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室生寺の石段は高さがあり不揃いで、登り降りが大変ですが、魅力的です。

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よいしょと登る、しっかり踏みしめて下る、普段は意識しない自分の身体を意識します。いつまで登れるのかなと思ったりします。


室生寺のある室生口大野駅から何駅か大阪方面に行くと長谷駅。少し歩いたところにある長谷寺はちょうど今、牡丹のお花がが咲いています。
いつもは室生寺と長谷寺は合わせて見にいっているのですが、今回室生寺だけを見にいきました。


「室生寺のたたずまいと十一面観音さま~土門拳記念館」〜2015年 5月 22日の日記
http://momokoros.exblog.jp/23148875/

「室生寺の魅力~会津八一さんの歌」〜2015年 5月 30日の日記
http://momokoros.exblog.jp/23182599/


室生寺は何度も訪れているお寺。なぜ同じ場所に何度も来たくなるのかなと考えていました。前に来たときの自分の想いや昔の人の想いを確かめにきているのかもしれません。

前に室生寺に来たのは、2013年5月でした。4年前の想いを引用してみます。


室生寺にきました。
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午前11:47 · 2013年5月3日

シャクナゲの花が咲く女人高野、室生寺。不揃いな石段の上に金堂が鎮座しています。
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午後0:11 · 2013年5月3日

室生寺。日本で一番小さい国宝の五重塔がある素敵なお寺です。土門拳さんが東洋一の美男と称した釈迦如来さまや、ふっくらかわいらしい十一面観音さまがいらっしゃいます。
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午後0:20 · 2013年5月3日

大きな檜。室生寺の五重塔はかつて台風で大きな木が五重塔に倒れかかり見るも無残な姿に。そのとき境内の300本の檜の皮を剥ぎ、五重塔の屋根の檜皮葺を修復。剥がされた木々は痛々しかったけれど、自らの境内の木を使う再生に感動しました。
午後0:59 · 2013年5月3日

室生寺本堂。美しい。
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午後1:52 · 2013年5月3日

室生寺。本堂の屋根のライン。
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午後1:55 · 2013年5月3日

室生寺は女人高野と言われます。その当時高野山は女性の参拝が許されておらず、室生寺は女性の参拝が許されここの名前がついたとのこと。京都のほうから室生寺までどんな大変な道のりだったのだろう。3年ぶりくらいにきた室生寺。また来たい場所です。
午後2:21 · 2013年5月3日


by momokororos | 2017-05-05 21:52 | お寺 | Comments(0)
鎌倉散歩。
大巧寺のお花を見たあとに、鎌倉駅からひと駅の北鎌倉駅へ。

北鎌倉の駅前にある円覚寺。
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円覚寺の中の松嶺院は時期限定で公開しているお寺です。
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花の多い鎌倉のお寺の中でも、こちらのお寺はとりわけ多くのお花が咲いています。

クガイソウ
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ヤブデマリ
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ホタルブクロ
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フウロウソウ
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ヒメカンゾウ
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ナデシコ
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原種鉄線。クレマチスです。
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クレマチスは、育てたいなって思いながらも過去一度しか育てたことありません。

美容柳
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松嶺院をでて、円覚寺境内の椅子に座り休んでいると、スズメが砂浴びしてました、かわいい。
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北鎌倉の東慶寺や長谷の光則寺、扇ヶ谷の海蔵寺にも行きたいなって思っていましたが、円覚寺境内を吹きぬける風に鳥の鳴き声が心地よいのでゆっくりしようと思いました。


円覚寺の一番奥にあるのが黄梅院。
近くに咲いていた雪の下のお花。可憐です。
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ゆっくりと坂をもどり北鎌倉の駅へ。鎌倉散歩はこちらでおしまいにしました。お寺は2つしか巡れていませんが、久しぶりの鎌倉を満喫しました。
また今度訪れるときは、和田塚から由比ヶ浜、長谷、極楽寺を散策してみようと思います。
by momokororos | 2014-06-30 22:14 | お花 | Comments(1)
鎌倉散歩の続きです。

雑貨巡りにかなりの時間をかけてしまいましたが、ようやくお花のお寺巡りをすることに。

鎌倉駅からまっすぐ歩くと若宮大路。
そのスクランブル交差点を渡ると大巧寺があります。お花がたくさん咲いているお寺の1つです。

ハナヅル草という初めてみるかわいらしいお花をはじめてみました。
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ストケシア
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バイモ
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アジサイ
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美容柳
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蛍袋
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ニオイバンマツリのお花もわずかに残っていてくれてました。
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カタバミ
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ヤナギハナガサ
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アガパンサスはもう少しでした。
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このお花はなんだろう。虎の尾かな?
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駅近くで、鎌倉にくると必ず立ち寄るお寺です。

鎌倉から北鎌倉へ移動。
あまり時間がないのですが、この時期にもう1つ見たいお花のお寺があります。
by momokororos | 2014-06-28 21:11 | お花 | Comments(0)
京都探訪の続きです。
先週訪れたときに、ちょうど「京都非公開文化財 特別公開」が開催されていました。
こちらは、京都観光案内所でもらったパンフレットです。

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訪れていないところ3つありましたが、建仁寺の境内にある「大統院」へ行くことにしました。
京都現代美術館に寄ってから、四条通りを西へ少し歩き花見小路に入り建仁寺さんへ。

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入り口はいってすぐのところにあるお庭です。

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苔と石の市松模様のこんな感じのお庭、東福寺方丈八相庭園にあります。東福寺のお庭は重森三玲の作庭なのですが、こちらのお庭は数年前に作庭されたみたいです。

お寺の中には円山応挙の「幽霊画」の絵があり、はじめて見ました。

大統院の門の脇から出て少し上ると八坂の塔の下の東大路通りに出ました。

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東大路通りから東寺まで行こうかなって思ったのですが、直接行くバスがないので諦めて、
1筋南の道を西の鴨川の方に坂を下ります。途中で、こんなお店を見つけました。

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円山応挙の絵に続いてまたも幽霊!?お店には入らなかったのですが気になります。

松原橋で鴨川を渡り高瀬川も渡ります。

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高瀬川は川面が近くて、いつも見ても気持ち落ち着きます。

河原町通りを北に歩き、寿ビルデイングヘ。

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5階にある絵本の「メリーゴーランド」さんへ。

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お店のスタッフさんとお話しをしながら、こんな本を買いました。

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この「つくし文房具店」さん、東京の国立(くにたち)にあるお店で、
ずっと前から訪れてみたいと思っていながら、まだ行けていないお店なんです。

寿ビルヂングの3階と1階にある「mina perhonen(ミナ ペルホネン)」さんへ。

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http://www.mina-perhonen.jp/shop/kyoto/

ほとんどいつも見るだけなのですが、素敵な柄のお洋服がいっぱいです。

京都巡りは今回でおしまいです。
雑貨屋さんには1軒も訪れませんでしたが、また今度巡りたいと思います。
by momokororos | 2011-11-06 22:31 | 古都 | Comments(0)

京都祇園界隈散歩

京都はずっと魅了され続けている街なのですが、最近は大阪神戸に行くことが多かったです。
今回は久しぶりに京都に泊まり、朝いつもより早くホテルを出てみました。
京都の街を歩いていると、寄りたいところがたくさんあることに気づきます。
時間が早かったために開いていないお店がほとんどだったのですが、ちょうどお寺の冬の特別公開が開催されていて、見たことがないお寺も公開されていたので見にいくことにしました。

三条通りから姉小路通りに移り東へ向かい、寺町通りに出て南下、六角通りを越えたところで京極通りを横切り裏寺町通りに入り、蛸薬師通りで河原町通りを横切り西木屋町通りに出て四条まで下り、四条通りを東へ鴨川を渡り、祇園に入ります。

行くすがらお店がいろいろ頭をよぎっていたのですが祇園の天ぷら屋の「天周」さんへ。
並んで待っている人がいたので一旦去ったのですが、このまま食べるのが流れるかもしれないので、戻って食べることにしました。幸いすぐにお店にはいれました。

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お店に寄るのは3、4年ぶりくらいでしょうか。ミックス天丼という海老と穴子の天丼を頼みます。

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店内には20人くらいはいれますが、揚げ手はひとりで頑張っています。
色が地味だなって感じましたが天丼ってそうだったかもしれませんね。野菜の緑がちょっとでもあるとまた違うかもしれないなぁって思いました。

お店をあとにして八坂神社の方に歩くと、京都現代美術館何必館(かひつかん)があります。

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木村伊兵衛さんの写真の展示会が開催されていました。今日3/6(日)までの展示です。

先日、東京阿佐ヶ谷の古本屋の「銀星舎」さんで東北の話題を話していたのですが、
木村伊兵衛さんの秋田美人の写真が載っている写真集を見せてもらっていたばかりでした。

美術館の前にも貼りだされている秋田の女性の写真、キリッとしたまなざしに強い意志を感じます。

何必館の5階は箱庭がある空間は素敵で好きです。

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何必館を出ると、八坂神社はすぐそこです。

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八坂神社の前の大通りの東大路通りをしばらく西に歩くと、
雑貨屋の「Mijas Pittoo (ミハス・ピトゥー)」さんがあります。

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かわいい雑貨がたくさんです。
2階にもスペースがあるのですが、いつのまにか上がれるのは2人までとなっていました。お店の人に断って上がります。半分くらいのスペースがカフェなのですが、一度も開いているときに出会ったことがないのですが開いているときあるのでしょうか。

Mijas Pittoo さんの先で大通りから離れて南に向かうと建仁寺さんがあります。
ちょうど今特別公開している建仁寺の塔頭が2つあったので見てみました。

「正伝永源院」。

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正伝永源院は織田有楽斉の茶室「如庵(じょあん)」があったお寺だそうです。
このお寺から東京麻布に移築、さらに神奈川大磯を経て今は愛知犬山にあります。
平成8年に如庵の写しが正伝永源院の境内に作られたそうです。
狩野山楽の蓮のつぼみから枯れるまでを描いている「蓮鷺図」も素敵でした。
「京の冬の旅」のパンフレットの表紙にも使われています。

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「両足院」に移ります。

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門をはいったところの白砂お庭がきれいでした。

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大正ガラスの窓から見えるお庭です。

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写真ではわかりませんが、歪みがある大正ガラスは味があって大好きです。
お庭の左手に如庵を模した茶室「水月亭」があることを知りました。

建仁寺をあとにして、鴨川を渡る松原橋へ。橋の上から鴨川の上流を望みます。

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鴨川のはるかむこうには雪山が見えますが、比叡山でしょうか。

河原町通りまで出て、河原町通万寿寺上ルにあるカフェ「MIZUCA」さんへ行こうと思ったのですが、お店が見当たりません。しばらくぶりだったので、自分が場所を勘違いしていたのではないかって疑ってしまい、そのあたりを右往左往してしまいました。やっぱりおお店はなく違うお店が入っていました。去年の祇園祭りのときに通ったときはお店はあったのですが、いつ閉店してしまったのでしょう...残念です。

気をとりなおして、
前の日によっていながらゆっくりできなかった、絵本の「メリーゴーランド」さんにまた寄りました。

お店の看板です。

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この看板はいつも見ていたのですが、裏側にも絵が描かれていました。

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前からほしかった絵本と、お店で見つけて素敵だなって思った絵本を1冊手にいれました。

北白川界隈や大徳寺や寺にも時間があれば寄りたいなって思っていたのですが時間切れでした。
また今度訪れたいなって思います。
by momokororos | 2011-03-06 10:07 | 古都 | Comments(4)
京都泉湧寺の探訪の続きです。
再び泉湧寺道を下り、総門の外にある「即成院」へ。

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http://www.gokurakujyoudo.org/

ここには、京都で一番好きな観音菩薩さまがいらしています。
結構仏像が好きなのですが。もの1つ好きで仕方がないのが、奈良中宮寺の観音菩薩さまです。

先日の日記で、即成院の観音菩薩さまについては書いているのですが、
五百円内陣まで入れて、まじかで二十五菩薩さまを見ることができます。
来迎仏で、あの世にいくときにお迎えにきてくれる菩薩さまです。
楽器を持っていて優しい笑顔の菩薩さまもいらっしゃいます。
あの世にいくときこわくないですよっと楽器を鳴らしてにこやかにお迎えしてくださるそうです。
京都平等院の壁面の運中供養菩薩さまも来迎仏だそうです。

泉湧寺は大好きなお寺で、こんな本を持っています。

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この中に二十五菩薩の写真が載っています。
もう1つ京都の仏像の本
「京都仏像を訪ねる旅」監修・伊東史朗、写真・講談社写真部、講談社カルチャーブックス

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この中には泉湧寺のお寺の章に、この即成院の観音菩薩坐像と、
先の日記の戒光寺の釈迦如来立像の写真が大きく載っているんです。

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泉湧寺の三世仏や楊貴妃観音をとりあげずにこちらだけというのもかなり珍しいかもです。

それでもお堂の薄暗い中で見る観音さまが一番で、写真では伝わないですね。
とにかくやすらかでいいお顔をされています。
そして座り方も倭座り(やまとずわり)といわれている正座に近いふわりとした座り方で珍しいです。

この二十五菩薩さまは苦難にあわれているらしく真っ黒にすすけています。
お寺の方もおそれ多くて触らないとのことでした。
昔は泉湧寺は一般の人は立ち入り禁止で、この二十五菩薩さまもその聖域の中にはいっていたので、
一般の人にも参拝させてあげたいということで、
泉湧寺の総門の外にお寺を構えることで、寺域なのですが、
形式的に一般の人の参拝を許したとの話しをお聞きしました。
よく見ると、総門の外にお寺の入口があります。

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右が参道に上にかかる総門です。左が即成院の入口です。


京都には、この倭座りされている観音さまが三千院にもいらして、
阿弥陀三尊像の観音菩薩さまと勢至菩薩さまです。

持っている三千院の本の表紙がちょうど勢至菩薩さまです。

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即成院のお寺の方と話していたのですが、
三千院の菩薩さまはもっと前かがみで、今にも身をのりだしてきそうな感じだそうです。
もう何年も前に見たきりなので忘れてしまいましたが、
写真で見るかぎりそんな感じです。

そしてこの即成院には、
平家物語の中で、平家の船の上にかかげられた
真紅の地の中央に金色の日の丸の扇を、矢でうちぬいた「那須与一」の墓があります。
那須与一は屋島の戦いの出陣途中にした病にかかり、即成院に参り平癒し、その後屋島の戦いで勝利した後、即成院で出家されたとのこと。

家に帰り、さっそく那須与一の載っている平家物語の本を見てみました。

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即成院では、お寺の方から丁寧に長い時間説明をいただきうれしいかぎりです。
泉湧寺は1月12日に七福神巡りがあって、このときばかりは各お寺の境内が混雑します。

訪れて思いだし発見して、はるか過去に思いを馳せて、
帰って勉強して気づかなかった見れなかったところを再発見して、
また行きたくなってしまう無限の楽しみがありますね。

今回引っ張りだしてきた本

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「私の百人一首」白洲正子、新潮文庫
「寂聴古寺巡礼」瀬戸内寂聴、新潮文庫
「京まんだら(上)(下)」瀬戸内晴海、講談社文庫
「古寺をゆく 境内地図 京都・奈良編」小学館
「京都仏像を訪ねる旅」監修・伊東史朗、写真・講談社写真部、講談社カルチャーブックス
「新版 古寺巡礼 京都27 泉湧寺」上村貞郎、芳賀徹、淡交社
「新版 古寺巡礼 京都4 三千院」小堀光詮、袋まどか、淡交社
「運慶の挑戦」上横手雅敬、松島健、根立研介、文英堂
「源平争乱と鎌倉武士」武光誠、井沢元彦、世界文化社
「平家物語を歩く 古典文学に出会う旅」日下力 監修、講談社
「百人一首」大岡信、世界文化社
「平家物語 栄華と滅亡の歴史ドラマ」学研
「芸術新潮 2009年1月号 大特集運慶 リアルを越えた天才仏師」新潮社
by momokororos | 2009-01-05 22:12 | 古都 | Comments(0)
関西巡りの締めくくりは京都でした。

大晦日のことです。
梅田でごはんを食べようと思ったのですが、ことごとく閉まっています。
阪急8番館、イーマ、丸ビル、阪急グランドビル、流れ流れて阪急3番街へ。

土佐料理の「司」さんで久しぶりに食べることにしました。
高知に本店があるお店です。
大阪では「司」という名前で、東京では「祢保希(ねぼけ)」という名前でお店を開いています。
ここのかつおのたたきを食べたくてたまに寄ります。
今回は、かつおのたたき5切れと鰆の幽庵焼き定食を頼みました。

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お隣りのご婦人方も話していましたが、
かつおのたたきがかなりボリュームあって5切れだとかなり多いです。
結構厚いので3切れで十分な感じがします。
かつおもおいしかったのですが、さわらもとってもおいしかったです。
焼きに10分お時間いただきますって言われていたのですが、
こんなにおいしいのなら何分でも待ちます♪
お腹いっぱいになって京都へ向かいます。

京都の伊勢丹側のJRの3階改札口の目の前に新しい施設ができていたのにびっくり。

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さらに八条口の近鉄のモールも新しく生まれ変わっていました。

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その前の日に荷物を送りかえしたのにかかわらず、また大荷物になっていたので、
デジカメと財布だけ持って、すべてコインロッカーに入れて手ぶらで行動します。
かなり楽チンになりました。どこへでも行けそうな気持ちすらしてきます(笑)

東大路通りの泉湧寺道の信号からかなり入ったところにある泉湧寺へ向かいます。
このお寺は、皇室の「御寺」をいわれて別格の存在で、14人もの天皇が埋葬されているそうです。
昭和のはじめの頃まで一般に人ははいれなかったそうです。

東大路通りから泉湧寺道をずっとずっと登っていくと、途中に総門があります。

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坂を上まであがると、大門があります。

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御寺泉湧寺という石碑があります。
京都で御寺というと、洛北の御室仁和寺がありますが、
仏像だと泉湧寺が好きです、仁和寺は遅咲きのお多福桜ですね~

この大門をくぐると、坂下に仏殿が見えます。

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門から下ったところにあるお寺というのもかなり珍しいです。

このお寺のことをはじめて知ったのが、瀬戸内寂聴さんの「京まんだら」という小説です。
帰ってから本を探してみましたが、この頃はまだ瀬戸内晴海さんでした。

坂を下って仏殿の前へ、堂々たる構えです。

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仏殿の中には過去、現在、未来をつかさどる「三世仏」が安置されています。

仏殿の右横の方には、清少納言の歌碑があります。
実は、何回も泉湧寺と訪れていながら気がつかなくて、
その日の朝の番組で泉湧寺の清少納言の歌碑が紹介されていて初めて知りました。

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吉野石に書いてある文字はほとんど見えませんが、百人一首の詩です。

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帰ってから、「百人一首」大岡信、世界文化社、を見てみました。

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「夜をこめて鳥のそら音ははかるともよに逢坂の関はゆるさじ」
清少納言

という詩で、大岡信さんの訳でこんな意味です。

「夜も明けないのに鶏の鳴きまねをして 関所の門を開かせようとするのですね
 函谷関ならいざ知らず 逢坂の関の関守はだまされませんよ
 逢おうったって 私の関所はとてもとても」

大好きな白洲正子さんはどう訳しているのか見てみたくなって取り出してきた本です。

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全体の訳は載せてませんでしたが、理解を深める文章が載っています。

『「逢坂」に逢うをかけ、「関」が越えがたい男女の仲を意味したことはいうまでもない』
(私の百人一首、白洲正子、新潮文庫)

泉湧寺の話題に戻ります。
そのまま奥までいくと御座所で、庭園を見ます。

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菊の御紋がいたるところに見えます。

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庭園はこんな感じです。写真の中に小さく見えますが、雪見灯篭が有名です。

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泉湧寺の大門の入口横には、
楊貴妃観音が鎮座していて、鼻の下のおひげのように見えるがよく話題にされます。

再び大門を出て、東大路通りの方に下り、その途中にある「戒光寺」へ。

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このお寺は、運慶・湛慶親子の丈六の大きさの釈迦如来さま「釈迦如来像」がいてます。

http://www.kaikouji.com/temple.html

後水尾天皇の身代わりになったとのことで身代わりのお釈迦さまと呼ばれているそうです。
のどのところに黒ずんだ血の跡みたいなのがみえます。

ちょうど、芸術新潮が運慶の特集だったので見てみましたが、載ってませんでした。
諸説あるのでしょう。

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ここまで京都泉湧寺探訪の半分です。
なんて魅力あるのでしょう~京都の魅力は底知れないですね。
再び京都に入りびたりに戻る日は近いかもしれません~
by momokororos | 2009-01-03 23:19 | 古都 | Comments(0)

おだやかな表情と心

今日は、大阪から名古屋へ出ようと思ったのですが、
予定を変更して京都に降りたちました。
雪まじりの雨がときどき降っていて格段に寒かったです。
京都らしい寒さでした。
そんな寒さの中、京都で一番好きな仏像を見にいってきました。
今年最後の日に、素敵な気持ちを感じることができました。

泉湧寺というお寺の塔頭である「即成院」に、
阿弥陀如来と二十五の菩薩さまが安置されていて、
その菩薩の中の1つの観世音菩薩さまが素晴らしいんです。
今日は1人貸切り状態でした。いつもそんな静かに過ごせるお寺です。
お寺の方にかなり丁寧な説明していただいたあとに、かなり長いあいだ見惚れてました。

おだやかな表情にしなやかなお体つきはとっても美しくて、
ふわっと正座したようなお姿はかなり親しみがもてます。
見ていると張っていた肩のチカラがすっと落ちていきます。
金色に輝いていたはずのお姿は真っ黒にすすけています。
かなり受難があったそうで、いろんな人たちから守られつづけてきて、
そんな人たちに対して変わらない表情で見守られてこられてたお姿は、
すべてのことを受けとめてくれるような感じがして思わず涙してしまいました。
板張りの床からしんしんと冷気があがってきてすっかり体が冷えてしまいましたが、
いくら見ていても飽きません。

こんなおだやかな表情と心をもちながら、
これからを過ごしていきたいなって思いました。

今年も最後ですが、よいお年を、そして来年もいいことありますように。
by momokororos | 2008-12-31 20:33 | 気持ち | Comments(0)

かわいいもの、ちいさなものが大好きです


by ももころろ