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カテゴリ:読書( 37 )


2015年 03月 28日

『私の巴里物語』~ 朝吹登水子さん hondana

朝吹登水子さんの『私の巴里物語』。
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パリでの生活、交友関係が書かれており、憧れます。

石井好子さんのパリの本が好きなのすが、その中に朝吹登水子さんとの生活のくだりがでてきて、朝吹さんのことも興味をいだくようになりました。

最初に読みはじめたのが、『パリの男たち』や『私の巴里・アンティーク』。
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『私の巴里物語』には、朝吹登水子さんのパリ時代のときおつきあいしている人たちがたくさんでてきます。
私が知っている人を敬称略で並べると、
サルトル、ジャコメッティ、ジャン・ジュネ、アンリ・ミショー、ボーヴォワール、フランソワーズ・サガン、クリスチャン・ディオール、ピエール・カルダン、高峰秀子、川端康成、三島由紀夫、白洲次郎。
すごい顔ぶれです。

パリの高峰さんのことが、石井好子さんや朝吹登水子さんの著書にでてこないなあって思っていたのですが、やはりつながっていました。なんだかうれしいです。

朝吹さんがフランソワーズ・サガンさんの著作をいろいろ翻訳されていることを、これらの本を読んで知りました。
サガンさんの代表作は、『悲しみよこんにちは』。どこにしまいこんだのか見つからないので、前に撮った写真です。
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『悲しみよこんにちは』は、高校生のときに読んで、しばらく前にすすめられて再び読みかえしました。
読んだときに感想書いたはずなのですが、どこに書いたかわからなくなりましたが、かなり読後感はよかったです。
すばらしい雲は、ちょっと前に読んだ本です。

『私の巴里物語』の中に、朝吹さんがサガンさんと会ったときの、サガンさんの印象について書いています。

マルゼルブ大通りというのは、フランソワーズ・サガンというイメージ、つまりちょっと茶目っぽく、冗談好きで、シニックで、ブルジョワ的秩序などを最も嫌って反抗するタイプのお嬢さんが住む区とは正反対の、正統派ブルジョワたちの住むところであった。
(中略)
その時、こつこつとヒールの音がしてパジャマの上に水色の水玉模様のドレッシング・ガウンを着た可愛い少女が入って来た。
「ボンジュール、昨晩はおそかったのでまだ眠っていたの。こんな格好でごめんなさい」
第一印象は、まだ子供っぽい体をしたほっそりとした少女で、利口そうな大きな茶色の瞳だけが、その日のインタビューアーの東洋の女性をぬけ目なく観察していた。
『悲しみよこんにちは』のセシルな感じだった。早熟で、オトナたちの行動を観察していて、彼らに対して自由に振る舞い、おそれていない少女。

とあります。

このくだりを読んでサガンさんのこと気になりはじめ、手にいれて読んでいないサガンさんの本の「絹の瞳は」を最近読みはじめました。
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いろいろ読んでみたいなって思ってます。

by momokororos | 2015-03-28 11:56 | 読書 | Comments(0)
2015年 03月 19日

珠玉の随筆~薄田泣菫さんの『獨樂園

この前の日記でちょっとだけ紹介した薄田泣菫さんの『獨樂園』。
とても素敵な随筆なので、しっかり紹介したいと思います。大阪水無瀬の長谷川書店さんで手にいれた珠玉の1冊です。

薄田泣菫さんは初めて読んだ作家さんです。

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花や鳥などのお庭の自然に向けるまなざしとその豊かな表現にひきこまれます。

短編の1つ『花を待つ心』。
「どちらを向いて見ても花の微笑みだ。」で始まる文章、蕾から花開く瞬間を待つ著者の気持ちをあらわした文章です。その気持ちよくわかります。
清純な文章の中にときに妖艶なところも見え隠れするところは、堀口大學さんの詩を思いだしましす。

また別な短編の『土に親しめ』には、
「北欧のある文人は、自分のポケットにいつもいろいろの花の種子を入れておき、至るところでそれを撒き散らして歩いたといふことだが、」というくだりがでてきます。
茨木のり子さんの『寸志』の中にはいっている大好きな詩の「花ゲリラ」にも同じようなくだりがでてきます。

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『花ゲリラ』 茨木のり子

あの時 あなたは こうおっしゃった
なつかしく友人の昔の言葉を取り出してみる
私を調整してくれた大切な一言でした
そんなこと言ったかしら ひゃ忘れた

あなたが或る日或る時 そう言ったの
知人の一人が好きな指輪でも摘み上げるように
ひらりと取り出すが 今度はこちらが覚えていない
そんな気障(きざ)なこと 言ったかしら

それぞれが捉えた餌を枝にひっかけ
ポカンと忘れた百舌(もず)である
思うに 言葉の保管所は
お互いがお互いに 他人のこころのなか

だからこそ
生きられる
千年前の恋唄も 七百年前の物語も
遠い国の 遠い日の 罪人の呟きさえも

どこかに花ゲリラでもいるのか
ポケットに種子をしのばせて 何喰わぬ顔
あちらでパラリ こちらでリラパ!
へんなところに異種の花 咲かせる


茨木のり子さんの詩の中でも大好きな詩です。

再び薄田の文章に戻ります。
「彼らは群生する。多くのものと一緒にゐるのが、生活の真の姿であるかのやうに。」
と薄田さんは見つめます。
多くのものと一緒にいる、ことの大切さと豊かさを感じます。

豊かな感性からつむぎだされる珠玉の言葉の数々に魅力され、しばし読むのをやめて描きだされる情景に想いをめぐらせてしまいます。

薄田さんの全集も発刊されていたことがあるみたいですが、また違う作品を見つけて読んでみたいです。

by momokororos | 2015-03-19 19:49 | 読書 | Comments(0)
2015年 03月 16日

いろいろということ~ 江國香織さん、川上弘美さん、薄田泣菫さん

何冊も本を並行して読むことが多いのですが、最近は江國香織さん、川上弘美さん、薄田泣菫さんの本を読んでいました。
不思議とつながるものがあると感じたので紹介します。

江國香織さんの『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』。
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主人公の女の子のこんな文章がでてきます。

「おかしいのは、おなじしつもんにべつなこたえがかえることで、たくとには、でもそのどれもがただしいこたえにおもえる。」

理解するのではなく、感じること、受けいれることができる主人公。世界はなんといろいろなものに満ちあふれているのだろうか、とあらためて感じさせる作品でした。
江國さんらしさも残りながら、新しい視点の物語かもと思いました。

川上弘美さんの『水声』。
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川上さんは好きな作家さんの1人。
いままでの川上さんの本とは少し違う感じがする物語でしたが、このくだりを読んで自分の中で腑に落ちるものがありました。

「... たくさんの種類に分化していて、それぞれがちゃんとニッチを占めていればいるほど、繁栄してるってこと、なんだと思う。...」「じゃあ、人間も、いろんな種類がいて、それぞれに住みわけしていればいるほど、繁栄してるってこと?」

いわゆる一般の家族のつながり方とは違う主人公の家族の個性が描かれ、お互いに違うものを感じながら認めあっている物語です。

薄田泣菫さんの『獨樂園』。
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先の2冊が新刊本屋さんで手にいれたものなのですが、こちらは大阪水無瀬の長谷川書店さんで手にいれた1冊。

最初から惹かれる文章だったのですが、終わりまで素敵でした。

『花を待つ心』。
「どちらを向いて見ても花の微笑みだ。」で始まります。

なまめかしさも清純さもあわせもつ文章は、堀口大學さんの詩を彷彿させます。蕾から花開く瞬間を待つ著者の姿が目に見えるようです。

「彼らは群生する。多くのものと一緒にゐるのが、生活の真の姿であるかのやうに。」

多くのものと一緒にいる、ことの大切さ、豊かさを感じます。

これら3つの本とも、多様な存在やモノがあることが世界のあり方として自然なことである、と肯定的にとらえていて共感がもてます。

往々にして、違うということが受けいれられないことがありますが、受けいれるココロを持っていきたいなって思います。

by momokororos | 2015-03-16 22:35 | 読書 | Comments(0)
2015年 02月 28日

『プラテーロとわたし』ふたたび

ヒメネスさんの『プラテーロとわたし』が好きなのですが、先日、姫路と神戸を訪れていたときに、持っている2冊の本とは違う本を手にいれました。

これまで持っていた本。
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今回姫路で手にいれた1冊。
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こちらは長新太さんのイラストなのですが、ページに長さんのパラパラ漫画が描かれていて素敵です。

同じ日に神戸で手にいれた1冊。
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岩波書店の出版で、さきほどの岩波文庫と同じ長南実さんの訳なのですが、タイトルも本文の訳も挿絵も違います。
本文は文庫の訳の方がやさしいかな。挿絵は岩波書店版の方がたくさんです。

どれもやさしい感じで素敵です。
原文が素敵なんだろうなって思います。

by momokororos | 2015-02-28 13:46 | 読書 | Comments(0)
2011年 01月 24日

「石との対話」~自然と人間の想い

国をあげて守り、ときには国からの検閲のなか、読みつがれてきた数々の本。
全国津々浦々、図書館、学校の図書室、本屋さんがあって、本の持つ力を感じます。
過去から現在にまでいたる人間の想いと叡智がしるされた本に、自分の小さな想いを重ね、その魅力を少しでも伝えることができたらなって思ってます。

「石との対話」文 矢内原伊作、写真 井上博道、淡交新社

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大阪城のことを前に書いたときに話題にした本です。
表紙の写真(飛鳥の亀石のアップの写真)はあまり好きではないのですが、
中味はとっても素敵な写真と文章の本なのであらためて紹介したいと思います。

去年初めて読んでから、ときどき読みかえしているのですが、
石の写真もさることながら、矢内原さんの石に対する思索が素敵で魅力倍増です。

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上の写真のタイトルが「抵抗の精神」。
井上さんの写真に対して矢内原さんの言葉が付与されて息づく力を感じます。
さらに、自然が織り成す造型だけではなく、
人間が自然と向きあい、石を拝み、石を積み、石を刻んできた想いを感じさせられる本です。
素敵だなって思うだけで通りすぎていってしまう写真が多いなか、
本に載っている場所に実際行ってみたいと強く感じさせる魅惑の本です。

下の写真の右側は東大寺のものですが、去年東大寺を訪れていながら見ていません。

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去年、この本に載っている大阪城の巨石を探しにいっています。
この本の初版発行が1966年。載っている写真はそれ以前の写真です。
40年以上過ぎた今、見つけた巨石まわりの風景は過ぎた年月を感じさせるものでした。

「大阪城の巨石~「石との対話」」~2010年10月20日の日記
http://momokoros.exblog.jp/13464281/

下の写真の奈良飛鳥の石舞台古墳にも去年に訪れるつもりでしたが、
いつもの寄り道三昧で見にいけず、今年は是非見に行ってみたいなって思っています。

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前から石舞台古墳には憧れているのですが、その想いをまた書ければと思います。

by momokororos | 2011-01-24 22:14 | 読書 | Comments(0)
2011年 01月 08日

「アミ 小さな宇宙人」~エンリケ・バリオスさん

年末から、雑貨屋さん、本屋さん、職場のお友達が紹介してくれた本がたくさんでした。
お片づけやらお出かけやらで、いまだ読みきれていない本がまだあるのですが、
紹介いただいた本の中で、いいなって思った本の1つです。

「アミ 小さな宇宙人」エンリケ・バリオス 作、石原彰二 訳

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宇宙から地球にやってきた「アミ」。
地球の子どもの姿に変身しているけれど、文明が発達した宇宙の星の住人。
地球の少年に接触して、少年とともに地球のことを話し、他の星々を見てまわります。

生き方や愛などを真正面に捉えた話しで少しこそばゆい感じもあるのですが、
価値観や幸せなど、日々忘れていたことを考えさせらるような物語です。
その場そのときに感じることの大切さ、できることあるのに理想だけを求める気持ちなど、
アミと少年の会話にハッとさせられるところたくさんでした。

3冊シリーズなのですが続けて読みました。
あらためていろんなことを考えてみるきっかけをいただいたと思っています。

ジョディ・フォスターさん主演の「コンタクト」が好きな映画の1つですが、
このアミと世界観が共通するところがあると思ったのは私だけでしょうか?

by momokororos | 2011-01-08 12:04 | 読書 | Comments(0)
2010年 12月 16日

「つるかめ助産院」~小川糸さん

小川糸さん、大好きな作家さんの1人です。
近著を読んだので、その感想を書いてみたいと思います。

小川糸さんの作品は、「食堂かたつむり」「蝶々喃々(ちょうちょうなんなん)」「ファミリーツリー」、そして今回読んだ「つるかめ助産院」と読みついでいます。

「食堂かたつむり」「蝶々喃々」を読んだときの感想です。

「喋々喃々~小川糸さん」~2009年2月24日の日記
http://momokoros.exblog.jp/9692520

「ファミリーツリー」の感想は書いていませんでしたが、信州の穂高が舞台です。
私の大好きな碌山美術館や安曇野ちひろ美術館があります。
小説の中にも、ちひろ美術館がでてきます。

小川糸さんの文章はとっても素直で心にスっと入ってくる感じがします。
物語りの中で、強い絆と思われていた仲も、あるきっかけでもろくも崩れてしまう。
価値観、お金、いのちを通じて人と人とのあいだの気持ちを描いている作品で、
希望を忘れない素敵な作品です。

今回読んだ「つるかめ助産院」。

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南の島を舞台にした物語です。
小川糸さんの主人公は傷ついたり悩んだりしている人たちです。

思い出の南の島を訪れた主人公、
後ろ向きな気持ちと、どうにもできないもつれた感情にさいなまされます。
南の島で出逢った人たちとのかかわり、自然や食べ物を通じて、そんな感情から、喜びを感じ、変化に気づき、確かな実感を感じていきます。
主人公を取り巻く人々の生き方や考え方を通じて、自分の気持ちだけでなく他の人の気持ちを受けとめることができるようになっていく主人公に、共感し心洗われるような気持ちになります。

図書館で読んでいたのですが、涙しそうになり読み進めることができないこともありました。
タイトルにある「助産院」の話題も素敵で、とってもいい作品だと思います。

by momokororos | 2010-12-16 22:24 | 読書 | Comments(0)
2010年 12月 09日

「抱擁、あるいはライスには塩を」~江國香織さん

読んだ本の印象をしばらくぶりで書いてみたいと思います。

江國香織さんの新刊の「抱擁、あるいはライスには塩を」(集英社)です。
大好きな作家さんなのですが、「がらくた」という小説を読んだときにどうかな?って感じて、しばらく遠ざかっていたのですが久しぶりに手にとってみました。

江國さんの本で初めて読んだのが「きらきらひかる」。そして「ぼくの小鳥ちゃん」は江國さんの中で一番好きな小説で、これまで私が読んだ本の中でも一番好きな本なんです。

「抱擁、あるいはライスには塩を」は、感じいるものがありました。

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かなり大きな屋敷に住む家族の物語です。
章ごとに家族のそれぞれの視点で文章が綴られています。
時代を行きつ戻りつしながら、他の人のまなざしを通じた登場人物が少しずつ語られ、お互いの関係を含めた人物像が浮かびあがってきます。

その家族は独特な価値観を持ち、世間一般の常識とはかなり異なった生活をしています。
ある機会にその家族の中に飛びこんだ女性が感じる違和感、さらに家族の子供たちが世間に接したときの違和感や苦悩が描かれています。現実にも価値観の違いにとまどうこともあると思いますが、小説ではそこを深く掘りさげているって感じです。

テーマとは別に、その場にたたずむ日常の風景の描写力が秀逸です。文字の表現ながら五感で感じられるような文体は江國さんの得意とするところかなって思います。

by momokororos | 2010-12-09 23:13 | 読書 | Comments(2)
2010年 07月 22日

国際児童文学館、そして大阪府立中央図書館

図書館が大好きで、行くさきざきで図書館に訪れています。

よく行く関西では雑貨屋や本屋、カフェなどを巡っているのですが、
お店の開いていない午前中は、図書館で絵本を読んでいたりします。
大阪ではよく行く堀江に近い西長堀駅直結の「大阪市立中央図書館」がお気にいりです。
暑いときも雨のときも便利な駅直結の図書館、他にあれば行ってみたいなって思います。

先日関西を訪れていて、
前々から行ってみたいと思っていた大阪の「国際児童文学館」に訪れました。
国際児童文学館は万博記念公園にあったのですが、前に橋下知事の国際児童文学館の閉鎖移転の計画があることを知って「えっ~」と思っていた図書館だったのですが、行ったことのがなかったので、実際に訪れてみたいと思っていました。

調べてみたら、
万博記念公園の施設は12月末に閉鎖され、荒本駅近くの大阪府立中央図書館に移転していました。荒本駅は聞いたことのない駅でしたが、大阪市営地下鉄の中央線の長田駅から1つ先の近鉄の駅でした。大阪にいるときは1日乗車券を使っている私としては、市営地下鉄の範囲で行けるとうれしいのですが、長田駅から歩くと1000mは暑い時期はちょっとつらいですね。

荒本駅で降ると、緑の少ない大通り。木陰があれば図書館がもっと魅力になるのになぁって。
しばらく歩き、道を渡り「カルフール東大阪」を通って逆の出口から出ると、
道をはさんだところが大阪府立中央図書館でした。

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公共の図書館としては蔵書数が一番多い図書館だそうです。
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図書館の本館の横に国際児童文学館がありました。

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万博記念公園にあった70万冊の所蔵の児童書を移転したということでしたが、
開架のスペースが蔵書数に比べてあまりに小さいかなって思いました。
訪れたときは祝日の午前中で、初めは私だけでしたが、であとから2、3人来館してました。

窓の外には緑があふれ、静かに絵本を読むにはいい空間です。
70万冊という蔵書は東京上野にある「国際子ども図書館」よりもかなり多く、スタッフさんの知識も豊富かなって思うので、仲良くなっていろいろ教えてもらいたいなって思っています。

そのあと、大阪府立中央図書館の児童書のコーナーに行ってみたのですが、
とっても広いスペースに絵本や児童書が充実していて、いままで見た図書館の児童書のコーナーの中では一番広く、窓の外にあふれる緑もよかったです。国際児童文学館の何十倍ものスペースと、1階という好スペースってこともあって、訪れて人もたくさんでした。国際児童文学館の紹介も見かけられなかったのでちょっと惜しいなって思いました。
児童文学や中央図書館では、かなり長い時間を過ごして、素敵な絵本や本を見つけました!

駅から図書館の途中にある「カルフール東大阪」の4階には、名古屋で有名なカレーうどんのお店「若鯱家」さんが入っています。好きなカレーうどん屋さんなので食べていこうか迷いましたが、他に食べたいものがあったので今回はパスしました。
若鯱家さんは東京や大阪にもあります。名古屋のお店が一番おいしいかなって思います。

by momokororos | 2010-07-22 22:45 | 読書 | Comments(4)
2010年 03月 21日

「ゑげれすいろは人物」~川上澄生さんの版画

東京青山の「COW BOOKS」さんは素敵な本屋さん。
中目黒のお店が本店なのですが、青山にもお店があるっと知ってから行きやすさとあわせて、よく訪れる雑貨屋さん、絵本屋さんもあって青山のお店へ寄ることが多くなりました。
http://www.cowbooks.jp/

先日お店を訪れたときにお店の本をいろいろ見ながら店長さんと話していたのですが、私が好きそうな本が中目黒のお店にあったとのことで青山のお店に持ってきてくれていました。少し前にCOWBOOKSさんのスタッフさんと、河井寛次郎さんと棟方志功さんの話題で盛りあがっていたことがあるのですが、棟方志功さんとかかわりのある作家さんの本でした。

「ゑげれすいろは人物」川上澄生、龍星閣

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「ゑげれす」とはイギリスのこと。さまざまな職種の名称が英語で、その説明が日本語と挿絵の版画で描かれています。昭和28年発行の川上澄生さんのとっても魅力的な本です。
ゴッホの絵に感動し画家をめざしていた棟方志功さんが、川上澄生さんの版画を見て感銘を受けて版画の制作へ転向されたそうです。

「運転手」

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「先生」

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みずからを「へっぽこ先生」と称する川上澄生さんの数少ない自画像だそうです。

「盗賊」

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巻末の解説は「柳宗悦」さんです。

川上澄生さんは、版画の素敵さに加えて言葉からも本質的なものを感じます。素晴らしいなって思う気持ちとともに、この時代の本やその時代に生きた人たちの想いの深さやつながりをあらためて感じます。
この本を読んだあとに、偶然にも川上澄生さんの素敵な作品に触れる機会があったので、続けて書きたいと思っています。

by momokororos | 2010-03-21 22:43 | 読書 | Comments(2)