みちのくの都の栄華「平泉展」~東京世田谷美術館

岩手の平泉にある中尊寺。
昔、雨のしたたる梅雨時に訪れたことがあって、
山を登り見た金色堂のまばゆさは今でも忘れません。
金色堂もその中に収められている仏像も金色一色なんです~

東京の世田谷の世田谷美術館で、今開催されている「平泉」の展示会を見にいきました。
東急田園都市線の用賀駅から歩いて15分くらいのところにある砧公園内にある世田谷美術館。
砧公園までの道はうまく散歩道として整備されており、15分という道のりを感じさせません。
砧公園は大きな公園で、少し早い桜の花見や家族連れで遊ぶ姿やワンちゃんの散歩など
思い思いの休日を過ごしています。

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その奥に、世田谷美術館があります。

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「平泉」の展示は1階と2階に分かれて展示されており見ごたえ十分です。
国宝も目白押しです。

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「国宝 中尊寺金色堂西北壇壇上諸仏」(岩手・中尊寺金色院)

金色堂の西北壇にある仏像11体が揃って展示されています。
金色堂と同じく黄金色に輝く仏像はまばゆいばかりです。
パンフレットの写真にあるのが11体の仏像の写真です。
金色堂の内部の巻柱という美しい柱の復元模造も展示されていましたが、
素晴らしいの一言です。

今回、展示では、子供向けのパンフレットの用意されていて、
とってもわかりやすく解説されていて、これは大人でも重宝する感じです。

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「国宝 金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅図」(岩手・中尊寺大長寿院)

なんのことかさっぱりかもしれませんが、絵の中にある塔の線画が、
お経の文字で書かれていて、1つの塔が描かれているのです。
見なくてはわからないかもですが、すごいです。
子供パンフレットの左下部の写真があります。


「国宝 紺紙金銀字一切経」(和歌山・金剛峰寺)

これは中尊寺経といわれて、
紺色の紙に金や銀の文字でお経が書かれていて、見返絵という絵もつけられていて、
この絵も素晴らしいです。
子供パンフレットの左下部に写真があります。

そのほかにも国宝たくさんの展示でしたが、
印象に残ったものとして、
「二天立像」(岩手・立花毘沙門堂(万福寺))の持国天と増長天の仏像です。
このポーズと動きはちょっと見入ってしまいました。
「平泉」のパンフレットの裏の上部の左右に写真があります。

図録を買ったのでゆっくり見ていきたいって思っています。

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帰りは日が落ちてすっかり寒くなっていましたが、空に光が残るなか、
砧公園の2、3分咲きの桜を見ながら帰りました。

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「特別展 平泉 ~みちのくの浄土~」
■2009年3月14日(土)~4月19日(日)
■世田谷美術館
■休館日: 月曜日
■開館時間: 午前10時~午後6時(入場は閉館の30分前まで)
■交通案内:http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html
■http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html
by momokororos | 2009-03-30 23:13 | 展示会 | Trackback | Comments(0)


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