『あるきだした小さな木』〜素敵な児童書(其の二)

これまで絵本を読むことが多かったですが、最近は児童書も読んでいます。

図書館で読んでいていいなって思った1冊。テルマ=ボルグマン=ドラベスさん作で、シルビー・セリグさんが絵の『あるきだした小さな木』。

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パパとママの木のそばの、ちびっこの木。飛べる小鳥が憧れ、人間の男の子や女の子に興味をいだく。木を揺すり根っこを抜き歩きだし、ある土地に居すわった木の運命は...先を読みたくなる物語で絵もきれいです。

読んだあとに、学芸大学の流浪堂さんを訪れて、流浪堂のご夫妻に『あるきだした小さな木』のことを話したところ、流浪堂ご夫妻も大好きとのこと。
お店に置いてあって出してきてもらいました。出してきてもらったというよりお店に入ったところに飾られていました。常に常備するようにしているという程、好きな児童書みたいで、店長さんはこの本のことをどこかに書いているみたいです。今度訪れたときに聞いてみたいなって思います。

児童書は、絵本屋さんで紹介されたときにときどき手にいれていましたが、知り合いに小学校にあがったばかりのお子さんがいて、どんな児童書がよいのだろうかって、図書館で読みはじめました。

読み聞かせではなく、子どもが自分で読める字の大きさやどんな内容がいいのか最初はまったくわかりませんでした。よく行く姫路のおひさまゆうびん舎さんで小学校1年生が読める本はかなり字が大きいということを教えてもらいました。小学校1年生の教科書の字をみたらびっくりするほど大きかったです。絵本の字が小さいので、小さな字でも自分で読めると勘違いしていました。

前にブログに載せた、いとうひろしさんの『おさるのまいにち』もそんな1冊です

いまや自分がはまるほど児童書を読んでいるのですが、いいなって思う児童書も絵本とともに紹介していきたいと思います。

「『おさるのまいにち』〜素敵な児童書」〜2016年10月6日の日記
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by momokororos | 2016-10-30 22:20 | | Trackback | Comments(0)


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