日常の風景の魅力〜小沼丹さんの『小さな手袋/珈琲挽き』

小沼丹さんの本を初めて読みました。
『小さな手袋/珈琲挽き』の随筆です。

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日常の当たり前の風景を淡々と語られているので、物足りない気持ちで読み始めていたのですが、いつのまにか惹きこまれていました。

庄野潤三さんの随筆と同じような印象をいだいたのですが、小沼丹さんと庄野潤三さんは飲み友達であり庭のお花の便りを交わしあう友達でした。

お花や草花に小鳥の話しに、お酒や、鰻に泥鰌などの食べもの話しがでてきます。

でてくる山茶花、木蓮、椿のお花は家の庭にも咲きますし、四十雀(しじゅうから)、目白、鵯(ひよどり)も鳥も家の庭にきます。文鳥は飼っていたこともあるので親近感を覚えます。
一時期、東京の昔からの酒場にはまったことがありますが、小沼さんの文章に新宿の歌舞伎町にある樽平さんもでてきます。


また庄野英二さんの『にぎやかな家』のことも紹介されていて読んでみたいと思ったのですが、お部屋の積まれた本の中に庄野英二さんの文字がふと見つけました。

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同じ庄野英二さんで、英二さんは庄野潤三さんのお兄さんでした。長新太さんのイラストに惹かれいましたが、読むのが楽しみになりました。

読み始めはどうかなって思った小沼丹さん。お花や小鳥、お酒の話しがでてきて楽しくなりました。
井伏鱒二さんや小山清さんの話しもでてきて、小沼丹さんの本をもう1冊読んでみようかなって気持ちになっています。

by momokororos | 2016-10-17 22:14 | | Comments(0)

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by ももころろ