鉱石ラジオの魅力

少し前ですが、中目黒のdessinさんで見ていた本にこんな写真が載っていて魅力にとりつかれました。

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この写真が載っていたのは、『澁澤龍彦 夢の博物館』。後日訪れたときに、dessinさんにまだこの本が残っていたので購入しました。

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鉱石ラジオとは、鉱石の結晶をもちいたラジオで、電源いらずで電波を受信できるそうです。

この写真の鉱石ラジオは、小林さんが作られたものとのことで、小林さんが書いた『みんなの鉱石ラジオ』の本も手にいれました。

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いろいろな鉱石ラジオの写真も載っています。

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戦前当たり前のように使われていた鉱石ラジオのラジオのモノとしての魅力や、結晶をイルミネーションしたり、真空管で構成されたりと光も魅力です。
真空管のあたたまって真空管に灯りがともるまでの時間とやわらかな灯りが好きです。

家の真空管アンプです。

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人のとモノとの関係にあらためて思いが巡ります。

鉱石ラジオで、どこかの発信元の電波の周波数に手動であわせ、遠い見果てぬ発信元に想いをめぐらせたいです。
ずっとラジオから離れていましたが、古い時代のラジオは持ってみたいなって思っています。

再掲になりますが、
この前読んだ、二階堂奥歯さんの『八本脚の蝶』のラジオの魔法的な魅力のくだりです。

ましてやラジオは。
初めてトランジスタラジオを持ったとき、神秘的な音の箱が手の中にあるような気がした。実際に聞こえるのは歌謡曲やDJのおしゃべりであっても、可能的にはその箱が受け取るのは遠く見果てぬどこかからの呼びかけなのだ。
その頃ラジオは、今私の目に見えるものとは違って見えた。もっと科学は魔法と未知の世界の気配をただよわせていた。
[二階堂奥歯、『八本脚の蝶』より]

折りしも、アンソニー・ドーアさんの『すべての見えない光』の本の中に、ラジオの話しや鉱物学館、鉱物学者もでてきて、ますますラジオの魅力に惹かれています。

by momokororos | 2016-09-22 11:22 | | Comments(0)

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by ももころろ