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2015年 07月 15日

立原道造さんと深沢紅子さんのこと

部屋の本を探していたら、立原道造さんの『盛岡ノート』がでてきました。

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ずっと昔に大阪豊崎の iTohenさんで手にいれた1冊。
装画は深沢紅子さんでした。

立原道造さんは、かつて東京根津にあった立原道造記念館を訪れて好きになった詩人さん。深沢紅子さんは去年と今年に盛岡にある「野の花美術館」を訪れて好きになった絵描きさん。

『盛岡ノート』には、中津川のこともでてきます。

「僕は、きょう 中津川の川べりをちらりとひと目見た あの古い橋桁の上を いつか向岸に渡って見よう 河原にも おりていってみよう いまは咲いていない いろいろな花たち」
[立原道造、『盛岡ノート』より]

立原道造さんと深沢紅子さんは親交があったそうです。
この前盛岡を訪れたあとに、こんな本も見つけました。
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冒頭に、深沢紅子さんのこんな文章が引用されています。

ーこの頃、多くの人々が立原道造研究をしています。ほとんど実際には彼を知らない人達が多いようです。研究というものは、そういうものかもしれません。彼が亡くなって早四十年を過ぎようとしている今、彼を知っていた人々もすでに年老いたというより仕方ありません。正直に、あやまちなく、純粋に、ささいな事でも彼の話を伝え残すことが、友人の義務とも責任とも思っています。 ー紅子ー
[佐藤実、『深沢紅子と立原道造』より]

洋画家深沢紅子は当時三二歳、既婚者ではあったがモガ・モボの時代を生きる芸術家である女性として甚だ魅力に富んで、世間の人々には映えていたに相違なく、これが立原をも魅きつける要因であったのであろう。
[佐藤実、『深沢紅子と立原道造』より]

大好きな立原道造さんと深沢紅子さん。立原道造さんにとって深沢紅子さんは恋心にも似た憧れの存在だったかもです。
素敵です。

by momokororos | 2015-07-15 23:25 | | Comments(0)


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