金沢慕情(其の五)~桜橋と室生犀星さん

この前、金沢を訪れたときに、桜橋を訪れてみました。
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犀川は広くて気持ちがいいです。

金沢市内を流れる2つの大きな川のうち、犀川は男川といわれ広くおおらか、浅野川は女川といわれ情緒的な川です。

犀川のことを話題にしている作家さんは何人かいますが、犀川のほとりに住んでいた室生犀星さんがその1人です。

室生犀星さんの『つくしこひしの歌』という本がありますが、こんなくだりがでてきます。

只今おてがみを読み驚きました。こちらにとうにいらっしていたことを初めて知りました。わたくし、七時半には桜橋の土手のうえにまいり、桜橋の方に向いて歩いて行くことにいたします。
[室生犀星 『つくしこひしの歌』より]

犀川にかかる桜橋は、室生犀星さんの伴侶のとみ子さんと犀星さんが初めてデートをした橋です。

『つくしこひしの歌』は、講談社文芸文庫の室生犀星さんの『あにいもうと 詩人の別れ』の中にはいっています。

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by momokororos | 2015-06-03 21:38 | | Trackback | Comments(0)


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