室生寺の魅力~会津八一さんの歌

奈良室生寺。
素敵なお寺で5、6回訪れています。

こちらは2年くらい前の新緑の季節の室生寺です。
e0152493_1294847.jpg

会津八一さんは奈良のことを詠んだ歌が多いのですが、室生寺を詠んだ歌があります。
e0152493_1294552.jpg

『自註鹿鳴集』の中に、『南京新唱』が入っています。

みほとけの ひぢまろらなる やははだの
あせむすまでに しげるやま かな 
[南京新唱 会津八一]より
        
(み仏の肘まろらなる柔肌の汗むすまでにしげる山かな)

「ひぢまろうなるやははだ」が「あせむす」なんて表現は官能的です。

仏像に人間的な親しみをこめた形の表現や言葉の表現をすることがあって、私自身も親しみを感じます。

この仏は十一面観音立像のことだと解釈する説があります。

こちらは十一面観音さまが入っている金堂へあがる鐙坂です、
e0152493_1295120.jpg


ささやかに にぬりのたふの たちすます
このまにあそぶ やまざとのこら
[南京新唱 会津八一]より

(ささやかに丹塗りの塔の立ちすます木の間に遊ぶ山里の子ら)

こちらは室生寺の五重塔を詠んでいる歌です。「ささやかに」とは、小さな五重塔を表現したものです。

五重塔です。
e0152493_1295456.jpg

e0152493_1295815.jpg

室生寺のけやきの森はかなり素敵です。
e0152493_1210018.jpg

by momokororos | 2015-05-30 12:09 | | Comments(0)

かわいいもの、ちいさなものが大好きです


by ももころろ