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2014年 01月 24日

「紅のちから」~岡部伊都子さんの本

先日に続き、岡部伊都子さんの本の話題です。

「紅のちから」
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タイトルにも表紙の色にも惹かれました。

ちょっと長いけど、好きなくだりを引用します。

うるわしく気品高い紅染のきものを、わたくしは志村ふくみさんの作品で何度か見せてもらった。色白の若い女性だったら、一度は身につけてみたいと思うであろう美しい反物。
(中略)
山形の土質が、良質の紅花を育てたため、いつしかこの地が全国最多産の里となった。中世末期から明治初期まで最上川を多くの紅花舟が通った。ほとんどが江戸や京大阪へ送られ、友禅染の染料や、口紅などとなったようだ。「この美しい紅も土地の女性にはとても使えなかったでしょう」
(「紅のちから」より)

文中にでてくる最上川の河口は酒田の街。ここから北前船で米や紅花が上方に送られ、代わりにお雛様などの上方文化がもたらされました。
東日本のお餅がほぼ角餅であるのにもかかわらず、酒田や鶴岡が丸餅なのは、上方文化がはいってきた影響です。

岡部さんが言う志村ふくみさんの紅染の着物が、どんなものか想像できないのですが、志村さんの染めた糸で織られた紅のきものは見てみたいです。

岡部伊都子さんの本。京都やお寺などの話題の本もいろいろあり、好奇心をくすぐります。

by momokororos | 2014-01-24 23:17 | | Comments(0)


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