東京神楽坂。
坂道に点在する石畳の路地が魅力で、おいしいお料理を堪能できる素敵な街です。 京都の雰囲気ともまた違う魅力が溢れます。 一時期、神楽坂の魅力にはまってしまい、食べ歩きや雑貨にカフェを楽しんでいました。 最近は少しだけ寄ることはあっても、じっくり街を楽しむことはご無沙汰していました。 久しぶりに、神楽坂を楽しもうと降りたちます。 小耳にはさんだお店でお昼を食べようと思っていました。 東西線の神楽坂駅で降りて、坂をくだり毘沙門天に寄ります。 前に80歳くらいのおじいちゃんが毘沙門天にいて、神楽坂を案内してもらったことがあります。 かなり名物なおじいちゃんだそうなのですが、今回は残念ながら会えませんでした。 毘沙門天の脇の道をはいって、お蕎麦屋さんの「蕎楽亭」さんを過ぎて、 検番(東京神楽坂組合事務所)近くに目指すお店があるはずなのですが見つかりません。 場所は間違っていないはずなのですが、看板すら見つかりませんでした。 最後のツメが甘くてお店を探しきれないのはいつものことなんです。 ちなみに検番とは、芸者への取次ぎ、花代の勘定の管理をする事務所のことです。 花街ならではの神楽坂です。 結局目当てのお店は探しきれず、ほど近い「鳥茶屋別亭」さんへ。 2年ぶりくらいでの再訪です。 雰囲気がとってもいいお店で、仲居さんもお会計の人も丁寧な応対で気持ちがいいお店です。 ここの親子丼、甘めが少なくお上品な味なのですが、久しぶりに堪能しました。 「親子御膳」というセットでいただきます。 デザートのシャーベットもつきます。 量も多くてお腹いっぱいになり、かなり満足度が高いです。 鳥茶屋別亭さんの前の路地は雰囲気があります。 お店を出て、飯田橋の方に下ります。 うつわのお店「La Ronde d'Argile(ラ・ロンダジル)」さんに寄ります。 とってもおちついたお店です。 ちょうど今「あひろ屋 手ぬぐい店 Vol.4」が開催されており(7月18日(土)まで)、たくさんの手拭いが置いてありました。ハンカチの代わりに手拭いを持とうかなって最近思っていて、いい手拭いがあれば買おうと思っていたのですが、ココロときめく柄はありませんでした。 大通りに出て再び神楽坂を横切り、芸者新路沿いにある和雑貨のお店「古今(ここん)」さん。 前にスペインの作家さんの小風呂敷を買わせていただいたことがあります。 お店では見たことのない夢二デザインの布の浴衣があったので聞いてみると、 伊香保の夢二美術館で売られているデザインの生地だそうです。 ここでも手拭いや風呂敷を見ていたのですが、いい感じのがありませんでした。 鎌倉の御成町にもお店ができているみたいなのですが、 この前、鎌倉の御成町も歩いていたときには気がつきませんでした。 そのまま行くと本多横丁です。この通りは飲食のお店が軒をつらねています。 お昼どきは近くのサラリーマンや観光客がいりまじってとってもにぎやかです。 本多横丁を抜けて旅館「和可菜」さんの路地に入ります。 いつのまにかお隣りがさらちになっていたのにはびっくりです。 この路地は情緒溢れる小路なんです。 和可菜さんは、小説家や脚本家や映画監督が宿泊するところで有名です。 前に和可菜さんをことを書いた「 神楽坂ホン書き旅館」(黒川鐘信、NHK出版)を読んだのですが、とってもよかったです。今は新潮文庫からも出ています。 黒川さんが最近出した本があります。 「神楽坂の親分猫」(黒川鐘信、講談社) しばらく前に買っていながら、まだ読んでなかったことを思いだしました。 これを機会に読みます! 神楽坂は本当に猫が多い街なんです。 猫にとって住みやすい町は人間にとっても住みやすい町なんですよね。 再び表通りに出て、神楽坂上交差点の近くにある喫茶「パレアナ」さんへ。 神楽坂に通っていた時にはかなりの頻度でお邪魔していたのですが、 ほんとご無沙汰してしまっていましたが、覚えていてくださってました。 店長さんと、神楽坂や本やお花のお話しなどしていたのですが、 窓辺の外にあるのが「おかめづた」、入口には「風知草」などが涼しげです。 風知草は大好きで何度か育てていたのですが、枯らしてしまっています。 店内にほおずきが飾られていたので、神楽坂のおずき市の日取りを聞いてみたのですが、 阿波踊りのお祭りの前の、7月22日、23日だそうです。 ちなみに、神楽坂の阿波踊りは、7月24日、25日です。 ほおずきから、風船蔓(ふうせんかずら)を思いだして、種がかわいいんですよね、と話したら、 お店の外にもあるとのこと、さらに種をとっていらして種をもらってしまいました。 ちょっとボケてしまいましたが、こんな種なんです。 実際に種を見るのは初めてです。 本当にハートの模様なんですね。お猿の顔とも言われているそうです。 だいぶ長居をしてしまい、散歩を再開です。 表通りをさらに上り、おなじみの風呂敷屋さんへ。ところが見つかりません。 再び戻って探すが見つからず、諦めかけてたのですが、道の反対側にありました! 風呂敷屋「やまとなでしこ」さん お店の方に聞いてみると、しばらく前に店舗を移動したとのことでした。 風呂敷はかなり持っているのですが、素敵な小風呂敷を2枚お土産に買いました。 そのままさらに坂を上り、神楽坂駅を過ぎた先に「AYUMI GALLERY」さんがあります。 神楽坂に来たときには、いつも寄らせてもらっているのですが、 古民家の素敵なギャラリーなんです。 今は「文字と旅」という展示会が開催されています(7/15(水)まで)。 カリグラフィーの表現で、いろんな手書きの文字で表現された作品が並んでいます。 出品者の1人の方と熱い会話をさせていただき、とっても楽しかったです。 やっぱり神楽坂はとってもいいです。 あらためてまた通いたいなって気持ちが高じています。
by momokororos
| 2009-07-12 23:24
| グルメ
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Comments(5)
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torinouta-sakura at 2009-07-13 19:32
神楽坂いいですね。何度かお散歩しましたが、
本当にmomokorosさんのお店選び素敵です。 知らない場所ばかりです。 うつわのお店ラ・ロンダジルさん気になります。 鎌倉でも手拭い屋さんがありました。お店の中には入らなかったのですが… 風船蔓の種かわいいです♪
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momokororos at 2009-07-13 21:46
sakuraさん、こんばんは。
神楽坂はその昔歩いていたらどこからか三味線の音が聴こえて憧れの街になりました。晴れているときはもちろんですが、雨と石畳はとっても素敵な組みあわせです。 神楽坂には、うつわのお店が何軒もあるのでお気にいりのところを見つけるのもまた楽しいかもです。 古都の鎌倉も手拭い屋さんが似合いそうですね。
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midorizaka at 2009-07-15 19:20
神楽坂には行ったことがないんです。
ぜひ行ってみたいと思いました^^
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momokororos at 2009-07-16 12:59
midorizakaさん、こんにちは。
神楽坂はとってもいい街です。文化的な薫りも感じます。ただ散歩するだけでも楽しいです。お花の素敵な器も見つかるかもしれませんね。
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at 2009-07-17 14:55
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