素敵なモノみつけた~☆

momokoros.exblog.jp
ブログトップ
2009年 05月 13日

「空中ブランコ」~人の弱さといとおしさ

少し前から読んでいた本なのですが、素敵な本を紹介します。
奥田英朗さん著者なのですが、初めて読む作家さんなんです。

「空中ブランコ」奥田英朗、文春文庫

e0152493_22554576.jpg


初め電車の中で読んでいたのですが、どうしても笑いが抑えられず読むのを諦めて本をとじました。
続きを図書館で読んでいたのですが、声をあげて笑いそうになったので読むのを諦めました。

伊良部総合病院の神経科ということころの精神科医の伊良部医師が主人公の小説です。
子供じみた奇想天外な言動を振る舞いで訪れる患者はとまどうばかり。
問診も治療もかなりおかしな方法を提案してきます。
看護婦もかなり特徴あって普通の病院とは思えない雰囲気です。
1度訪れて2度と来たくないって思いながらも、再び2度3度と訪れてしまう患者たち。
ドタバタで下ネタな表現もあるのですが、
その伊良部医師から発せられる言葉と行動には、瞬間的には世間一般から見るとおかしいって感じを受けるものの物語を読み進めていくうちに、強く共感を覚えてしまう素敵な作品です。
人にとって幸せとはなんであるかを考えさせる小説だと思います。

「空中ブランコ」に続けて、「イン・ザ・プール」という伊良部シリーズ1作目の本を読みました。

「イン・ザ・プール」奥田英朗、文春文庫

e0152493_2314819.jpg


いろいろな患者ごとの話しが、章だてされているのですが、
女性にとっては「うーん」って感じの話しも載っているにもかかわらず楽しく読めました。

昨日本屋さんで伊良部シリーズの3作目の文庫が出ているのを見つけて、早速読み始めました。

「町長選挙」奥田英朗、文春文庫

e0152493_2361822.jpg


やはり、笑いを抑えることができません。
自分が抱いている気持ちの心底に触れたって感じで、苦笑っていうのが本当かもしれません。

さまざまな人が持ちこむ症例に、
人間ってこんなも繊細で弱くて滑稽だけど、いとおしいって気持ちを感じる素敵な読後感の本です。

発売順では、「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」「町長選挙」の順ですが、
私は「空中ブランコ」が一番のおすすめかなって思います。

by momokororos | 2009-05-13 23:24 | 読書 | Comments(2)
Commented by midorizaka at 2009-05-14 17:13
こんにちは。
奥田英朗は私も気になってました。
抑えることができないくらい笑えるっていいですね!
「空中ブランコ」が一番のおすすめとのこと。
ガッテンだ。
Commented by momokororos at 2009-05-14 22:11
midorizakaさん、こんばんは。
本は、自分の思いこみっていうのがあってなかなか新しい作家さんの本を読めないことが多いのですが、この本は書店で出会って面白かった本の1つんなんです。
楽しめるといいですね!


<< 「ふわふわくんとアルフレッド」...      「Wynken, Blynke... >>